飲食店でバイトをすると、メニューが多くて名前や値段が覚えられませんよね。
メニューを覚えるのが大変…
メニューを覚えていないとお客さんから質問された時に困るし、申し訳ない気持ちになります。
できることなら早くメニューを覚えて、質問にもスラスラ答えられるようになりたいですよね。
実は、メニューを覚えるのに記憶力は必要ありません。
ちょっとしたコツを掴むことで、誰でも自然に覚えられるようになります。
そこで今回は「飲食バイトでメニューを覚える方法」についてご紹介します。
メニューが覚えられなくて苦労しているという人は、覚え方を工夫してみましょう。
1)声に出して覚える
メニューを記憶したつもりでも、頭の中で想像するだけでは覚えられません。
記憶に定着させるには、声に出してアウトプット(出力)することが大切です。
お客さんから注文を受けたら、伝票に書いて終わりではなく、必ず声に出して復唱してください。
声に出すことでお客さんに確認してもらうことができるし、記憶にも定着しやすいです。
キッチンに料理を伝えるときもメモを渡すのではなく、「ハンバーグセット入ります!」のように、声に出して伝えるようにしましょう。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、何度も声に出していることで慣れます。
スラスラとメニューを言えるようになる頃には、バッチリ記憶していることでしょう。
2)定番メニューだけ覚える
ファミレスやカフェなど、メニューの種類が豊富なバイト先があります。
すべてのメニューを暗記するのは大変だし、時間もかかります。
新人の頃からすべて覚えるのは至難の業です。
そこで、まずはよく注文される定番メニュー(人気メニュー)から覚えるようにしてください。
定番メニューは多くの人が注文するため、接客で聞かれやすいです。覚えておけば大多数の質問に答えられるため、困ることはありません。
お客さんの質問に答えられるようになれば、心にも余裕ができます。
その他のメニューも覚えられるようになるでしょう。
3)カテゴリーごとに覚える
飲食店のメニューは豊富にあるため、カテゴリーごとに覚えてください。
同じカテゴリーの商品を一緒に覚えることで、整理しやすくなります。
たとえば、前菜、メインディッシュ、デザート、ドリンクなどにわけることができます。
同じハンバーグでも「チーズ入りハンバーグ」「和風ハンバーグ」のように商品が異なりますが、細分化していれば負担になりません。
「今日はハンバーグだけ覚える」「明日はサラダだけ覚える」のように決めれば、少しずつ覚えられるようになるでしょう。
4)難しいメニューは書いて覚える
レストランでは長い料理名や、カタカナや英語だらけのメニューがあります。
パッと見て覚えようとするのは難しいし、長い文字列を見ると頭の中で混乱してしまう人もいるでしょう。
そこで大切なのが「書く」という動作です。学校のテスト勉強をする要領で、ひたすらノートにメニューを書き出してください。
見て覚えるだけだとあいまいに記憶されることもありますが、実際に書いて覚えることで、記憶に定着されやすいです。
何度も繰り返し書くことで、難しいメニューも覚えられるようになるでしょう。
5)メニューを写真で覚える
ただメニュー表にある文字の羅列を見ても覚えるのは困難です。
具体的にどんな料理かイメージできないため、記憶に残りません。
そんな時は写真を見て覚えるようにしてください。
写真があれば想像しやすくなるため、覚えるスピードが早くなります。
メニュー表の写真でも良いし、ホームページに掲載されている写真でも構いません。
どちらもない場合は、料理名をネットで検索してください。
レシピや似た料理の写真がでてくるため、それを覚えても良いです。
もし、メニューの写真を撮影しても良いのであれば、スマホのカメラアプリで撮影してください。
写真を撮るという動作をすることで、更に覚えやすくなるでしょう。
6)メニューを略して覚える
レストランの料理名は長いことが多いです。
セット名やキャッチコピーなどが入ることもあるため、覚えるのが大変です。
メニュー表に書かれてある言葉をそのまま暗記するのではなく、自分なりに略して覚えるようにしてください。
たとえば、デミグラス・ハンバーグAセットという料理名であれば、「デミハンA」または「DBA」のような覚え方をします。
照焼チキンなら「テリチキ」、アップルパイなら「AP」、アイスキャラメルラテなら「アイキャラテ」など、短くできます。
ファストフード店など、バイト先で共通の略語を使っている場合もあるため、略語で覚えるのもありです。
長いメニュー名もゲーム感覚で略していくと、楽しんで覚えることができるでしょう。
7)特徴だけ覚える
料理名を覚えるのが難しい場合、特徴だけ覚えてください。
料理の特徴が頭に入っていれば、料理の名前も思い出せるようになります。
たとえば、「トマトソースがかかっているパスタ」であれば、「アラビアータ」や「ナポリタン」が考えられます。
そこから「ナスが入っていたから、ナスのアラビアータ」とか、「ツナが入っていたから、フレッシュトマトの和風パスタ」など連想することも可能です。
料理の特徴やキーワードを元に料理名を想像していけば、覚えやすくなるでしょう。
8)会話しながら覚える
一人でメニューを覚えようとしても、集中力が続かなかったり、飽きたりして覚えられない場合があります。
一人で黙々とメニューを覚えるのが辛い人は、バイト仲間の力を借りてメニューを覚えるようにしてください。
バイト仲間に「どんな料理がよく注文されるのか?」「この料理はどうやって作られているのか?」など、メニューに関する質問をするのです。
バイト仲間と喋っていても、仕事に関することなら怒られません。
むしろ、積極的に仕事のことを知ろうとしていると評価されるでしょう。
メニューの話をしながらバイト仲間とコミュニケーションを取ることができれば、チームワークの強化にも繋がります。
9)ゲーム感覚で覚える
ゲーミフィケーションという言葉をご存知でしょうか?
ゲーミフィケーションとは、ゲームに使われている構造を仕事や勉強で応用することを指す用語です。
メニューを覚えるという作業も、ゲームに置き換えることで、覚えやすくなります。
たとえば、「ドリンクメニューを覚えたら1点、フードメニューをなら2点、セットメニューなら3点」というように、点数をつけていきます。
バイト終わりに覚えたメニューをスマホに記録していき、翌日に答え合わせをします。
「10点溜まったら缶コーヒーを買う、20点溜まったらコンビニでスウィーツを買う」などとご褒美を用意することで、覚える意欲も湧いてきます。
このようにゲームの仕組みを取り入れることで、楽しく覚えられるようになるでしょう。
10)予習・復習して覚える
バイトで覚えたことも、家に帰ると忘れるということはよくあります。
記憶に定着させるためにも、その日覚えたメニューはノートに書き出して、忘れないようにしてください。
もし、書くのが面倒だという時は、スマホの音声録音機能を使い、覚えた言葉を記録していくのもありです。
そして記録したデータはバイトに行く前に見返しましょう。
改めて確認することで、曖昧な記憶を蘇らせることができます。
バイト前に予習をしていれば、本番で忘れるということはありません。
物覚えが悪いという人でも、予習・復習を繰り返していけば、自然に覚えられるようになります。
メニューをすべて覚える必要はない
メニューを覚える時に大切なことがあります。それは「すべて覚えようとしない」ということです。
覚えていると仕事はやりやすくなりますが、数十~数百になるメニューをすべて覚えるのは現実的ではありません。
しかも、始めたばかりの新人が無理に覚えようとしてもパンクしてしまいます。
バイトは学校のテストと違います。
100点を取る必要はないし、取れなくてもクビになることはありません。
もし、接客中に覚えていないメニューについて聞かれたら、すぐ店長や知っている人に聞いてください。
お客さんを待たせることになりますが、知ったかぶって答えるよりマシです。
すべてのメニューを覚えなくても臨機応変に対応していれば、トラブルは避けられるでしょう。
メニューを覚えるのは慣れの部分も大きい
メニューを覚えられるか否かは慣れの部分も大きいです。
いくら物覚えが悪い人でも、毎日バイトをしてメニューに触れていれば嫌でも覚えられるようになります。
逆に言えば、週に1回とか2回しかバイトに行かないようなシフトだと、覚えてもすぐ忘れてしまうかもしれません。
早くメニューを覚えるためにも、新人の頃はできるだけ多く出勤するようにしてください。
シフトを増やして経験値を積めば、バイトにも慣れてきます。
バイトに慣れればメニューを覚えることも簡単です。
長く働けば新メニューができてもすぐ覚えられるようになります。
いつしか「物覚えが悪い」ということも感じなくなっているでしょう
まとめ
メニューが多い飲食店だと覚えるのも大変ですが、できることから少しずつ始めることで、次第に覚えられるようになります。
飲食店のメニューを覚えるときは、あなたに合った方法から取り組んでみてください。
まずは定番メニューから覚えてみます
新人の頃は定番メニューやよく注文されるメニューから覚えるようにすれば、なんとかなるものです。
名前が長くてカタカナだらけのメニューでも、メモに書いたり写真を見ることで、覚えやすくなります。
また、せっかく覚えたメニューを忘れないためにも、予習・復習を行い、記憶に定着させるようにしてください。
ただし、メニューを覚えていると仕事はしやすくなりますが、すべて覚える必要はありません。
メニューを覚えることばかりに気を使っていると、他でミスして怒られることになるので、注意しましょう。
たとえ物覚えが悪い人でも、バイトに慣れてくれば自然と覚えられるようになります。
焦らずに、少しずつコツを掴むようにしてくださいね。