ノウハウ

実はシンプル!時給を上げるための5つのステップ

記事内にプロモーションが含まれています
実はシンプル!時給を上げるための5つのステップのイメージ

多くの人はバイトでお金を稼ぎ、欲しい物を買ったり、生活費の足しにするために行います。

そのため、現在の時給がいくらなのかは非常に重要な問題です。

時給が採用された当時と同じままだと収入の上限は限られてくるし、働くモチベーションも上がりませんよね。

 
ウサくん

がんばって働いているのに、なかなか時給が上がらない…

時給が上がることで、早く欲しい物を手に入れることができるし、自分への評価にもつながります。

できるだけ早くアップしてほしいと誰もが望んでいることでしょう。

ただ、実際には長期バイトであってもなかなか時給は上がらないものです。

あなたの時給を上げると人件費が増えるので、経営者の負担が増してしまうからです。

しかし、時給が上がる仕組みというのは実際のところ単純です。

誰でも決められた順序に沿って働き続けることで、自ずと時給は上がっていきます。

そこで今回はがんばるあなたの時給をアップさせるために必要な、5つのステップをご紹介したいと思います。

1)休まずに出勤する

笑顔で働く女性店員

まずは決められたシフトを休まずにこなしていくのが大切です。

やれクリスマスだ、正月だといって頻繁に休むようでは、信頼を得ることはできません。

反対に多くの人が休む(休みたい)と思っている時期に、積極的に働くことで信頼を得られるようになります。

みんなと同じように休みたいと思っても、時給アップのためにグッとこらえて、できるだけ多く出勤できるようにしましょう。

2)報連相をしっかり行う

店長に相談する店員

報連相とはビジネス用語で「報告」「連絡」「相談」のことを指します。

たとえアルバイトであっても、報連相をきちんと行える人は評価が高くなります。

バイトをしていると、日々さまざまな出来事が発生します。

お客さんのことはもちろん、お店に来る業者さんとのやりとりや、仕事に関する荷物が届くこともあるでしょう。

特に店長が不在でお店を任されている場合、どんな小さな出来事でも忘れずに伝えるようにしてください。

正しく報告することで、店長も安心して仕事を任せることができるようになります。

また、仕事で失敗した時は、怒られそうでなかなか言い出せないかもしれません。

しかし、勇気を出して店長に相談するようにしましょう。

相談することで悩みが解決することもありますし、店長も自分を頼って相談してくれたのだと自信にもなります。

ただ与えられた仕事をするだけでなく、「伝える」ということを意識した上で、正しく意思疎通が図れるようにしましょう。

3)成功を積み重ねる

成功を積み重ねる

バイトでの成功とは、ズバリ「言われたことをきちんとすること」です。

与えられた仕事を無難に遂行することが=成功になります。

ウェイトレスの仕事であれば、お客さんを席に案内し、注文された料理を提供し、食事後の会計を滞りなく行います。

コンビニの仕事であれば、お客さんがレジに持ってきた商品を会計して袋詰して渡したり、店内をキレイに掃除して、商品を補充します。

どんなバイトでも仕事を円滑に行うためのマニュアルがあります。マニュアル通りに仕事をすれば問題ありません。

人間ですから、時には失敗してしまうこともあるでしょう。周りに迷惑をかける場合もあります。

しかし、失敗したらきちんと反省し、何度も繰り返さないことが大切です。

同じ失敗を行わないことで、人として成長した姿を見せることができます

人として成長した姿を見せれば、周りから頼られるようになり、信頼されるようになるでしょう。

なお、あなたが成功を積み重ねていると、あなたを指導している店長や上司の評価も高まります。

スタッフが成長することで、指導が行き届いているという証明になるからです。

上の立場の人間が評価されることで、下の人間も引き上げられます。おのずと、時給アップにもつながっていくことでしょう。

4)他人から評価される

褒める店長

「毎日がんばって仕事をし、店長や上司からの評価も高くなった。しかし、時給はなかなか上がらない…」そんな経験をしている方も多いです。

なぜ時給が上がらないのかと言うと、客観性に欠けているからです。

人がお金を出す時は、主観(自分の意見)だけでなく、客観(人の意見)も意識しています。

たとえば、あなたが物やサービスを購入するときを考えてみてください。

自分では欲しいと思っているけど、他人の評価が一切ない商品を買おうと思いますか?

その商品に対して十分な知識があるなら、迷わずに購入するかもしれません。

しかし、いまいち自信が持てない時は、購入を見送ってしまうのではないでしょうか。

バイトの時給も同じです。いくら自分(店長や経営者)が良いと思っていても、他人の評価が耳に入ってこないので、時給を上げるという決断ができないのです。

逆に第三者から「あの人は仕事をがんばっている。良い人だ」と伝え聞くことで、時給は上がりやすくなります。

たとえば、飲食店ならさまざまな人が店内に出入りします。

お客さんはもちろん、商品を持ってくる業者さん、営業しに来る人、他の店の店長さんもくるかもしれません。

そういった外部の人達があなたを見て、「よくがんばっている」と感じたとします。すると、世間話などで店長に伝わります。

外部の人間から伝えられることで、店長は客観視できるようになります

自身が持っていた評価に自信がつき、時給を上げても良いと考えるようになるでしょう。

5)時給アップを相談する

上司に相談する女性

多くの人は時給が上がらないと感じた時に、いきなり店長や上司に相談してしまいます。

しかし、上記の1~4が不十分な状態では、いくら時給アップを訴えても聞いてもらえません。

そればかりか、「ちゃんと働いていないのに金金言って生意気だ!」と悪く思われてしまう可能性もあります。

何度も時給アップをお願いしていると、バイト先にもいづらくなってしまうでしょう。

そのため、時給アップの相談はタイミングを見計らうようにしてください。

毎回休まず出勤し、報連相をきちんと行い、成功を積み重ねて他人の評価を得た後に、はじめて相談するようにしましょう。

ただし、自身の評価や実績を持ち出して相談するのは厳禁です。

「私はがんばっている」や「みんなが上げるべきだと言っています」などと言ってはいけません。

ましてや「時給を上げてくれないと辞めます」といった脅しのような事を言うのは厳禁です。

店長にもプライドがあるので、「それなら辞めてくれ」となるかもしれません。

せっかく地道にがんばって評価を積み上げてきたのに、安易な発言で一気に崩れることがあります。

あくまで「時給を上げてくれたらもっとがんばれる」「かけもちしていたバイトを辞めて出勤できる」という感じで、上げる側にもメリットがあるように交渉しましょう。

後から入った人の方が時給が高い場合もある

同僚に怪訝な顔をしている女性

後から入ってきた人の方が、あなたより時給が高い場合もあります。

自分の方が先輩なのに、後輩の方が高いのは納得できませんよね。

しかし、後から入ってきた人の方が時給が高くてもおかしくありません。

後輩が優秀でできる人間だと、時給が高くなるからです。

採用時に時給の交渉をしていたり、人手不足で上がる場合もあります。

後から入った人の方が時給が高くても、嫉妬してはいけません。

後輩に負けないように努力すれば、時給を引き上げてもらえるでしょう。

最低賃金が上がったのに時給が上がらない理由

最低賃金

社会情勢の影響で、年々最低賃金が上がっています。

それなのに、あなたの時給は上がらない場合があります。

最低賃金が上がったのに時給が上がらない理由は、「すでに最低賃金ではない」からです。

最低賃金が引き上げられたからといって、全体の賃金を底上げする必要はないため、時給は据え置きになります。

しかし、法改正で最低賃金以下になったのに、時給を引き上げないのは違法です。

時給980円で、地域の最低賃金が時給1000円に引き上げられたのに、980円のまま据え置くことはできません。

たとえ経営が厳しくても、雇用主は時給を引き上げる義務があります。

そのため、最低賃金以下になってしまったのであれば、労働基準監督署に相談した方が良いでしょう。

自分だけ時給が上がらないのは辞めるべき?

退職届を書くか迷っている女性

バイト仲間は時給が上がっているのに、あなただけ時給が上がらない場合もあります。

同じように働いているのに自分だけ時給が上がらないと、辞めたくなりますよね。

時給が上がらない理由はさまざまありますが、一番大きいのは実績の問題です。

バイト先があなたを評価していないため、時給を上げてもらえません。

時給を上げてもらうためには、バイト先から信頼を得る必要があります。

休まず出勤して報連相をしっかり行い、ミスを減らして成功を積み重ねてください。

自分だけ時給が上がらないと悔しいですが、ここで諦めてはいけません。

辞めずに頑張り続けることで、あなたも時給を上げてもらえるでしょう。

時給が上がらなくても諦めてはダメ

前向きな女性

いくらあなたの評価が高くても、時給が上がらないときがあります。

なぜなら、時給を上げると人件費が増えてしまうので、経営が厳しい場合は上げにくいのです。

また、あなたの時給を上げることで他のスタッフも上げろと言ってくるかもしれません。

そういった板挟みや交渉事が嫌いで、時給を上げたくない店長もいます。

しかし、だからといって諦めてバイトを辞めたりやる気を無くす必要はありません。

時給が上がらないのは「時期が悪い」だけかもしれないからです。

年末年始や会社なら決算時期(3月・12月)など、お金の出入りが激しい時は時給を上げにくいものです。

決算を終えて増収が見込めるようになれば、あっさり上がるかもしれません。

時給アップの相談をして断られた際は、どうして上げてもらえないのか聞きましょう。

理由を聞いた上で、時期をずらして再び相談することで、上げてもらえる可能性が高まります。

まとめ

時給を上げるコツは、地道に働いていくことによる確かな実績・評価の積み重ねが鍵になります。

事前に計画を立てて、焦らず慎重に行動するようにしてください。

 
ウサくん

もう少しがんばってから相談してみよう

時給を上げてもらうためには、休まず出勤することが大切です。

決められたシフトをこなし、突然休むようなことがなければバイト先から信頼されるようになります。

言われたことをきちんとこなし、他人から評価されるようになれば、自然と時給アップの相談ができるようになるでしょう。

時給が上がれば仕事にも身が入り、より一層がんばれるようになります。

「時給は上がるもの」だとポジティブに考え、今自分ができる最大限の努力をしてください。

ミスを恐れず、一生懸命努力していれば、時給アップという成果が得られるでしょう。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

今回ご紹介した5つのステップで一番大切なのが4です。外部の人間があなたを見て好印象を得ないことには、時給アップにもつながりません。お客さんや業者さんと接する時は、笑顔で明るく接するように努めてください。その積み重ねが好評価につながり、時給アップのきっかけとなります。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

関連記事