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一体ナゼ?バイトの時給が求人サイトによって違う理由

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一体ナゼ?バイトの時給が求人サイトによって違う理由のイメージ

同じ会社の求人なのに、求人サイトによって時給が違うと気になりますよね。

 
ウサくん

もしかして求人詐欺…?

どちらの求人サイトを信用したら良いかわからないし、騙されないか不安です。

たとえ気になるバイトであっても、応募するか迷いますよね。

実は、求人サイトによって時給が違うことはあります。だからといって応募者を騙すために変えているとは限りません。

そこで今回は「バイトの時給が求人サイトによって違う理由」について解説します。

求人サイトの内容に疑問を感じた人は、応募する前に確認しておきましょう。

求人サイトによって時給が違う理由

スマートフォンからはてなマーク

今やインターネットを使って求人するのが主流になっていますが、同じ会社の求人なのに求人サイトによって時給が異なる場合があります。

Aの求人サイトでは時給900円、Bの求人サイトでは時給1000円と書かれていた場合、どちらが正しいのか迷いますよね。

Bの求人サイトを知らずにAの求人サイトで応募したら、損するのではないか?と心配になる人もいるでしょう。

しかし、時給が求人サイトによって異なるのは応募者を騙すためではありません。

次のような理由があり、時給が違っているのです。

掲載時期が違う

求人サイトに掲載した時期によって条件に違いが出る場合があります。

多くの求人サイトは掲載してから終了まで、掲載期限が設定されています。

Aの求人サイトに掲載して良い人材が見つからなかった場合、条件を上げてBの求人サイトに掲載するということはよくあります。

そのため、掲載時期によって時給や条件に差がでてしまうのです。

求人サイトを見て応募する時は、その求人がいつ掲載されたのか確認するようにしてください。

勤務地が違う

チェーン店だと、複数店舗の求人を1つの求人情報にまとめて記載していることがあります。

求人サイトの仕組み上、店舗毎に分けて登録すると、手間やお金がかかるためです。

だからといって、すべての店舗が同じ時給とは限りません。勤務地によって時給は異なります。

そのため、一店舗のみの求人とチェーン店総合の求人では時給が違うということがあります。

研修期間がある

研修期間があると、その期間は本来の時給より低くなるのが一般的です。

しかし、求人サイトの仕様によって、研修期間の時給を別途表示できない場合があります。

そのため、本来の時給を表示し、時給変更がある時は備考欄などに記載するのですが、それをしていない(できない)求人もあります。

もし、研修期間がある求人に応募する時は、時給が変わる可能性も考慮しておきましょう。

年齢で分けたい

原則として、雇用主は年齢を制限して求人をしてはいけない決まりがあります。(雇用対策法10条)

高校生だと時給を低くしやすいからといって、「16歳~18歳のみ募集」とすることはできません。

一方、「大学生向け」「主婦向け」など、求人サイトによってターゲットとしているユーザー層が異なります。

案に年齢を絞るために求人サイトによって時給を変え、できるだけその年代が応募してくれるようにしているのです。

更新し忘れていた

単純にWeb担当者が求人サイトの更新を忘れており、古い時給のままということもあります。

ITに疎い担当者だと掲載してから放置することも多く、情報を書き換えないことがよくあります

また、求人サイトによって自由に内容を変更できなかったり、変更を依頼してもすぐに変わらない場合もあります。

随時求人を管理していないと、求人サイト毎で時給が違うという現象になります。

求人サイトが古い

雇用主の問題だけでなく、求人サイト自体に問題がある場合もあります。

特に無料で掲載できる求人サイトはユーザーに任せきりであるため、情報の鮮度も古いです。

掲載期限を設定せずに、一度情報を収集したらそのまま掲載し続けるため、頻繁に更新されている求人サイトと比べて差異が生じます。

求人サイトでバイト探しをする時は、そのサイト自体が更新されているのかも確認するようにしてください。

求人費が違う

有料の求人サイトを利用すると、掲載したり採用すると利用料金が発生します。

大手の求人サイトを利用すると多くのユーザーに見てもらえる一方、経費がかかるため、時給を低くして補填しようとしているのです。

特に派遣バイトと呼ばれる、派遣会社を通した求人ではこのような傾向が見受けられます。

大手の求人サイトを利用する時は、念のために他の求人サイトにも掲載されていないか確認した方が良いでしょう。

悪意のある求人を避けるための対処法

スマートフォンを持ってOKサインを出す女性

これまで悪意のない会社の求人が、求人サイトによって違う理由を説明しました。

しかし、中には求職者を騙すためにあえて求人サイト毎に違う時給を設定する場合もあります。

いわゆる「ブラック求人」または「求人詐欺」と呼ばれるもので、求人サイトの規模に限らず存在します。

誤って応募しないためにも、次のことに注意してバイト探しをしてください。

求人サイトに問い合わせる

気になる求人の時給が求人サイトによって違うのであれば、応募前に問い合わせてください。

求人サイトのお問い合わせフォームから、次のような文章を送ることができます。

「(求人名)に応募しようと思うのですが、(別の求人サイト名)と時給が異なります。失礼ですが、掲載されている情報は正しいのでしょうか?」

問い合わせする際は、対象となるURLを添えて送るとわかりやすいです。

きちんと運営している求人サイトなら、事実確認をしてもらえます。

内容に問題があれば、雇用主に修正するよう働きかけてくれるでしょう。

もし、何も対応してくれないのであれば、その求人サイトは利用しないほうが無難です。

会社に問い合わせる

求人サイトだけでなく、求人している会社に問い合わせるのもありです。

電話番号が表示されていたら直接電話をかけてもいいし、URLが掲載されていたら、ホームページから問い合わせても構いません。

「(求人サイト名)を見たのですが、(別の求人サイト名)と時給が異なります。どちらが正しいのでしょうか?」と質問してください。

何か事情があって異なるのであれば、正規の時給・応募方法を教えてもらえます。

納得行く説明であれば応募し、そうでなければ避けたほうが良いでしょう。

新着求人に応募する

新着求人とは、求人サイトに掲載されてから即日~2週間程度の求人を指します。

基本的に新しい求人であればあるほど情報は正確になります。

複数の求人サイトに同じ求人が掲載されていても、掲載日が新しい方が正しい可能性は高いです。

どちらに応募するか迷った時は、より掲載日が新しい求人に応募しましょう。

会社の評判を調べる

求人している会社の評判をインターネットで検索してください。

GoogleやTwitterで「(会社名) 評判」「(会社名) バイト」などと検索しましょう。

いくつかクチコミがヒットするので、求人の実態を調べることができます。

ただし、インターネットは悪い評判が集まりやすいです。

面接に落ちた人が嫌がらせで書いている場合もあります。

有名企業ほどネガティブな意見が集まりやすいため、あまり鵜呑みにしすぎないようにしましょう。

求人と実際の時給が違っても違法ではない

両手を広げるスーツを着た男性

求人サイトに書いてある時給と実際に支給される時給が異なっても、違法ではないです。

求人広告に書かれている時給はあくまで目安になり、必ずこの金額にしなければいけないという決まりはないからです。

求人サイトには時給1000円と書かれていたのに、面接では時給900円と言われる可能性も十分考えられます。

求人サイトの内容がどうであれ、最終的に提示された金額で合意するか否かです。

合意した後に変更すれば労働基準法違反になりますが、そうでない限りは違法にならないでしょう。

ただし、本来の時給が1000円なのに、「時給3000円です!」といって大幅な金額を掲げている場合は別です。

このような求人は誇大広告に該当し、違法行為になります。

ブラックバイトや闇バイトの可能性もあるため、注意してください。

時給に納得できないときは辞退する

NOという文字と手のひら

求人サイトの情報を信じて応募したのに、面接で理由をつけられて異なる時給を提示される場合があります。

「研修期間だから」「高校生だから」「時間帯が違うから」など、様々な理由を説明されるでしょう。

もし、時給が違う理由に納得できないのであれば、その場で辞退してください。

時給はバイトをする上で重要な要素であるため、相手の言い分に流されてはいけません。

時給に納得できないまま採用されても後悔します。

ずっと「あの時給だったらな~」という想いを持ち続けるでしょう。

その場で言いにくいときは、面接を受けるだけ受けて後から辞退しても構いません。

面接を受けて断るのは勇気がいりますが、後悔するよりマシです。

時給に納得できないのであれば、承諾せずに辞退しましょう。

まとめ

バイトの時給が求人サイトによって違うのは理由があります。

その理由を把握しておくことで、迷わずに応募することができるでしょう。

 
ウサくん

求人サイトの問題もあるんだね

ひと口に求人サイトと言っても機能や仕組みが異なるため、同じ表示・内容にならない場合があります。

チェーン店の求人であったり、研修期間がある求人だとすべてを書ききれないため、省略する場合もあります。

単純に掲載した時期が違ったり、同じ求人に見えても時給が違うケースも多いです。

たとえ求人サイトに書かれてある時給と異なる時給を提示されても、雇用契約を結ぶ前であれば違法にはなりません。

提示された時給に納得いかないのであれば、必ず辞退するようにしてください。

時給の高い・低いはバイト探しをする上でとても重要です。

必ず納得した上で、応募・面接するようにしましょう。

今回のポイント

雇用主が複数の求人サイトを利用するのは、1つの求人サイトだけでは応募がないからです。応募数を増やすために複数の求人サイトを利用しています。逆にいえば複数の求人サイトに掲載している求人は人気がない求人とも言えます。色んな求人サイトに掲載している求人に応募する時は注意してください。

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