ずっと求人が出ているバイトを見ると、応募するか悩みますよね。
ずっと求人している所は危険?
ずっと求人が出ているのは何か問題があるからだ、っと疑ってしまう気持ちわかります。
できることなら、危ないバイト先は避けたいですよね。
実は、ずっと求人が出ているからといって、危ないバイト先だとは限りません。
後ろめたい理由がなくても、訳あって求人し続けることがあるからです。
そこで今回は「ずっと求人が出ているバイトの理由」を解説します。
常に求人している理由を推測してから、応募を検討してください。
ずっと求人が出ている所は危ない?
いつ見ても求人が出ているお店・会社を見たことはないでしょうか?
お店の前を通ったら「バイト募集」の張り紙が貼ってあったり、求人サイトで毎回募集しているのを見ると、不思議に思いますよね。
ずっと求人しているのは、何か後ろめたい理由があるからではないか?と悪いイメージを持ってしまいます。
しかし、ずっと求人が出ているからといって、必ずしも労働環境が悪いとは限りません。
労働環境が良くてアットホームな職場でも、求人を出しっぱなしにすることがあります。
ずっと求人を出している=ブラックバイトだと決めつけずに、冷静に判断するようにしましょう。
ずっと求人している理由
ずっと求人を出しているからといって、必ずしも悪いバイト先であるとは限りません。
求人を出すにはそれ相応の理由があり、なんらかの意図があって出しているのです。
なぜ、ずっと求人を出すのでしょうか?よくある理由をご紹介します。
人が見つからない
バイトだからといって、誰でも良いわけではありません。
雇用主が求めている人材が見つからないと、見つかるまで求人し続けることになります。
時給が高くて条件が良いバイト先ならすぐ見つかりますが、そうでなければ数ヶ月経っても見つからないこともあります。
特に専門職はなり手が少ないため、求人してもなかなか人材が見つかりません。
人がすぐ辞める
離職率が高く、人がすぐ辞める職場はずっと求人することになります。
仕事内容がハードであったり、時給が低いと長続きしません。
また、学生は学業がメインであり、進級・進学・就職などで環境が変わると辞めやすいです。
そのため、学生が多い職場は辞められることを想定して、ずっと求人を出すことがあります。
良い人を雇いたい
より良い人材を雇いたいために、求人を出し続けるということもあります。
ずっと求人を出していれば、優秀な人に応募してもらえる可能性が高まります。
優秀な人が見つかれば売上アップにつながり、職場が活気づきます。
そのため、間口を広がる意味で求人を出し、優秀な人材の応募を期待しているのです。
掲載期間が長い
求人サイトで求人を出すと、契約条件によって掲載期間は異なります。
Aの求人サイトは2週間しか掲載しないこともあれば、Bの求人サイトは1年以上掲載することもあります。
また、求人検索エンジン(indeedや求人ボックスなど)なら情報が取得されてからしばらくは掲載状態になります。
見方によってはずっと求人が出ている状態になるため、いつも募集しているように感じます。
系列店のため
求人を出しているからといって、その店で雇用されるとは限りません。
人手不足の系列店のために、代行して求人を出す場合もあります。
1店舗だけで求人するよりも、複数店で求人する方が応募される可能性は高いです。
そのため、「面接はA店だけど勤務はB店になる」ということもあります。
求人を忘れている
単純に求人していることを忘れているということもあります。
店頭にバイト募集の張り紙を貼ったまま剥がし忘れたり、求人サイトに出したまま終了するのを忘れたり。
求人を出している事を忘れているため、応募しても「今は募集していない」と言われてしまいます。
看板を取り外せない
ファミレスやスーパーなど、チェーン店は大量に人材を雇用するため、求人用の看板を作っている場合があります。
人が足りているからといって、看板は簡単に取り外すことはできません。
そのため、常にバイト募集の求人が出ている状態になります。
応募前に危険な求人か判断する方法
さまざまな理由で求人が出ている一方、中には労働環境が悪い・危険なバイト先も存在します。
求人が出ているから安易に応募してしまうと、ブラックバイトに出くわすかもしれません。
応募してから後悔しないためにも、次のことに気をつけてください。
募集条件を見る
まずは、どんな条件で求人しているのか確認してください。
仕事内容や時給、休日休暇や福利厚生などが詳しく書かれているのであれば、応募しても構いません。
丁寧な内容であれば、より良い人材を探すために求人を出していることが想像できます。
しかし、求人に詳しい説明がなく、条件をあいまいにしているのであれば、怪しい可能性が高いです。
応募すると「思っていたのと違っていた」となりかねないため、注意しましょう。
ホームページを見る
気になるお店がホームページを作っているのであれば、ホームページを見てどんなお店か調べましょう。
事業内容や会社概要を見て、怪しい点がないか確認してください。
「スタッフ募集」のページがあれば、ページ内容と実際の求人とを比べるのも参考になります。
Webを活用している所は積極的に更新しているため、真剣に求人しているのがわかります。
メールで質問する
ホームページのお問い合わせフォームや、メールアドレスからメールで質問しましょう。
メールなら匿名で送信することができるため、直接真相を聞いてもあなただとはバレません。
例文
突然失礼します。(適当な名前)と申します。
御社のアルバイト募集を拝見したのですが、今も募集されていますでしょうか?
以前から募集されていたのを拝見していたため、もう募集を締め切られているのではないかと思い、メールさせていただきました。
このようにメールを送信し、どういった返答があるかで判断してください。
なお、直球で「なぜずっと求人しているのか?」と聞くのは失礼にあたるため、注意しましょう。
クチコミを調べる
インターネットで求人を出しているお店・会社を検索し、クチコミを調べてください。
飲食店なら、食べログやRettyなどでクチコミが投稿されています。
クチコミは主にお店や料理に関することになりますが、店主の人柄を投稿している人もいるため、応募する際の参考になるでしょう。
また、地元なら近所の人や友達に聞くとどんなお店か教えてくれます。
身近な人に聞いて問題なさそうであれば、応募しても良いでしょう。
下見に行く
求人はあくまで文字での情報であるため、下見に行って確認しましょう。
実際にお店を利用することで、どんな雰囲気の所なのか判断することができます。
店員が活き活きとしており、接客態度におかしな点がないのであれば、悪い店とは言えないでしょう。
反対に、なげやりな態度で接客している店員が多いのであれば、注意してください。
ずっと求人しているのは、バイトがすぐ辞めるから(原因があるから)と判断できます。
面接を受けて判断するのもあり
応募前にある程度判断することはできますが、あいまいな部分も多くなるでしょう。
もし、「ずっと求人を出しているけど、悪いお店(会社)に見えない」と思うのであれば、面接を受けてみてください。
面接を受ければより内部のことがわかるようになるため、良し悪しを判断しやすくなります。
面接を受けても絶対にそこで働かなければいけないわけではないため、気になる求人なら挑戦しましょう。
ただし、面接でずっと求人を出している理由を聞くのはNGです。
あなたが怪しいと思ったように、ずっと求人を出しているとイメージが悪いです。
それは面接官自身も認識ているため、ずっと求人を出している理由は聞かれたくありません。
失礼に感じる人もいるため、気になっても自分からは聞かないようにしてください。
ハローワークは危険な求人も多い
ハローワークでバイト探しをするときは、ずっと求人を出している所に注意してください。
ハローワークは無料で掲載することができるため、悪質な求人も多いからです。
ハローワークでは採用する気がない“カラ求人”が問題視されており、社会問題になっています。
実際に、ハローワークでは求人内容と実態が異なる際の、相談窓口を用意しているぐらいです。
参考:ハローワークの求人票と実際が異なる旨の申し出等について
誤って応募すると時間が無駄になるばかりか、個人情報を悪用されかねません。
危ない目に遭わないためにも、ハローワークでずっと求人が出ている所は避けた方が良いでしょう。
まとめ
気になるバイト先を見つけても、ずっと求人が出ている所だと怪しく感じます。
しかし、求人を出し続けるのには理由があるため、安易にブラックだと決めつけないようにしてください。
冷静に判断しないとね
ずっと求人を出しているのは、「条件が悪い」「魅力がない」「すぐ辞める」といった後ろ向きな理由ばかりではありません。
より良い人材を雇うために、いつでも応募できる状態にしている場合もあります。
また、系列店のために求人している場合や、求人したのを忘れている場合もあるでしょう。
もし、危険な印象を受けたのであれば、応募前にクチコミを調べ、下見に行って判断してください。
せっかく気になる求人を見つけたのに、ずっと求人しているというだけで敬遠するのは損です。
「ずっと求人が出ている所は危ない」と決めつけずに、冷静に判断するようにしましょう。