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もしかしてブラック?失敗しないブラックバイトの見分け方

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もしかしてブラック?失敗しないブラックバイトの見分け方のイメージ

バイトをしたいとは思うものの、「職場環境が悪いのではないか?」「辛い想いをしないだろうか?」と考えると、なかなか決断できませんよね。

 
ウサくん

応募先がブラックバイトだったらどうしよう…

求人に掲載されているバイトがすべて優良であるとはいえません。

労働環境が悪く、違法性のある「ブラックバイト」というのもあるのです。

ブラックバイトをしてしまうと、学生でも社員並みに働かされて、学生らしい生活が送れなくなってしまいます。

そんな目に合わないためにも、今回はブラックバイトの特徴と、ブラックバイトで失敗しないための見分け方をご紹介したいと思います。

ブラックバイトの特徴

ブラックな人々

ブラックバイトには明確な特徴(判断基準)があります。

すでにバイトをしている人も、自分のバイト先が当てはまるかどうか確認してみてください。

休めない

体調不良や身内の不幸など、正当な理由があり欠勤を申告したのに、休ませてもらえないことがあります。

また、面接時には週3回とか4回とか勤務回数を決めていたのに、入社後は毎日のように出勤を強要される場合もあります。

このようなバイト先はブラックバイトです。バイトでも労働者には休む権利があります。

休めないのはブラックバイト最大の特徴だといっても過言ではないでしょう。

休憩がない

休めないのと同様に、休憩をとらせてもらえないケースもあります。

休憩時間が設けられているのに、接客や電話対応をさせられたり、なにかと仕事を指示されます。

休憩時間中は給料がでないことが多いため、働き損です。

休憩が取れないことで心身に異常を来す恐れもあり、疲弊してしまいます。

このようなバイト先は、従業員を奴隷のように扱うブラックバイトと言えるでしょう。

辞められない

バイトを辞めたいと伝えても「人手が足りない」とか「代わりの人が見つかるまで」などと言われ、なかなか辞めさせてもらえません。

中には辞めると言えないような圧力をかけてくる場合もあります。

責任感を持って働くのは大切ですが、辞めたい時に辞められないのはブラックバイトです。

ノルマがある

「今月はいくら売らなければいけない」といって従業員にノルマを課すケースがあります。

ノルマを達することができなければ叱責されたり、罰金を払わされたりします。

接客が売上に直結する、アパレルショップや販売の仕事に多いです。

目標としてノルマを設定することは良いのですが、自腹を強要するのは法律違反です。

「強要罪」や「賃金の未払い」に該当し、犯罪行為に該当するでしょう。

人間関係が悪い

人間関係が悪い職場は、ブラックバイトの可能性が高いです。

バイト同士のコミュニケーションが制約され、意見の不一致や誤解が生まれやすくなるからです。

仕事中に困ったことがあってもバイト仲間を頼れないし、チームワークを発揮できません。

協力関係が築けないことで一人あたりの負担が大きくなり、ストレスが溜まるでしょう。

ブラックバイトの見分け方と避けるコツ

虫眼鏡で調べている女性

ブラックバイトを経験したことがない人は「そんな酷い環境で働かなければいいのに」と思うかもしれません。

しかし、多くの人はブラックバイトと気付かずに応募し、面接を受け、仕事を始めているのです。

ブラックバイト・ブラック企業は巧妙にその事実を隠し、働き手という名の奴隷を確保しようとします。

バイト経験の少ない方が見分けるのは簡単なことではありません。

そこでバイト探しをする上で、ブラックバイトに当たらないようにするための見分け方・避けるコツをご紹介したいと思います。

求人の内容だけで判断しない

求人情報には高待遇で良いことばかり書いてあるのに、実際に働くとブラックバイトだったということはあります。

応募する時は求人の内容だけで判断せずに、本当に良いバイト先なのか?正しい情報なのか?を調べる癖をつけるようにしましょう。

具体的にはインターネットを使って、バイト先の会社名を検索してみてください。

ブラックバイトであれば、口コミなどから評判を調べることができます。

また、近所にあるお店の場合、親や友人に評判を聞いてみましょう。

悪い評判は近所で広まっているため、ブラックな事実がわかるかもしれません。

実際にお店に行ってサービスを受けてみるのも参考になります。

従業員を怒鳴っている店長がいる店はブラックバイトである可能性が高いです。

このように、良さそうな求人を見つけてもすぐに飛びつかず、一度冷静になって情報収集するようにしてみてください。

いつも求人している会社は避ける

求人サイトでいつも掲載されている求人を見たことはないでしょうか?

大企業や有名チェーン店であれば、人の出入りも多いため、ある程度は想像できます。

しかし、個人店や中小企業で人の出入りが多いというのは危険です。

職場環境に不満があり、退職する人が後を絶たないと想像できるからです。

もちろん、小規模の求人サイトで応募数が少なかったり、募集条件があまり良くなくてずっと掲載している場合もあります。

しかし、条件が悪くないのにいつも募集しているバイト先は、ブラックバイトである可能性が高いです。

いつも求人している会社は、避けた方が良いでしょう。

未経験歓迎の落とし穴

「未経験歓迎」と書かれてある求人をよく見かけますが、本当に未経験でも働けるのか?と疑問に思ったことはないでしょうか?

実は建前で「未経験でもいいよ」と言っているだけで、未経験でも働ける(働きやすい)職場であるとは言ってないのです。

中には資格が必要だったり、未経験には難しい仕事を任せる場合があります。

当然、上手くできないため、怒られる機会が多くなります。

たとえ求人情報に「未経験歓迎」と書かれていても、応募・面接時に十分確認するようにしてください。

雇用条件が提示されない

具体的な勤務日や給料などが明記されていないバイト先も避けたほうが無難です。

予期せぬ残業を強いられたり、給料を支払ってもらえない可能性があります。

中には面接で言葉巧みに都合の良いことばかりを言って、実際に働くと全く違うということもあるぐらいです。

事前に求人情報を見てきちんと条件を確認し、面接でその条件が正しいのか確認するようにしましょう。

ポイントは面接で雇用契約書の話をすることです。

バイトでも雇用契約書を用意している会社はきっちりしていると受け取れるため、信頼できます。

個人店など用意していない場合もありますが、できるだけ書面で雇用条件を確認できた方が良いため、面接で質問するようにしましょう。

すぐに働いてほしいと言われる

面接の途中で働いてほしいと言われても、すぐ返事はしないようにしてください。

採用されるのは嬉しいことですが、それだけ人が足りていないブラックバイトである可能性もあります。

「少し考えさせてください」などと伝え、一旦保留しましょう。

返事をした際にこちらの意向を組んでくれれば良いのですが、「今すぐ働いてくれないと採用できない」と言われることがあります。

このような時もその場で返事を出さずに、「申し訳ありません。他にも面接を受けるので、その後に返事させてください」と伝えるのが無難です。

面接中の相手の反応を見極め、後日断りの連絡を入れると良いでしょう。

ブラックバイトになりやすい職種

疲れている女性店員

ブラックバイトは会社の規模や業界に関わらず存在しますが、ブラックバイトになりやすい職種があるのも事実です。

仕事内容や職場環境の影響で、労働者に負担を強いるようになるからです。

そこで、どんな職種はブラックバイトになりやすいのか見ていきましょう。

飲食店

飲食店はブラックバイトになりやすい職種の一つです。

常に人手不足で悩まされており、一人あたりの普段が大きいからです。

忙しい時間帯はお客さんが殺到するし、長時間立ちっぱなしで仕事をしなければいけません。

時給は低く労働条件が悪化しやすいため、ストレスや健康問題が生じやすいでしょう。

コンビニ

コンビニもまた、ブラックバイトになりやすいと言われています。

少人数で働き、一人でやらなければいけない仕事が多いからです。

接客は会計もちろん、品出しや掃除、ホットスナックなどの調理もあります。

お客さん数多く来店するため、負担が増大するでしょう。

アパレル

アパレル業界もブラックバイトになりやすいと言えます。

ノルマや競争が厳しく、精神的なストレスが高いからです。

上司からきつく売上目標を達成するように言われるし、達成できなければいじめや嫌がらせを受けるかもしれません。

自腹で服やアクセサリーを購入したり、髪型やメイクを変えたりする必要もあり、ストレスが溜まりやすいでしょう。

塾講師

塾講師は大学生に定番のバイトですが、ブラックバイトになりやすいです。

なぜなら、生徒や保護者からの評価や成績に左右されるからです。

授業やテストの準備、採点、添削、面談などの業務に加えて、生徒の進路や学習状況に関する報告や相談にも対応しなければいけません。

たとえバイトでも、教育のプロとして高い責任と期待を背負わされるでしょう。

引っ越し

引っ越しのバイトは稼げますが、その分負担は大きくなります。

肉体的に過酷で、安全や健康に配慮されない場合があるからです。

重い荷物や家具を運んだり、積み込みや積み下ろしをしたりすることで、筋肉痛や怪我、疲労などのリスクが高まります。

体育会系で厳しい先輩も多く、身体的にも精神的にも消耗するでしょう。

まとめ

ブラックバイトの特徴をご紹介するとともに、見分け方や避けるコツをご紹介しました。

 
ウサくん

事前に確認することが大切なんだね

ただし、いくら事前に確認したとしても面接後にブラックバイトだと感じることがあるかもしれません。

あるいは、働きだしてから気づくこともあるでしょう。

そんな時は無理して働くことはありません。一刻も早くバイト先に見切りをつけて辞めるようにしましょう。

言い難いからといって無理に働くのは危険です。

学生なら「親に反対された」「学校にバレた」などといって、どうしても働くことができないと伝えてください。

始めてバイトをする方はなかなか判断しきれないこともあります。

そんな時は恥ずかしがらずに親や友人に相談し、ブラックなバイト先でないか判断してもらうようにしましょう。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

ブラックバイトはブラック企業と同様に、大きな社会問題になっています。被害にあわないためにも、少しでも疑問に感じたら応募しないようにしてください。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

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