バイトのシフトが出た後に、「やっぱりこの日は入れない」となることはないでしょうか?
テストがあるのを忘れてた!
学校でテストがあると勉強しなければいけないし、バイトをするわけにはいきませんよね。
できることなら休みたいけど、シフトが決まった後に変更してもらえるか心配です。
基本的にバイトのシフト変更は難しいですが、伝え方を工夫することで認めてもらえる場合があります。
そこで今回は「バイトのシフトが決まった後に変更する方法」についてご紹介します。
どうしてもシフト変更してほしいのであれば、早めに対処してください。
シフト変更が必要な時はすぐ相談する
シフトの希望を出した時は予定がなかったのに、後から急に用事ができる場合があります。
特にシフトを出してから決定するまでの期間が短いと、出した後に思わぬ予定が入りがちです。
学校のテストなら避けることはできないし、部活の試合ならどうしても出たいですよね。
シフト変更をお願いする時は、入れない日がわかった時点ですぐバイト先に伝えてください。
急であればあるほどシフト変更は難しくなります。
言いづらいからといって先延ばしにしていると、手遅れになってしまいます。
体調不良や身内の不幸などを除き、前日(または当日)になってから相談しないように注意しましょう。
シフト変更するための5つのプロセス
シフト変更してほしいからといって、店長に「その日は入れません」と言うだけでは不十分です。
店長はあなたが出勤できると思ってシフトを組んでいるため、入れないと言われても困惑します。
シフト変更をお願いする時は、以下の流れで相談するようにしてください。
1)職場のルールを確認する
シフト変更をお願いする時は、まず職場のルールを確認してください。
・シフト変更がある時は○日以内に伝える
・届け出の書類を書いて提出する
・シフト管理のシステムに入力する
など、バイト先でシフト変更の方法が指定されている場合があります。
ルールが定められているのであれば、できるだけルールに従って行動するようにしてください。
そうすればシフト変更のお願いがしやすくなるでしょう。
2)納得してもらえる理由を考える
シフト変更をお願いする時は、シフトを決めている店長やマネージャーが納得できるような理由が必要です。
単に「用事があるから休みたい」では納得してもらいにくく、わがままを言っているように思われます。
そのため、「学校で中間テストがある」「部活の試合が組まれた」「病院で検査をする」など、具体的な理由を考えてください。
ただし、嘘をついて休もうとするのはNGです。
嘘の理由を伝えても、経験豊富な店長から見ればバレバレです。
嘘をつくと追求されたときに苦しくなるため、注意しましょう。
3)代わりに入ってくれる人を探す
店長にシフト変更を相談する前に、あなたの代わりに入ってくれる人を探しましょう。
仲の良いバイト仲間や休みの人に声をかけて、シフトを代わってもらえないか相談してください。
シフトを交代してくれる人が見つかれば、シフト変更を伝えてもスムーズに手続きしてもらえます。
もし、代わりに入ってくれそうな人が見つからなくても、声だけはかけるようにしてください。
念のために伝えておけば、「暇だから入っても良い」という人が見つかる可能性が高まります。
4)店長にシフト変更を相談する
自分でできる限りの努力をしてから、店長にシフト変更を相談しましょう。
勤務が終わった後や、忙しくないタイミングを見計らって、直接声をかけてください。
あらかじめ納得してもらえそうな理由を考えておけば、相談した時に疑われるようなことはありません。
どうしても出勤できないという理由を伝えることで、渋々ながらも納得してもらえるでしょう。
また、口頭で伝えるだけだと忘れられたり、日を間違えられたりする可能性があります。
変更内容を書いたメモを渡したり、店の掲示板に書いておくなどして、他の人にも伝わるようにすると安心です。
5)感謝の気持ちを伝える
なんとかシフト変更を了承してもらったら、店長やバイト仲間に感謝の気持ちを伝えてください。
何も伝えないまま過ごしていると、周りから反感を買うおそれがあります。
一度決まったシフトを変更するのは大変です。多くの人に迷惑をかける事になります。
素直に「迷惑をかけて申し訳ありませんでした。おかげで助かりました」とお礼を言い、相手の行為に感謝してください。
なお、法事や帰省などで休ませてもらう場合、後からお土産を持っていくのもありです。
感謝の気持ちを形で示すことで、今後も良好な人間関係を築くことができるでしょう。
シフト変更をしやすくするための条件
シフト変更をしてほしいと思っても、どんな人でも希望が通るわけではありません。
シフト変更を通りやすくするためには、普段から意識する必要があります。
普段からシフト変更を想定して行動すれば、いざという時に役立つででしょう。
そこで、シフト変更するにはどんな条件が必要になるのかご紹介します。
勤務態度を良くする
シフト変更をお願いするためには、日頃の行いが重要です。
遅刻が多かったり、仕事をサボったりしていると、肝心なときに誰も助けてくれません。
普段から真面目に働き、勤務態度を良くするようにしてください。
みんなの役に立つ存在になれれば、休みたいときに協力してくれるでしょう。
予定を伝えておく
学校のテストや部活の試合など、あらかじめ日程が分かる予定があります。
そういった予定は前もって「来月はテストがある」「○月○日は入れない」などと伝えてください。
バイト先のホワイトボードやLINEグループで伝えておくのもありです。
前もって予定を伝えておけば、何かあった時にシフト変更してくれやすくなります。
たとえ間違ってシフトに入れられたとしても、すんなり変更してくれるでしょう。
良好な人間関係を築く
店長やバイト仲間に嫌われていると、シフトを代わってもらいにくくなります。
シフト変更をお願いしても「あの人の代わりは嫌だ」と言われ、交代を断られてしまうでしょう。
しかし、バイト先で良好な人間関係を築いていれば、いざという時に助けてもらえます。
バイト仲間から信頼される人物になるためにも、積極的にコミュニケーションを取るようにしてください。
他人の変更を引き受ける
シフト変更したいと思うのはあなただけではありません。他の人も急に用事ができる場合もあります。
もし、バイト仲間からシフト変更を頼まれたときは、できるだけ受けるようにしてください。
そうすればあなたがシフト変更をしたいときに、助けてもらえるようになります。
無理やり引き受ける必要はありませんが、一切交代を受けないという態度を取るのは駄目です。
みんなで欠員のカバーをすればチームワークも深まり、協力関係が生まれるでしょう。
何度もシフト変更しない
いくらあなたの評価が高くても、何度もシフト変更をすると聞いてもらえなくなります。
やむを得ない事情があっても「またか」と言われ、嫌な顔をされてしまうでしょう。
しかし、何ヶ月も勤めている人間がシフト変更をお願いすると配慮してくれます。
「どうしても変更しなきゃいけない事情があるんだな」と思われ、受け入れてくれるでしょう。
ここぞという時にシフト変更をしてもらうためにも、普段はシフト通り勤務するようにしてください。
対面して直接伝えるのが無難
シフトが決まった後の変更は一刻を争うため、対面して直接伝えるようにしてください。
電話だと感情が伝わりづらいし、メールやLINEだと見てくれない可能性があります。
その点、対面だとシフト表を見ながら相談できるし、「変更してほしい」という気持ちが伝わりやすいです。
「○日休ませてもらうかわりに、□日は入ります」など、代替案を出すこともできます。
対面だと怒られたり、聞き入れてもらえない可能性はあります。
しかし、他の手段よりも可能性は高くなるため、希望が通りやすくなるでしょう。
例文)
「お忙しいところすみません。実は◯月◯日に学校のテストを受けるように言われてしまいました。その日はシフトに入っているので、別の日に変更してもらえないでしょうか?」
日程に余裕があればLINEやメールでも良い
すぐシフト変更したいのでなければ、LINEやメールで伝えても良いです。
日程に余裕があることで、代わりの人が見つかりやすくなるからです。
たとえば、2週間後なら今すぐ変更しなくても問題ありません。
仲の良い人に相談したり、グループLINEに投稿することもできます。
代わりがいれば迷惑にならないため、シフトが決まった後でも変更してくれるでしょう。
LINEの例文)
◯月◯日に追試を受けることになりました。申し訳ありませんが、どなたか変わっていただけないでしょうか?メールの例文)
お疲れ様です。(あなたの名前)です。
◯月◯日に追試を受けることになりました。 シフトが決まった後で申し訳ありませんが、変更していただけないでしょうか?
◯日と◯日なら入れるので、そちらに変更していただければ嬉しいです。
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。
シフト変更が難しい時の対処法
代わりの人が見つからず、どうしてもあなたに働いてもらわなければ困る、という場合もあります。
店長の手違いでシフトに入れられてしまったら納得できませんが、自分のミスでシフトに入っていたらどうしようもありません。
そこでおすすめなのが、勤務時間の変更です。
欠勤ではなく、時間帯の変更であれば受け入れてもらえる可能性があります。
フルタイムで働いている人なら午前中だけにしてもらうとか、用事が終わった後に出勤しても良いか聞いてください。
飲食店ならランチ・ディナータイム以外は楽になるため、早上がりしやすいでしょう。
なお、丸一日代わってもらうのは難しくても、短時間なら代われるという人もいます。
少しでも交代してもらえると負担は減るため、臨機応変に対応してください。
例文)
◯日は学校のテストがあるので、勤務時間を夕方に変更していただけないでしょうか?
例文)
◯日の午後から資格試験があるので、午前中にシフト変更していただけないでしょうか?
絶対にシフト変更できない決まりはない
シフトが決まった後だからといって、絶対にシフト変更ができないわけではありません。
遊ぶためにシフト変更をするのは駄目ですが、やむを得ない事情があれば相談するべきです。
変更してくれるか不安に思うよりも、勇気を出して相談してください。
また、代わりの人を見つけろと言われても、従う義務はありません。
代わりの人間を見つけろというのは、業務命令権の範囲を超える就業規則です。
やむを得ない事情があるのに休ませないのは違法であるため、命令は無効になるでしょう。
ただし、いくら法的に欠勤する権利が認められていても、バイト先に迷惑をかけていることは変わりません。
シフト変更は当たり前だと思わずに、できる限りの努力をするようにしてください。
まとめ
シフトが決まった後でも、交渉次第でシフト変更に応じてもらえます。
勤務日に急な予定が入った時は、諦めずに相談するようにしてください。
伝え方を工夫しよう
シフト変更をお願いする時は、ルールに従って行動することが大切です。
変更が必要になったらすぐ店長に相談し、相手が納得するような理由を伝えてください。
学生なら学校、フリーターや主婦なら家庭の事情を理由にすると、理解してもらいやすいです。
普段から真面目に働き、みんなと良好な人間関係を築いていれば、いざという時に助けてもらえます。
シフト変更が通った時は、申し訳ないという謝罪の言葉と感謝の気持ちを忘れないようにしてくださいね。