バイトで予定外のシフトを頼まれると困りますよね。
休みたいのに…
家でのんびり過ごしたいのに、休日に入らされるのはきついです。
できることなら、穏便に断って角が立たないようにしたいですよね。
実際のところ、バイトでシフトを頼まれた時に断るのは大変です。
断り方を間違うと、バイト先の人間関係にヒビが入るおそれがあるからです。
そこで今回は「バイトでシフトを頼まれた時の断り方」をご紹介します。
断るのが苦手だという人は、上手に断る方法を学びましょう。
バイトでシフトを頼まれることがある
バイトをしていると「○曜日のシフトに入ってくれ」と頼まれることがあります。
店長から頼まれることもあれば、バイト仲間から頼まれることもあります。
前もって頼まれればまだマシですが、前日(または当日)に突然頼まれることもあります。
いずれにしても予定外のシフトを頼まれることで、その日休むことはできないし、生活のリズムが崩れますよね。
だからといって断るのも勇気がいります。安易に断ってしまうと、その後が気まずくなるかもしれません。
そのため、「考えさせてください」とあいまいな返事をしたり、渋々引き受ける人もいるのではないでしょうか。
納得してもらえるシフトの断り方
シフトを頼まれた時に、ただ「入れません」と答えるのは不十分です。
何度もしつこく頼まれる原因になるし、断り続けると印象が悪くなるからです。
シフトの依頼を断る時は、できるだけ相手が納得するような断り方が必要になるでしょう。
そこで、どんな理由を言って断れば良いのかご紹介します。
勉強する
あなたが学生であれば、勉強を理由に断るのが最適です。
学生の本分は学業であるため、無理に働かせようとはしてきません。
例文
すみません、○日にテストがあるのでシフトに入れません。
テストや試験以外にも、「課外授業がある」「大学の課題をする」「レポートを書く」なども有効です。
部活に行く
学生で部活やサークル活動をしている人は、断る理由にしやすいです。
例文
○日は部活の試合があり、シフトに入ることができません。
日頃から部活やサークルでの話をしていれば、熱心に活動していることが伝わるため、諦めてくれます。
家庭の事情
家庭の事情で断るのも納得感があります。
例文
その日は親の仕事を手伝うため、シフトに入ることができません。
この他、「兄弟の面倒を見る」「子供の世話をする」「祖父母に付き添って病院に行く」など、家族の用事があるからいけないと言えば、諦めてくれるでしょう。
病院に行く
体調が悪いのであれば、病院に行くことを理由に断りましょう。
体調不良のまま働かせると責任問題になるため、無理強いはしてきません。
例文
最近頭痛が酷いので、○日は病院に行きたいと思っています。
なお、病院と言っても内科や外科でなくて構いません。歯医者や眼科でも病院にあたるし、予防で行くこともあります。
遠出する
物理的に遠い場所にいるため、出勤できないことを理由にするのもありです。
例文
○日は実家の○県に帰省するため、行くことができません。
この他、「同窓会に行く」「家族で旅行に行く」「ボランティアで地方に行く」なども、遠出の内です。
あらかじめ遠出することを伝えておけば、頼まれづらくなるでしょう。
就活する
大学生や転職を考えてる社会人なら、就活を理由に断ることもできます。
面接に行ったり、説明会やセミナーに行くといえば、渋々了承してくれます。
例文
申し訳ありません。その日は就活で一日説明会に行っています。
大学3年生にとって就活は将来を決める大切な時期です。休日は予定があってもおかしく思われません。
扶養内で働きたい
バイトでも1年間の所得が103万円以上になると、扶養控除の対象から外れます。
シフトの追加を頼まれたら、働きすぎて扶養から外れることが心配だと伝えて断りましょう。
例文
扶養内で働いているため、これ以上シフトを増やせません。
ただし、シフトの追加ではなく日にちの変更を頼まれた時は使えないため、注意してください。
印象が悪くなるシフトの断り方
シフトを断ると言っても、どんな断り方をしても良いわけではありません。
「予定がある」「今回は無理」「また今度」など曖昧な断り方をしていると、印象が悪くなるでしょう。
つい口走ってしまいがちな理由をご紹介しますので、断る前に気をつけましょう。
疲れてる
勉強や仕事で疲れているから、休日はゆっくり休みたいというのは普通のことです。
しかし、店長やマネージャーなど、忙しい人から見れば「俺だって疲れてるんだ!」となり、反感を買ってしまいます。
そのため、「疲れてる」「眠たい」「ゆっくりしたい」などの理由は、言わないほうが無難です。
仕事をする
バイトの掛け持ちや在宅ワークを理由に仕事を断る方法もありますが、印象が悪くなります。
「うちの店より他の店を優先するのか!」と思われ、店長の反感を買ってしまうからです。
仕事を理由にする時は、親が自営業をしているか、社会人のみにしましょう。
遊びに行く
休みの日に遊びの予定を立てるのは普通のことですが、遊びに行くからシフトに入れないと断るのは印象が悪いです。
「みんなが働いているのに、遊びに行くとはなんだ!」と反感を持たれます。
遊びに行くのと同様に、「買い物に行く」「親・兄弟に会いに行く」というのもあまり良い印象を持たれません。
交換条件を出す
諦めてもらうために交換条件を出して断ろうとするのは駄目です。
「時給を上げてくれるなら入ります」というような交換条件を出しても、承諾されるかもしれないし、そうでなくても印象は悪いです。
「弱みに付け込む性格の悪い人」だと思われかねないため、注意してください。
嫌いな人がいる
「嫌いな人がいるからシフトに入れない」と断るのは、人間性を疑われます。
バイト内での好き嫌いは個人の勝手であり、仕事とは別だと判断されるからです。
嫌いな人を理由にすることで、チームワークに問題がある人物だと思われ、あなたが嫌われる原因になります。
その後の人間関係にも影響を及ぼすため、言わない方が良いでしょう。
休日に連絡が来ても出ないようにする
休みの日にバイト先から連絡が来ても出ないようにしてください。
電話がかかってきても出なければ自動的に断ることになります。
出ると「連絡が繋がった」と思われ、シフトに入るように説得されます。
押しに弱い人なら、電話口で説得されれば嫌だとは言いづらいでしょう。
もし、バイト先から連絡があっても、すぐ出ずに様子を見てください。
しばらく時間を置いてからかけ直してください。無視するのは駄目です。
「すみません、寝てました。何かありましたか?」と聞いてください。あえて知らないふりをしましょう。
シフトの時間が過ぎていれば、途中から出勤しろとは言われないため、そのまま休めます。
シフトをお願いされても即答しない
勤務中にシフトを頼まれたときは、即答せずに後で断ってください。
予定のあるなしに関わらず、即答すると不誠実だと思われる場合があります。
疑り深い人なら「入りたくないから、嘘をついているのではないか?」と思ってしまうでしょう。
しかし、即答せずに一旦保留すれば、相手に歩み寄ることができます。
たとえ断ることになっても、検討した上での判断なら悪く思われません。
考えた上で断るのと、考えもせずに断るのでは、受け手の印象が大きく異なります。
そのため、シフトをお願いされても即答しないようにしましょう。
説明が苦手ならLINEやメールで断る
断るのが苦手な人は、LINEやメールで断るのもありです。
LINEやメールなら相手の顔が見えないため、断りやすくなります。
ゆっくり文章を考えることもできるし、断る理由の辻褄も合わせられます。
対面して答えるよりボロが出にくいので、たとえ嘘でもバレません。
証拠も残せるため、口下手な人はLINEやメールで断りましょう。
シフトのお願いを受け入れて貸しを作る
予定外のシフトには入りたくないからといって、いつも断るのは印象が悪いです。
シフトのお願いを断り続けることで、自己中心的だと思われてしまい、信頼を失ってしまいます。
いつも断るのではなく、3回に1回ぐらいはお願いを受け入れるようにしてください。
毎回だと「都合の良い人」扱いされる可能性はありますが、3回に1回程度であればそうはなりません。
GWや年末年始など、ここぞという時にシフトに入っておけば、印象は悪くなりません。
また、シフトに入って貸しを作ることで、あなたが休みたい時に休ませてもらいやすくなります。
「この前出勤したんだから、この日は休ませてください」と言えば、嫌とはいいづらいでしょう。
このようにシフト依頼を受け入れることで、得する部分もあります。働きやすくするためにも、上手に駆け引きしてください。
まとめ
真面目な人ほど、バイトでシフトを頼まれた時は断りづらいです。
断れなくてつい、「わかりました」と引き受けてしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし、安易に引き受けると後が大変です。何度も頼まれることになるため、注意してください。
上手に断りたいね
学生なら、勉強や部活、就活などを理由にすると断りやすくなります。
家庭の事情や病院に行くことを理由にしても、納得してもらいやすいでしょう。
一方、「疲れている」「遊びに行く」「他の仕事をする」などの理由は、印象が悪くなる可能性があります。
できるだけ頼んだ人の性格を考慮した上で、理解してくれやすい断り方をしてください。
シフトを頼まれるのは人手が足りないからであり、バイト先から頼りにされている証拠です。
たまにはお願いを受け入れて、貸しを作っておくのも良いでしょう。