飲食店でバイトをしていると、忙しいときはパニックになりますよね。
焦ってミスが増える…
忙しいと思うように頭が働かなくなるし、失敗しやすくなる気持ちわかります。
できることなら、忙しくてもパニックにならないようにしたいですよね。
実は、みんながみんな忙しい時にパニックになるわけではありません。
働き方を工夫することで、ピーク時でも冷静に対処することができるでしょう。
そこで今回は「飲食店のバイトで忙しくてもパニックにならない方法」をご紹介します。
やることが多くてパニックになりやすい人は、ぜひ参考にしてください。
飲食店のバイトでパニックになる原因
飲食店でバイトをしていると、パニックになることがあります。
パニックになるとミスが増え、店長やお客さんに怒られてしまいます。
なぜパニックになるのでしょうか?よくある原因をご紹介します。
時間がない
飲食店のバイトは、忙しいと時間に追われます。
ホールはお客さんを案内して注文をとり、配膳したりレジ業務をしなければいけません。
キッチンなら料理の仕込みをし、実際に調理したり、皿洗いなどをします。
暇な時はゆっくり時間をかけられたとしても、忙しいと迅速に対応しなければいけません。
短い時間で多くの作業を行わなければいけないため、パニックになりやすいです。
慣れていない
バイト自体に慣れていないことで、パニックになることもあります。
新人は仕事の進め方がわからないし、メニューを完璧に覚えているわけではありません。
そんな状態で急にお客さんが来ても対応することができず、パニックになりやすいです。
また、職場環境にも慣れていないため、バイト仲間を頼りづらいというのもあります。
一人で対応しようとしているうちに頭が混乱し、パニックになるのです。
人数が少ない
働いている人数が少ないことで、パニックになることもあります。
人数が少ないお店は一人あたりの負担が増え、やることが多くなります。
どんなに優秀な人でも一人でやれることには限界があるため、許容範囲を超えると焦りが生まれます。
そして、周りを頼れないというプレッシャーから、パニックになってしまうのです。
行列ができている
ファミレスやファストフード店のピーク時は、行列ができるほど忙しくなります。
お客さんが並んでいると「早くしなければいけない!」という焦りが生まれて、パニックになりやすいです。
行列ができていると待ちきれない客からクレームを言われることもあり、辛い思いをします。
同じ飲食店でも場所や知名度によって忙しさは異なるため、経験者でもパニックになることがあります。
怒られたくない
体育会系の職場で、店長が高圧的な人だと失敗するのが怖くなります。
「怒られたくない」という気持ちから焦りが生まれ、パニックになってしまうのです。
また、居酒屋などお酒を提供しているお店だと、酔っ払いに絡まれることもあります。
突然怒り出す人もいるため、予期せぬ状況に出くわすことでパニックになります。
忙しくてもパニックにならない方法
飲食店のピークタイムはお客さんが殺到するため、通常より忙しくなります。
忙しいとパニックになりやすいですが、働き方を工夫することで改善することができます。
飲食店のバイトでパニックになりやすい人は、次のことを試してください。
深呼吸をする
「息つく暇もないほど忙しい」という言葉もありますが、息を整えずに動いてもミスしやすくなります。
呼吸が乱れていると動機が激しくなるため、体が思うように動かなくなってしまうでしょう。
そこで、作業前に深呼吸をして、気持ちを整えてからお客さんの前に行くようにしてください。
たった数秒間であっても、呼吸を整えることで落ち着いてきます。
優先順位をつける
忙しいとやることが多くなりますが、複数のことを同時にやっても失敗します。
仕事に優先順位をつけて、今何をするべきかを決めてから行動してください。
たとえば、料理を運んでいる最中にお客さんに質問されても、一旦料理を運んでから聞くようにしましょう。
その場で対応すると料理が冷めるし、段取りが狂ってしまいます。
ひとつの作業が終わってから次の作業に進むようにすれば、混乱することなく対応できるでしょう。
流れ作業で取り組む
いくら忙しいといっても、仕事内容は暇な時と変わらないはずです。
ホールならお客さんを案内して注文を取り、料理ができたら提供して、食事が終わればお皿を下げます。
キッチンなら注文が入ったら料理を作り、できたらホールに連絡して、次の料理の準備をするでしょう。
やること自体は変わらないため、いつもと同じようにすれば問題ありません。
流れ作業で仕事に取り組むことができれば、ミスをすることもなくなります。
同僚に助けてもらう
どんな仕事でも一人でやれることは限られています。
自分一人で抱えきれないと思ったら、バイト仲間を頼って助けてもらいましょう。
先輩・後輩関係なく、手が空いている人を見かけたら声をかけ、仕事を手伝ってもらうようにお願いしてください。
みんなで助け合えばチームワークも深まり、忙しくても乗り越えられるでしょう。
シフトを増やして慣れる
忙しくなるとパニックになるのは、出勤回数も関係します。
出勤回数が少ないと慣れるまで時間がかかるため、シフトを増やして早めに慣れるようにしてください。
学生なら、忙しくなる金~日曜日の週末だけ働くのもありです。
毎回忙しければそれが当たり前になるため、体が慣れてくるでしょう。
お客を意識しすぎない
お客さんを待たせていると申し訳ないという気持ちから早く作業したくなります。
しかし、過度にお客さんを意識していると、ミスをしやすくなってしまいます。
たとえお客さんを待たせることになっても、あなたができる範囲で最善を尽くすようにしてください。
お店が忙しいのはお客さんもわかっています。混雑していたら多少待つのは普通です。
一生懸命働いている姿を見せれば、お客さんもきっと理解してくれるでしょう。
少し早めに出勤する
バイト中のパニックを抑えるには、バイト前の行動も重要になります。
いつも遅刻ギリギリになって出勤するようでは、落ち着いて働くことはできなくなるでしょう。
そのため、少し早めに出勤して心に余裕をもたせるようにしてください。
早めに出勤すれば仕事の準備をすることができるし、バイト仲間と雑談してリラックスすることもできます。
リラックス状態から徐々に仕事モードに切り替えれば、無理なく働けるでしょう。
メモを持ち歩く
忙しいと覚えたつもりのことも、急にど忘れしてしまうことがあります。
そのため、常にメモを持ち歩き、忘れたらメモを見返すようにしてください。
メモには仕事の流れや覚えにくいメニューの名前、お客さんの特徴などを書いておきましょう。
「元気が出る言葉・名言」なども書いておけば、辛いときでも頑張れるようになります。
メモがあることで安心感が生まれるため、冷静に働けるようになるでしょう。
大声で挨拶する
忙しいと挨拶がおろそかになります。
小さな声でボソボソと挨拶してもお客さんに伝わらないし、暗い気持ちになるだけです。
そのため、忙しいときこそ大きな声で挨拶するようにしてください。
お客さんが多いと少しぐらい大きな声を出しても迷惑になりません。
大声を出すとストレス発散にもなるため、不安が軽減されます。
視野を広げる
忙しいと視野が狭くなり、周りが見えなくなりがちです。
周りが見えなくなると、思わぬ事故やトラブルに巻き込まれるおそれがあります。
そのため、忙しいときこそ視野を広げ、全体を見渡すことが大切です。
バックヤードから売り場に戻る時は、一歩引いて全体を見るようにしてください。
誰が何をやっているか把握することで、自分のやるべきことが見えてくるようになり、冷静さを取り戻せるでしょう。
パニックは恥ずかしいことではない
そもそも、忙しくてパニックになるのは恥ずかしいことではありません。
どんな仕事でも忙しくなれば焦るし、頭が働かなくなってくるのは当然です。
新人だけでなく、ベテランでも店長でも忙しいときは焦ります。
「お客さんを待たせたらいけない!」という焦りから、いつものように動けなくなるでしょう。
他の人がちゃんとしているように見えるのは、パニックになりながらも最善を尽くそうと努力しているからです。
今何をするべきかを考え、できるだけお客さんに迷惑をかけないように行動しています。
過度にパニックを恐れるのではなく、「パニックになるのは普通のこと」だと開き直ってください。
その上で、あなたにできることをやるようにすれば、忙しさに対応できるようになるでしょう。
なんとかなるという気持ちが大切
忙しいお店で働く時は、「なんとかなるさ」という気持ちが大切です。
どれだけ急いで動いても、あなたにできることは限られています。
仕事だから急がなければいけない時もありますが、失敗したら元も子もありません。
たとえ時間がかかっても、目の前の仕事をしっかりこなせるようにしてください。
1つずつ完璧にできるようになってから、2つ3つとやれることを増やせば良いだけです。
新人は失敗がつきものだし、最初から上手くできるわけではありません。
たとえ迷惑をかけることになっても、その分だけ成長して返せばいいだけです。
困った時は周りを頼り、いつも通りの作業をやるようにすれば、気持ちも落ち着いてくるでしょう。
落ち着いて働けるバイトに変える
どうしてもパニックになってしまうのであれば、落ち着いて働けるバイトに変えてください。
どんな仕事にも向き・不向きがあるため、無理して働いても辛いだけです。
たとえば、本屋のバイトだと静かな環境で働くことができます。
お客さんが殺到したり、作業を急かされる心配がないため、パニックになりません。
また、同じ飲食店でも担当によって変わります。
忙しい飲食店のホールの仕事を、よくできる人とできない人がいるからです。
何かと焦りやすい人が、同じようにホールで仕事しても上手くいきません。
本来の実力を発揮するためにも、あなたの特性に合ったバイトを選ぶようにしましょう。
まとめ
飲食店のバイトはやることが多いため、忙しいとパニックになりやすいです。
しかし、働き方を工夫することで、冷静に対処できるようになるでしょう。
気持ちを落ち着かせることが大切だね
仕事の優先順位をつけて、今何をするべきかを考えることで、落ち着きを取り戻すことができます。
作業前には深呼吸をし、流れ作業で取り組むようにすれば、ミスを減らすことができるでしょう。
たとえパニックになっても、恥ずかしいことではありません。
忙しいときは同僚を頼り、みんなで乗り越えるようにすればチームワークも深まります。
パニックになることをおそれず、「なんとかなるさ」の精神で立ち向かえば、きっと乗り越えられるでしょう。