スーパーでバイトする場合、レジより品出しの方が楽なイメージがありますよね。
楽なバイトがしたい!
どうせバイトをするなら、できるだけ楽なバイトがしたい気持ちわかります。
品出しなら接客する必要はないし、誰でもできそうに感じますよね。
実際のところ、楽だからという理由だけで応募すると失敗します。
品出しバイトにもマイナス要素はあるため、向き・不向きがあるからです。
そこで今回は「品出しバイトのメリット・デメリット」を解説します。
品出しバイトに興味がある方は、良し悪しを把握してから応募してください。
品出しバイトとは
品出しバイトとは、倉庫(バックヤード)から商品を持ってきて、売り場を整える仕事です。
商品が売れると棚に空きができますが、そのままにしていると見栄えが悪いです。
まだ在庫があるのに陳列しないと、せっかくの商機会を失うことになります。
そのため、定期的に商品を補充して売り場を整理し、お客さんに買ってもらうための準備を行います。
スーパーやドラッグストアで求人していることが多く、高校生や未経験者でも採用されます。
仕事は単純で覚えやすいため、初めてバイトをする人でも問題なく働けるでしょう。
品出しバイトの仕事内容
品出しバイトといっても、ただ商品を売り場に並べるだけではありません。
お店の業種・業態・規模によって、仕事内容は多岐にわたります。
商品を補充するだけでなく、散乱している商品をきれいに並べ直したり、元の売り場に戻す必要があります。
食品だと賞味期限(消費期限)があるため、期限切れの商品を下げたり、値引きシールを貼ったりします。
また、売り場に居ることでお客さんからその店のスタッフだと思われるため、商品の場所を聞かれたり、質問に答えることもあります。
売り場だけでなく、バックヤードのダンボール箱を整理したり、掃除する作業もあります。
このように、品出しバイトは品出しだけするわけではないので、注意してください。
品出しバイトは男性が多い
品出しバイトは女性より男性の方が採用されやすい傾向にあります。
品出しで重い物を運んだり、大量の荷物を持つことがあるため、男性が求められることが多いです。
もちろん、性別を指定して募集してはいけない決まりになっているため、公に「男性のみ」とされているわけではありません。
しかし、女性がスーパーなどに応募しても、レジや惣菜コーナーを任され、品出し担当になることは少ないです。
もし、女性で品出しがしたい時は、コンビニや百均など、レジも併用するバイト先を選びましょう。
品出しバイトのメリット
品出しバイトは単純作業であることから、「簡単」「楽」というイメージを持つ人が多いです。
しかし、簡単で楽以外にもたくさんのメリットがあります。
品出しバイトをすることで、どんなメリットが得られるのか見ていきましょう。
覚えることが少ない
基本的には商品の補充がメインであるため、覚えることは少ないです。
商品を指定の場所に持っていき、並べるだけなので難しい作業ではありません。
どこに何があるか把握するまで苦労しますが、覚えた後は楽に働けます。
商品名などは覚えなくて良いため、覚えるのが苦手な人でも働きやすいでしょう。
人間関係が楽
品出しバイトはチームワークを求められることがないため、人間関係が楽です。
一人で黙々と作業することができるため、同僚を気にせずに働くことができるでしょう。
品出しをしているとお客さんから商品の場所を聞かれることもありますが、頻度は多くありません。
人見知りでコミュニケーションが苦手な人でも、問題なく働けるでしょう。
採用されやすい
品出しバイトは他のバイトと比べて採用されやすい傾向にあります。
仕事内容は単純で難しくはないため、経験がなくても雇ってくれます。
高校生でも学校が終わってから働けることを説明すれば、問題なく雇ってもらえるでしょう。
ただし、派手な格好をしたり、面接の態度が悪ければ落とされるので注意してください。
商品知識が身につく
品出しバイトをすることで商品知識が身につきます。
これまで知らなかった商品の存在を知ることができるし、その商品が何に役立つか分かります。
商品のことが分かれば、実際に購入する時に必要なものだけ買うことができるため、節約にもなります。
意外な商品が売れたり、売れそうな商品が売れなかったりするため、商売の面白さも感じられるでしょう。
学業と両立しやすい
品出しバイトは固定シフトであることが多いため、学業と両立しやすいです。
毎週同じ曜日・日時に働くことで、学校の隙間時間を利用して稼ぐことができます。
また、学生が多い職場なら試験のときに休ませてもらうこともできます。
固定シフトながらもシフトの融通が利きやすいため、掛け持ちにも最適です。
品出しバイトのデメリット
一方、品出しバイトにもデメリットはあります。
品出しバイトにもきつくて辛い部分はあるため、安易に考えると失敗します。
楽なイメージだけで応募する前に、どんなデメリットがあるのか確認しましょう。
体力を使う
大型のスーパーやホームセンターだと、売り場が広いです。
店内を歩き回って商品を補充しなければいけないため、体力を消耗します。
お米や飲料など重量があるものを持つと、足腰に負担がかかります。
バイト中はずっと立ちっぱなしであるため、体力がないと辛いでしょう。
時給が低い
単純で楽な反面、時給が低い傾向にあります。
時給が低いと長時間働いても稼げる額は少なくなり、モチベーションが下がります。
ただし、時給が低い分、福利厚生がしっかりしている場合があります。
特別手当がもらえたり、社員割引などがあればお得に感じられるでしょう。
飽きやすい
単純作業で楽な部分が多い反面、飽きやすい傾向にあります。
いつも同じ作業をしているとマンネリ化してくるため、仕事がつまらなくなります。
暇な日は仕事が早く終わり、やることがなくなることも珍しくありません。
つまらない時間が長く続くと時間を無駄にしている感覚に陥り、辞めたくなります。
土日休みにくい
土日は平日に比べて忙しくなるため、休みにくいです。
土日は多くのお客さんが来店するため、人手不足になるからです。
そのため、品出しバイトをするなら土日は休めないと思ったほうが良いでしょう。
ただし、住宅街のスーパーだと土日は外出する人が多いため、暇になることもあります。
身だしなみに厳しい
品出しバイトは身だしなみに厳しいです。
直接お客さんと接することはなくても、スーパーの一員として見られています。
店員としてふさわしい格好をしなければいけないため、自由な服装はできません。
派手髪やネイルなどは禁止されており、服装にも細かい規定がある場合が多いです。
品出しバイトに向いている人の特徴
品出しバイトのメリット・デメリットがわかっても、本当にやっていけるか不安ですよね。
楽だからと聞かされていたのに、自分にはきつくて辛かったということもあります。
そこで、どんな人なら品出しバイトに向いていると言えるのか、特徴をご紹介します。
集中力がある
品出しバイトは、日々同じことの繰り返しです。
商品が売れたら補充し、売り場が乱れたら整えるという作業をずっと行います。
そのため、黙々と同じ作業ができる、集中力がある人が求められます。
人目を気にしない
レジなどでお客さんと接することは少ないものの、接客がまったくないわけではありません。
お客さんからは店のスタッフとして認識されているため、人目を気にせずに働ける必要があります。
品出しをしている最中にお客さんから声をかけられても、対応できるだけのコミュニケーション能力は必要です。
小売に興味がある
商品に対する知識は必要ありませんが、小売業という事業内容に興味がある方が働きやすいです。
小売は商品の配置ひとつとっても、売れる・売れないが変わってきます。
商品を補充するタイミングを間違うと、売れる商品でも売れなくなることがあります。
そのため、小売に興味があり、物を売る楽しさを感じられる人は向いているでしょう。
体力がある
品出しの仕事は重い商品を持ち上げたり運んだりするため、体力が必要になります。
体力がないと店内を動き回ることはできないし、能率が悪くなるからです。
たとえば、大型スーパーだと重量のある飲料ケースを持ち運ぶ場面がよくありますが、体力がないと務まりません。
したがって、持久力や筋力に自信がある人は、品出しの仕事でその能力を存分に活かせるでしょう。
整理整頓が得意
綺麗好きで整理整頓が得意な人も、品出しのバイトに向いています。
お客さんが欲しい商品を見つけられるように、正確に並べなければいけないからです。
ただ商品を表に出すのではなく、カテゴリー別に並べる必要があります。
また、期限切れの商品を引き下げたり、新商品の入れ替えなども行うため、細かい部分に気を配らなければいけません。
整理整頓が得意な人は、商品を美しく配置することができるため、バイト先から頼りにされるでしょう。
品出しバイトの体験談を見る
品出しバイトに興味があるものの、周りにバイトしている人がいないため、どんなバイトか不安ですよね。
そんなときにおすすめなのが、バイト体験談を読むことです。
実際に品出しをしたことがある人の体験談を読めば、どんな雰囲気なのか想像することができるでしょう。
当サイトには品出しに関するバイト体験談も投稿されていますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
品出しバイトは楽すぎるイメージがありますが、楽だけで選んでも失敗します。
事前にメリット・デメリットを把握した上で、応募するようにしてください。
楽だけってことはないよね
品出しバイトは商品の補充がメインであるため、覚えることが少なく、誰でも行うことができます。
お客さんや同僚と接する機会が少ないため、コミュニケーション能力がなくても働けるでしょう。
一方、単純作業なので仕事に飽きたり、つまらなく感じることがあります。
重い荷物を持ちながら店内を歩き回ることもあるため、ある程度の体力は必要になるでしょう。
自分が品出しに向いているか不安な人は、バイト体験談を読んで参考にしてください。
品出しバイトには楽以外の魅力もあるため、興味がある人は始めてみてはいかがでしょうか。