大学生になると家庭教師のバイトが気になりますよね。
家庭教師のバイトはやめとけって言われた
時給が高くて稼げるイメージがあるのに、否定されるのは不思議です。
他人から「やめろ」と言われたら、応募するか悩みますよね。
実際のところ、家庭教師のバイトは注意が必要です。
時給の高さだけで応募すると、後で悔やむことになるでしょう。
そこで今回は「家庭教師のバイトはやめとけと言われる理由」についてご紹介します。
家庭教師のバイトをするか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
家庭教師の仕事内容
家庭教師のバイトは、生徒の自宅に行って勉強を教えるのが主な仕事です。
生徒によって教える科目や内容は異なりますが、一般的には国語、英語、数学などの基礎学力を重視する傾向があります。
授業以外にも予習・復習の指導、報告書の作成、保護者とのやりとりなどを行います。
家庭教師のバイトは責任が大きくやりがいも高い仕事ですが、勉強を教えるだけで良いわけではありません。
生徒が悩んでいたら相談に乗ったり、問題解決の手助けをします。
生徒だけでなく、保護者に学習状況や成果を報告しなければいけないため、コミュニケーション能力が求められるでしょう。
家庭教師のバイトが否定される理由
大学生にとって家庭教師のバイトは定番化されていますが、「家庭教師のバイトはやめとけ」と言う人がいます。
どうして家庭教師のバイトは駄目なのでしょうか?よく言われる理由を見ていきましょう。
収入が安定しない
家庭教師のバイトは時給が高いものの、収入は安定しません。
生徒や保護者の都合で、授業がなくなる場合があるからです。
生徒が風邪をひいて休まなくてはいけなくなったり、家庭の事情で取り消しになる可能性も珍しくありません。
シフト変更が発生しやすいため、収入が安定しないと言えるでしょう。
保護者との関係
指導する生徒との関係だけでなく、保護者との関係性も重要になります。
保護者とも密接に付き合うため、コミュニケーション能力がないと務まりません。
しかし、保護者の中には高圧的で頑固な人もいます。
若いあなたを受け入れられず、否定してくるかもしれません。
保護者と関係性を築けないと、授業が予定通り進行しなくなるでしょう。
長期契約がある
家庭教師のバイトは長期契約が基本です。
半年~1年ぐらいのスパンで生徒に指導するため、契約期間は長くなります。
生徒と合わないからといって辞めることはできないし、教えに行かなければいけません。
長期間やりたいことができなくなり、縛りが多くなってしまうでしょう。
移動時間がかかる
家庭教師は、生徒の自宅や指定された場所に出向く必要があります。
自宅から遠い場所に行くのであれば、移動するだけで時間がかかります。
たとえ交通費は出してもらえても、移動時間は時給が発生しません。
移動に時間がかかりすぎると、タイムパフォーマンスが悪くなってしまうでしょう。
責任が重い
家庭教師は、生徒の成績や進路に影響を与える仕事です。
飲食店やコンビニなどと比べて責任が重くなり、精神的なストレスを感じやすくなります。
保護者からは合格や学力アップを求められ、結果が出ないと認められません。
期待に応えなければいけないという気持ちから、プレッシャーを感じやすくなるでしょう。
家庭教師のバイトで得られるメリット
家庭教師のバイトを否定されるとやめたくなりますが、良い部分もたくさんあります。
家庭教師のバイトをすることで、どんなメリットが得られるのか見ていきましょう。
時給が高い
家庭教師の時給は、平均1500円~2000円ほどと言われています。
地域や学歴、所属する会社・団体により異なりますが、他の職種に比べて高収入が期待できます。
時給2000円以上になるケースもあり、昇給や福利厚生が付いてる場合も珍しくありません。
個人で契約する場合、交渉次第でさらなる高収入を期待できるでしょう。
教える力が身につく
生徒に勉強を教えることで、指導力=教える力が身につきます。
教える力が身につくと、他人とコミュニケーションをとる際に役立ちます。
人に教えることで相手の理解力が上がるだけでなく、自分の復習にもなります。
将来の就活やガクチカなどのアピールにも繋がるでしょう。
やりがいがある
家庭教師の仕事は、生徒の成績や進路に大きく影響します。
生徒の成長を見守り、サポートすることは非常にやりがいのある仕事です。
生徒の成績が上がったり、志望校に合格すると自分のことのように嬉しいものです。
他人から深く感謝されることで、自己肯定感を高められるでしょう。
シフトの融通が利く
家庭教師は、自分の都合に合わせて授業日や時間を決められます。
教師の大半は大学生であるため、雇用する側も時間に制限があるとわかっているからです。
そのため、学業やプライベートと両立しやすく、週1でも良い場合があります。
ただし、生徒の都合にも合わせなくてはいけないため、完全に自由だというわけではありません。
お互いの都合を話し合った上で、シフトを決める必要があるでしょう。
体力は必要ない
家庭教師は基本的に室内で授業をするため、体力は必要ありません。
夏でも冬でも冷暖房が効いている快適な部屋で、椅子に座って授業をします。
場合によってはオンライン授業をするケースもあり、自宅にいながらできます。
頭を使う分疲れますが、体力の消耗は少ないでしょう。
家庭教師のバイトが向いてる人
家庭教師のバイトにも向き・不向きがあります。
まずは、どんな人が向いてるのかご紹介します。
子供が好き
家庭教師のバイトでは、主に子供たちに勉強を教えます。
子供と一緒にいる時間が長いため、子供が好きであることは非常に重要です。
授業が楽しくなるためには、子供たちとのコミュニケーションは欠かせません。
子供たちの興味を引きつけ、学習を促進する必要があります。
子供が好きで親しみやすい性格の人は、家庭教師に向いていると言えるでしょう。
教えるのが得意
家庭教師のバイトでは、わかりやすく教えるスキルが必要です。
複雑な概念をシンプルに説明し、生徒たちが理解しやすいようにアプローチする必要があります。
たとえば、実生活の例を交えながら教えることで、生徒たちは具体的に理解できるようになります。
教えるのが得意な人は、生徒たちの学習効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
責任感が強い
家庭教師は生徒たちの学習のサポートを担当するため、責任感が強い人が向いています。
授業の進度管理や、生徒の理解度の把握が求められるからです。
細かなことにも注意を払い、生徒たちの成績向上に貢献することが期待されます。
責任感が強い人であれば、生徒や保護者から信頼されるでしょう。
家庭教師のバイトが向かない人
一方、家庭教師のバイトに向いていない人もいます。
向いてない人がバイトをしても、トラブルになりかねません。
そこで、家庭教師のバイトが向かない人の特徴をご紹介します。
人見知り
人見知りで他人と接するのが苦手な人は、家庭教師のバイトに向いてません。
なぜなら、生徒や保護者と密接にコミュニケーションを取る必要があるからです。
人見知りだと積極的な関わりが苦手なため、生徒が安心して学習できる環境を提供するのが難しくなります。
保護者との面談や進捗報告も頻繁にあるため、人見知りだと務まりません。
コミュニケーションが苦手な人は、家庭教師以外のバイトをした方が良いでしょう。
忍耐力がない
忍耐力がない人も、家庭教師のバイトに向かないです。
忍耐力がないと、生徒とのコミュニケーションが難しくなり、教育の質が低下する可能性があります。
たとえば、特定の科目やトピックで生徒が苦手意識を抱いている場合、その課題を克服するまで時間がかかります。
忍耐力がないと早期に結果を求めてしまい、生徒のやる気を奪ってしまうかもしれません。
せっかちで我慢するのが苦手な人は、家庭教師のバイトに向かないでしょう。
自己中心的
自分勝手で自己中心的な性格の人は、家庭教師に向いていません。
家庭教師は生徒のニーズや学習スタイルに合わせた、柔軟な指導が求められるからです。
生徒を第一に考えられないと、自分の得意分野ばかりに力を入れてしまいます。
生徒が理解してくれるとは限らないため、成績は向上しません。
自分が中心でないと駄目な人は、家庭教師のバイトは向かないでしょう。
家庭教師のバイトの始め方
家庭教師のバイトを始める方法は、主に2つあります。
1つめは家庭教師センター(派遣会社)に登録して、生徒を紹介してもらう方法です。
家庭教師センターに登録する場合、インターネットや電話で応募し、面接や研修を受けます。
その後、担当になる生徒のマッチングが行われ、授業を始めていきます。
生徒や保護者の対応は派遣会社に任せるため、困ったことがあってもフォローしてくれるでしょう。
その分、手数料を引かれたり、自分で生徒を選べないといったデメリットもあります。
2つめは個人で生徒を探して、直接契約する方法です。
個人で生徒を探す場合、マッチングサイトや紹介などを利用し、直接保護者と契約します。
直接契約することで報酬や条件は話し合いによって決められ、多くの収入を得られるチャンスがあります。
反面、会社からのフォローはないため、トラブルがあったときでも自分で解決しなければいけません。
もし、あなたが初めて家庭教師のバイトをするのであれば、求人サイトから応募することをオススメします。
派遣会社ならマニュアルが充実しているし、研修があるので安心です。
家庭教師として実績ができてから、直接契約しても良いでしょう。
家庭教師のバイトを始める際の注意点
家庭教師のバイトを始める際は、次の点に注意してください。
指導内容
家庭教師のバイトをする際は、自分が得意な教科を選ぶことが大切です。
得意ではない教科を選ぶと、負担が大きくなってしまうからです。
文系の人が数学や科学を教えるのは難しいし、理系の人が国語や社会を上手く教えられるかわかりません。
範囲外だと授業の準備にも時間がかかるため、得意科目を選ぶようにしましょう。
納得できる時給
家庭教師のバイトは時給が高いというイメージがありますが、派遣会社や仲介業者によって大きく異なります。
「時給2000円」の求人に応募したら、「学歴が足りないから1500円で」と言われるケースも珍しくありません。
また、交通費がかかりすぎたり、備品が自腹になる場合もあります。
初めてだからと妥協せず、納得できる時給で契約するようにしてください。
サポート体制
派遣会社に登録するのであれば、サポート体制のチェックは欠かさないようにしてください。
研修があったり体験授業ができる会社なら安心ですが、フォロー体制がないと不安です。
生徒や保護者とトラブルになっても相談できないし、全部自分で解決しなければいけません。
家庭教師はやることが多いため、サポート体制がしっかりした会社を利用するようにしましょう。
家庭教師は誰でもできるわけではない
高収入を得られてスキルが身につく家庭教師は魅力的ですが、誰でもできるわけではありません。
高校生以上の生徒を指導する場合、平均以上の学歴や教員免許などの資格が必要になります。
大学のランクも重視され、偏差値が高い大学ほど採用に有利なのは間違いありません。
ただし、誰でもできるわけではないものの、条件を満たせば誰でも応募できます。
小学生以下の児童なら学歴はなくても教えられるし、フリーターや主婦でも大丈夫です。
事前研修がある会社も多いため、未経験でも安心して働くことができるでしょう。
指導力やコミュニケーション能力をはじめ、求められるスキルは高いものの、全て満たさなければいけないわけではありません。
時給ばかりに目を向けず、自分に合った条件を見極めてから応募するようにしてください。
まとめ
家庭教師のバイトは稼げるイメージがありますが、大変な部分も多いです。
バイトをしてから後悔しないためにも、慎重に判断するようにしてください。
よく調べてから応募しよう
「家庭教師のバイトはやめとけ」と言われるのは、収入が安定しなかったり、保護者との関係で悩む可能性があるからです。
生徒や保護者の期待に応えなければいけないし、責任を感じる場面も少なくありません。
しかし、家庭教師は他のバイトと比べて時給が高く、やりがいのある仕事です。
シフトの融通が利き、体力は必要ないため、学校や家事の合間に働くことができます。
家庭教師は誰でもできるわけではありませんが、決して条件が厳しいわけではありません。
子供と一緒に勉強し、成績向上につながれば、きっとあなた自身も成長することができるでしょう。