カフェバイトはおしゃれなイメージがあるため、一度はやってみたいですよね。
でも、コミュ力が必要そう…
カフェは接客業なため、コミュニケーション能力が必要だと思う気持ちわかります。
バイト仲間も明るい人が多そうだし、バイト先で浮くのは嫌ですよね。
実は、カフェバイトには向き・不向きがあります。
向いてない人がバイトをはじめてしまうと、想像以上に苦労してしまうでしょう。
そこで今回は「カフェバイトが向いてる人の特徴」をご紹介します。
カフェバイトに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
カフェバイトの仕事内容
カフェの業務形態は、セルフ式とフルオーダー式の2種類に分かれます。
セルフ式は、注文した後にカウンターで商品を受け取り、客自身が席まで運ぶ形です。
スターバックスやドトールなど、コーヒーチェーン店でよく見られる形式になります。
一人の店員がレジ、調理、ドリンク作り、仕込み、清掃などさまざまな業務を行うため、作業量は多いです。
一方、フルオーダー式はお客さんが座っている席で注文を取り、料理も店員が運びます。
個人の喫茶店やカフェレストランなどによく見られる形です。
担当が「ホール」と「キッチン」に分かれており、ホールなのに料理を作ったり、キッチンなのに接客をすることはありません。
セルフ式はマニュアル通りの対応が求められ、フルオーダーは臨機応変な対応が求められます。
お店の規模や仕事内容が自分に合っているか見極めた上で、応募するようにしてください。
カフェバイトのメリット
カフェは繁華街や商店街など色んな場所に存在し、私たちの生活に浸透しています。
馴染み深い店であるため、カフェでバイトしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
そこで、カフェバイトをするとどんなメリットがあるのかご紹介します。
経験が積める
カフェバイトをすることで、社会人に必要な経験を積むことができます。
カフェにはたくさんの人が訪れるため、自然と社会性が身につくからです。
仕事をしながらコミュニケーション能力が磨かれ、チームワークの大切さがわかるようになります。
また、忙しいときは複数の業務を同時にこなす必要があるため、応用力も磨かれます。
カフェバイトでさまざまな経験を積むことで、社会人になっても適用できるようになるでしょう。
シフトが組みやすい
カフェバイトは他のバイトと比べてシフトが組みやすいです。
学生スタッフが多いため、学校の都合を考慮してくれるからです。
授業や試験のために休んだり、勤務時間を変更してもらうこともできます。
柔軟にシフトを組むことができれば、プライベートの時間も充実するでしょう。
クレーマーが少ない
カフェバイトは他の飲食店と比べてクレーマーが少ないです。
店内は落ち着いた雰囲気を演出しており、リラックスするために利用する人が多いからです。
特にチェーン店は価格や仕組みが広く知れ渡っているため、料理や料金で揉めることはありません。
よほどのミスでもしない限り、お客さんとトラブルになるケースは少ないでしょう。
出会いが多い
カフェバイトは大学生にとって出会いが多い場所としても知られています。
大学生を中心に若者が多いため、一緒に働いているうちに仲良くなりやすいからです。
また、カフェ好きな人が集まっていることから、社員やパートさんとも仲良くなる場合もあります。
バイト仲間だけでなく、お客さんと仲良くなる機会もあるため、出会いが多いバイト先だと言えるでしょう。
カフェ文化に触れる
カフェや喫茶店で働くことで、コーヒー文化に触れる機会が多くなります。
コーヒーに必要な知識やコーヒーの淹れ方など、働きながら学べるからです。
紅茶やドリンク・デザート・サンドイッチなど、料理に関する知識も増えます。
カフェ独特の香りや雰囲気に触れることで、癒しの時間を過ごせるでしょう。
カフェバイトのデメリット
大学生に人気で憧れを持つ人も多いカフェバイトですが、良いことばかりではありません。
中には「これはどうなんだ?」と首を傾げたくなるような部分もあります。
そこで、カフェバイトのデメリットについてご紹介します。
バイトのスケジュールや労働環境によっても大きく変わるため、状況に応じて判断してください。
体力的にきつい
カフェの仕事は体力的にきつい部分があります。
勤務中はずっと立たなければいけないため、足腰に負担がかかるからです。
掃除や後片付けをはじめ雑多な仕事も多く、体力的な負担を強いられます。
体力面に加え、精神的にストレスを感じる部分があり、心身ともに休まりません。
駅前の店だとお客さんが殺到しやすいため、休む暇もないでしょう。
覚えるのが大変
カフェバイトはメニューが豊富にあるため、覚えるのが大変です。
特にチェーン店は新商品も多いため、次々覚えていかなければいけません。
スターバックスのようにカスタマイズができる店だと、組み合わせを覚えるだけでも大変です。
お客さんから質問される機会も多いため、覚えるのが苦手な人は苦労するでしょう。
コミュ力が必要
カフェバイトはチームワークを大切にしているため、コミュニケーション能力が必要です。
みんなと協力して乗り越えなければいけないため、コミュ力がなければ務まりません。
忙しいときは臨機応変に対応しなければならず、空気を読む力が求められます。
コミュニケーションが苦手で口下手なだと、みんなに合わせられずに苦労するでしょう。
休みづらい
カフェはシフトが組みやすい一方、バイトを休みづらい部分があります。
必要最低限の人数で回しているため、誰かが休むと人手不足になってしまうからです。
年末年始やGWは繁忙期にあたるため、休みたくても休めません。
勉強とバイトを両立するためには、計画的なスケジュール管理が必要になるでしょう。
福利厚生が少ない
カフェは小規模なお店が多いため、福利厚生が少ない傾向にあります。
社会保険や有給休暇などは整っておらず、特別手当もありません。
飲食店ではあるものの軽食が多いため、まかないとして食べられる店も少ないです。
福利厚生が少ないと働く意欲は薄れ、モチベーションが下がるでしょう。
カフェバイトに向いてる人の特徴
カフェの仕事にも向き・不向きがあります。
どんなにカフェの仕事が好きでも、向いてない人がバイトをするのは大変です。
せっかくバイトに受かっても、すぐに辞めたくなってしまうでしょう。
そこで、どんな人がカフェバイトに向いているかご紹介します。
コミュ力が高い
カフェは人と接する機会が多い仕事です。
バイト仲間をはじめ、お客さんや出入り業者とも接しなければいけません。
社交的で人見知りせずに、どんな相手ともやりとりできる力(コミュニケーション能力)が必要になります。
人と接することが好きで、明るく笑顔で振る舞える人が向いていると言えるでしょう。
ストレスに強い
カフェには多くのお客さんが来店するため、時間に追われるときがあります。
お昼時は注文が殺到するため、早くしなければいけないというプレッシャーに悩まされやすいです。
だからといって逃げ出すことはできないし、周りに迷惑をかけてしまいます。
多少ストレスを感じても、冷静に対処できる人が向いているでしょう。
マルチタスクが得意
セルフ式のカフェ店は、一人でさまざまな業務を行います。
注文や会計以外に、ドリンクや料理を作ったり、机の後片付けや掃除もしなければいけません。
お客さんに新商品の案内をしたり、販促の手伝いもすることもあります。
柔軟性のある人が求められるため、マルチタスクが得意な人に向いているでしょう。
食に興味がある
カフェは食べ物を扱っているため、食べるのが好きな人に向いています。
コーヒー嫌いな人がコーヒーを勧められないし、試食をする場合もあるからです。
お客さんに意見を求められても、食に興味がないと答えられません。
料理にこだわっているお店も多いため、食に興味がある人に向いているでしょう。
きれい好き
カフェはお客さんが食事を楽しむ場所であることから、きれい好きな人に向いています。
安心して食事を楽しんでもらう必要があるため、店員にも清潔感が求められるからです。
清潔でない環境では食中毒などのリスクが高まるため、不潔にしてはいけません。
普段から身だしなみに気をつけ、清潔感を保てる人に向いてるでしょう。
体力がある
カフェバイトは立ち仕事であるため、体力がある人に向いています。
体力があれば長時間働けるし、店内を歩き回っても耐えられるからです。
高校で運動部に所属していたり、日頃から運動している人は多少の疲れでもへこたれません。
ここぞというときに踏ん張りが利くため、問題なく働けるでしょう。
柔軟性がある
カフェは特定の時間になると混雑するため、柔軟性がある人に向いています。
忙しい時間帯でも臨機応変に動けることで、職場に貢献することができるからです。
朝は通勤・通学前に訪れるお客さんが殺到するため、テキパキと動かなければいけません。
その場の状況に応じて適切な行動が取れれば、怒られることもないでしょう。
カフェバイトに最適な3つの探し方
カフェでバイトをする方法は様々あります。
その中でも見つかりやすい3つの方法をご紹介します。
求人サイトで探す
まずは、求人サイトやアプリを使ってバイト探しをしてください。
求人サイトであれば、家にいながらバイト探しができるからです。
希望する地域や条件で検索し、目当ての求人を保存することもできます。
写真や動画で確認できるサイトもあるため、自分に合ったバイト先を見つけやすくなるでしょう。
直接店に足を運ぶ
駅前や学校の近くで働きたい人は、直接店に足を運んでください。
お店の雰囲気やスタッフの様子を見て、自分に合っているか判断することができます。
接客態度が良い店なら教育がしっかりしてると言えるし、初めてでも安心です。
カフェ巡りをして納得できる店が見つかれば、ブラックバイトを避けられるでしょう。
友達に紹介してもらう
絶対にカフェでバイトをしたいと思うのであれば、友達に紹介してもらうのが確実です。
友達の紹介であれば、採用される可能性が高くなります。
直接お店の様子や仕事内容を聞くこともできるし、メリット・デメリットもわかります。
友達と一緒ならコミュニケーションも取りやすくなるため、楽しく働けるでしょう。
カフェバイトの面接対策
カフェバイトは人気があるため、応募者が殺到する傾向にあります。
何も対策せずに応募しても不採用になる可能性が高く、バイトをすることができません。
そこで、カフェバイトに必要な面接対策をご紹介します。
カフェバイトに受かるか不安な人は、ぜひ参考にしてください。
事前調査をする
面接を受ける前に、お店の雰囲気や仕事内容を調べておくことが大切です。
事前にお店のホームページやSNSをチェックし、どんな店か把握するようにしてください。
直接お店に足を運んで下見することで、お店の雰囲気や仕事内容を確認することができます。
面接でお店に関連した質問をすれば、「勉強してきたんだな」と思われ、好印象を与えられるでしょう。
清潔感を意識する
カフェでは清潔感が求められるため、身だしなみにも注意してください。
服装は男女ともに白系の襟付きシャを着て、黒のストレートパンツが無難です。
長髪の人は髪をまとめ、男性は髭を剃り、服装以外も意識しなければいけません。
服装や髪型をきちんと整えて面接に臨めば、清潔感を感じ取ってもらえるでしょう。
受け答えを工夫する
カフェバイトの面接は学歴やスキルよりも、人間性が重視されます。
面接官の質問に自分の言葉で答え、受け答えを工夫しなければいけません。
なぜカフェで働きたいのか?どのような経験を積みたいのか?を聞かれる場合があります。
自分の強みや将来の目標など、何を聞かれても良いように練習しておくと良いでしょう。
質問には正直に答える
面接官に質問されたときは、正直に答えるようにしてください。
都合の悪いことがあっても、隠さずにはっきり伝えることが大切です。
たとえたどたどしい回答になったとしても、正直に答えているとマイナスにはなりません。
人柄を買ってくれる場合もあるため、嘘をつかず正直に答えるようにしましょう。
マナーを守って行動する
面接当日は遅刻厳禁です。10分前には到着するようにしてください。
どんなバイトにも言えますが、マナーを守れない人が採用されることはありません。
店に到着したらレジにいる店員に答えをかけ、面接に来たことを告げてください。
「お忙しいところすみません。○○時の面接に来た(あなたの名前)です。採用担当者の方はいらっしゃいますか?」と聞くのが無難です。
あまり丁寧な言い方をしても伝わりづらくなるため、最低限「面接に来た」ということが伝われば十分です。
採用担当者が来たら自分の名前を伝え、「よろしくお願いします」と挨拶してから席に移動してください。
相手の立場を尊重してマナーを守った行動ができれば、好印象を与えられるでしょう。
カフェバイトの時給はどのくらい?
カフェバイトの平均時給は、おおよそ850円~1,000円程度と言われています。
地域や店舗によって金額は異なりますが、決して高いわけではありません。
深夜に働くと手当は出ますが、深夜まで営業しているカフェは少ないです。
ただし、実力や経験に応じて時給が上がりやすいため、長く務めるほど給料は高くなります。
あまり稼げるバイトとは言えないため、給料面以外のやりがいを見つけたほうが良いでしょう。
カフェバイトは女性のみ?男性はいない?
カフェは女性のイメージが強いため、男性だと働けないのではないか?と思いますよね。
せっかくバイトに応募しても、採用されないのは辛いという気持ちわかります。
しかし、カフェバイトだからといって、女性しか駄目というわけではありません。
キッチンを始め、男性が活躍できる仕事はたくさんあるし、男性でも採用してくれます。
女性の方が多い傾向はあるものの、男性はいないというわけではないので、応募しても問題ないでしょう。
面接では性別よりも「どれだけ仕事ができるか?」が見られています。
「バイト先に貢献したい!」という想いを伝え、あなたの強みをアピールしてくださいね。
親にカフェバイトはやめとけと言われたら?
カフェは誰もが利用するため、ネガティブな意見が集まりやすいです。
「カフェバイトはやめとけ」という人もいるし、SNSで否定的な内容が投稿される場合もあります。
特に親から否定されたら、やめた方が良いのか悩んでしまいますよね。
親に「カフェバイトはやめとけ」と言われたら、まず言い分を理解することが大切です。
あなたの健康を心配して言っているのかもしれないし、もっと勉強に集中してほしいと思っているのかもしれません。
カフェは長時間労働になりやすいため、子供の健康を心配する親は多いです。
しかし、あなたにはあなたの人生があります。
親に反対されてもカフェバイトがしたいと思うのであれば、あなたの考えを正しく伝えることが大切です。
なぜカフェでバイトをするのか?カフェのどこが魅力に感じたのか?を丁寧に説明してください。
どんなスケジュールでバイトをするのか具体的に示し、学業を疎かにしないと伝えれば、きっと理解してくれます。
あなたの熱意が伝われば、「カフェバイトはやめとけ」と言わずに、応援してくれるでしょう。
まとめ
大学生を中心にカフェは人気があるバイト先のひとつです。
しかし、イメージだけで決めると後悔するため、冷静に判断するようにしてください。
よく調べてから応募しよう
カフェでバイトをすると様々な経験を積むことができます。
コミュニケーション能力が身につくし、協調性や応用力も養われます。
反面、立ちっぱなしになるので体力的にきつい部分もあります。
時給は低くて福利厚生も少ないため、稼げるバイトとは言えません。
しかし、「コミュニケーション能力を身に着けたい」「コーヒーやスイーツの知識をつけたい」という人には、最適なバイト先の一つです。
カフェが好きで仕事内容に興味があるのであれば、ぜひ挑戦してください。
きっと素敵なバイト体験ができるでしょう。