働きすぎて疲れるため、バイトのシフトを減らしたいと思ったことはないでしょうか?
バイトばかりで休みがない…
毎日働いていると、肉体的にも精神的にも相当な疲れが溜まります。
できることなら、もう少しシフトを減らしたいし、休みも増やしてほしいですよね。
ただし、いきなり「バイトのシフトを減らしたい」と言っても受け入れてもらえるません。
人手不足のお店であれば、「代わりの人が見つかるまで頑張って」と言われるだけです。
バイト先にお願いをする際は、綿密な計画を立てて、物事を順序よく進めていく必要があります。
シフトを減らすまでの一連の流れ(プロセス)が出来上がっていると、シフトを減らしたいという相談をしても、受け入れてもらいやすくなるでしょう。
そこで今回は「バイトのシフトを減らすためのプロセス」をご紹介します。
どうやってシフトを減らせば良いのかわからない人は、ぜひ参考にしてください。
1)シフトを減らしたい理由を考える
まず最初に「シフトを減らす理由」を考えてください。
シフトを減らす理由がないと、バイト先に認めてもらえません。
学生なら「勉強がしたい」、社会人なら「本業が忙しくなった」、主婦なら「育児や介護が必要になった」などが定番です。
なぜシフトを減らすのか理解できれば、シフトを減らしてもらえるでしょう。
一方で、「仕事がきつい」「作業が多くて疲れる」「人間関係が嫌になった」などの理由もあります。
飽きっぽい人だと、「めんどくさい」「だるい」と思う場合もあるでしょう。
これらの理由は人によって感じ方が異なるため、認めてくれるかわかりません。
厳しい店長だと、「わがまま言うな!」と一蹴されてしまいます。
突き放された返事をされるとショックだし、バイト先での立場も悪くなりそうですよね。
このように、正直に伝えて良い理由とそうでない理由があります。
シフトを減らしたいときは、正当かつ納得してもらいやすい理由を考えましょう。
2)いつ減らすのか時期を決める
シフトを減らしたいと思ったときは、今すぐ減らしたくなります。
次のシフトがでるまで待てずに、ただちに減らして欲しくなるでしょう。
しかし、バイト先にも都合があります。
他の従業員との兼ね合いもあるため、すぐに容認することはできません。
シフトを減らす相談をしても「新しい人が入ってくるまで待ってよ」とか「今は忙しい時期だから後で考える」など、先延ばしにされるだけです。
そこで、いつ減らすのか時期を決めるのが重要になります。
前もって時期を決めておけば、シフト変更がしやすくなるからです。
たとえば、シフトを減らす時期が一ヶ月後だとします。
一ヶ月もあれば他の人のシフトを調節したり、新しい人を入れられます。
自分でバイト仲間に交渉することもできるため、迷惑がかかりません。
バイト先の都合も考慮して、シフトを減らす時期を決めましょう。
3)バイト仲間に相談する
シフトを減らす前に、バイト仲間に相談するようにしてください。
あなたがシフトを減らすことで、他人のシフトが影響されるからです。
仮に、あなただけシフトを変更してもらうと後が大変です。
勝手なことをしたと言われ、人間関係に支障が出る可能性があります。
バイト仲間に迷惑をかけないためにも、事前に相談するようにしましょう。
あらかじめ「シフトを減らしたい理由」と「シフトを減らす時期」を伝え、どう思っているか聞いてみるのです。
自分のシフトが増えても良いという人は賛成してくれるし、そうでない人は反対します。
仲の良いバイト仲間だけに相談するのではなく、先輩や他の時間帯に勤務する人にも聞いてみましょう。
一部の人にだけ相談すると、相談されていない人のシフトが増やされた時に、怒りを買うことになります。
できるだけ影響が出そうな人には事前に相談して、お伺いを立てるようにしてください。
事前にしっかり相談しておけば、人間関係のいざこざを避けられるでしょう。
4)シフト変更をお願いする
バイト仲間への根回しが完了してから、店長や責任者にシフト変更のお願いしてください。
この時に注意したいのが、必ず口頭で伝えるということです。
ただ日数を減らしたシフト表を提出するだけだと、真意は伝わりません。
「なぜ自分に相談してこないのか?」と疑問に感じるし、憤りを覚えるおそれもあります。
「勝手な変更は許せない!」と思われれば、シフトを減らしてくれないでしょう。
誤解されて気まずくならないためにも、直接シフト変更をお願いしてください。
バイト終わりに「シフトのことで相談があります」といった形で、話を切り出せば問題ありません。
なお、店長に相談する際は、忙しくない時間帯を選んでください。
何か仕事をしているときに伝えても、まともに取り合ってくれず、はぐらかされる可能性があります。
店長の手が空いたタイミングを見計らって相談すれば、話を聞いてもらえるでしょう。
5)徐々にシフトを減らしていく
シフト変更を認めてもらっても、希望通りのシフトにならない場合があります。
特に2日も3日も減らしたい場合、すぐ対応するのは困難です。
何日も減らされると人手不足になるし、全体のシフトを組み直さなければいけません。
「いついつまでに減らしたい」と時期を提案しても、延びる可能性があります。
そこで、いきなりシフトを減らすのではなく、徐々に減らしていくようにしてください。
たとえば、週6日勤務しているのを、週3日に減らしたいとします。
次のシフトでは1日だけ減らし、週5日にするのです。
そして人が増えたタイミングを見て、週4、週3と減らしていけば目立ちません。
また、週3日でも土日祝日や忙しい曜日は働くと言えば、受け入れてもらいやすいです。
徐々に・少しずつシフトを減らしていくというやり方をすることで、バイト先の負担を最小限に抑えることができます。
徐々にシフトを減らしていけば、いずれ希望通りの日数で働くことができるでしょう。
バイトを辞めることも検討する
バイトのシフトを減らすための5つのプロセスを踏んでも、シフトが減らない場合があります。
責任のある仕事を任されている場合、すんなりと了承してもらうのは難しいからです。
また、契約上の問題もあります。
週5日勤務で働くことを条件に雇用されたのに、週3日に減らすと言っても受け入れられません。
もし、シフトを減らしてもらえないのであれば、バイトを辞めることも検討してください。
バイトを辞めずにズルズル働いても、いつか限界が来てしまいます。
体を壊したり、バイトをするのが嫌になってしまうでしょう。
短い日数・時間だけ働けるバイト先はいくつもあります。
シフト通り働けないバイトは辞めて、シフト自由なバイトを探すのも良いでしょう。
まとめ
バイトを減らしたいときは、計画的に実行することが大切です。
いきなり「シフトを減らしたい」と言っても受け入れてもらえないので、注意してください。
いきなりだと迷惑になるもんね
バイトのシフトを減らしたいと思ったときは、タイミングに気をつけてください。
新人が入ってきたときや、閑散期になる前だとシフトを減らしてもらいやすくなります。
バイト仲間に相談してから店長にお願いすれば、みんなの迷惑にはなりません。
シフトが多いのはあなたが「即戦力」だからであり、バイト先から頼りにされている証拠です。
たとえバイトでも、自分を頼りにしてくれる人や場所があるというのはありがたいですよね。
しっかり筋を通してお願いすれば、シフトを変更した後も気持ちよく働けるでしょう。