1つのバイトだけでは収入が足りない場合、別のバイトもしたくなりますよね。
掛け持ちがバレると困る…
本業のバイト先が掛け持ち禁止だった場合、掛け持ちしていることがバレると大変です。
できることなら、今のバイト先にバレずに掛け持ちしたいですよね。
実は、バイトの掛け持ちがバレるのには原因があります。
気をつけていたつもりでも、知らず知らずのうちにバレてしまうことも多いです。
そこで今回は、「バイトの掛け持ちがバレる原因と対策」についてご紹介します。
バイトを掛け持ちしたくてもバレたら困るという人は、ぜひ参考にしてください。
掛け持ちがバレる3つの原因
なぜバイトの掛け持ちがバレるのでしょうか?バレる原因は主に3つあります。
知り合いに会う
一番多いのが、掛け持ち先で知り合いに会ってバレるパターンです。
特に接客業であれば人前に出るため、バレる可能性が高まります。
あなたが働いている姿を本業のバイト仲間に見られ、掛け持ちしていることがバレてしまうかもしれません。
また、お客さんからバレる可能性もあります。
掛け持ち先に常連さんが来て、あなたが他にもバイトをしていることが知られる場合もあります。
どこで誰に会うかわからないため、接客バイトをする際は注意しましょう。
シフト変更が多い
いつも入っていたシフトに入らなくなったり、急なシフト変更を希望して疑われます。
学生なら「授業の関係で」と説明することもできますが、毎回同じ言い訳を使うのは怪しいです。
また、夜の時間帯や休日にシフト変更をお願いすると、「もしかして他にバイトしてる?」と疑われるかもしれません。
1日に2つのバイトを掛け持ちしていたら、残業ができなくなります。
なぜ残業できないのか聞かれた時に、ボロが出て気づかれるでしょう。
稼ぎすぎた
年収103万円を超えると親の扶養を外れ、所得税や住民税の支払い義務が発生します。
さらに年収130万円以上になると、税金の負担額が増えるだけでなく、国民健康保険や国民年金などの社会保険料を自分で納めなくてはならなくなります。
もし、確定申告をするのであれば、源泉徴収票などの申告書類をバイト先からもらわなくてはいけません。
すると、「なぜ確定申告をするのか?」と聞かれ、あっという間に掛け持ちしていることがバレてしまいます。
掛け持ちがバレたらどうなる?
バイト先の就業規則で掛け持ちを禁止している場合があります。
もし、掛け持ちしていることがバイト先にバレたらどうなるのでしょうか?
バイト先に迷惑をかけていないのであれば、店長や責任者から注意されるだけで終わります。
普段から真面目に働いているのであれば、特にペナルティを受けることはないでしょう。
しかし、就業規則に厳しい場合は別です。
深刻な違反行為だとみなされ、出勤日数を減らされたり、責任のある仕事を任せてもらえなくなります。
最悪の場合、「就業規則に違反したから辞めてくれ」と言われ、懲戒解雇されます。
予期せぬトラブルに巻き込まれないためにも、掛け持ちする前に就業規則を確認するようにしてください。
バイト先が掛け持ちを禁止する理由
そもそもなぜ掛け持ちを禁止するバイト先があるのでしょうか?
掛け持ちしてもバイト先に迷惑をかけなければ、問題なさそうですよね。
しかし、次のような理由があり、掛け持ちを禁止しているのです。
情報漏洩を防ぐ
もっとも多い理由が、機密情報の流出を防ぐためです。
顧客の個人情報を扱っている会社は、情報漏洩を避けるために掛け持ちを禁止します。
もし、従業員が同業界の仕事をしていたら、何かのきっかけで外部に漏れてしまうかもしれません。
情報漏洩があると信用問題になるため、未然に防ぐために掛け持ちを禁止するのです。
シフトに悪影響
シフトに悪影響をおよぼすという考えから、掛け持ちを禁止している場合もあります。
掛け持ちするとシフトが厳しくなり、入れない日も出てくるからです。
週5日入ってる人が3日になるかもしれないし、土日休まれる可能性もあります。
特に年末年始や大型連休は忙しくなるため、入ってもらえないと困ります。
掛け持ち先の都合でシフトが乱れるのは避けたいため、掛け持ちを禁止するのです。
能力の低下
仕事のパフォーマンスが低下することをおそれて、掛け持ちを禁止する場合もあります。
どんなに仕事ができる人でも、複数のバイトをすれば疲れてしまうからです。
疲れたからと言って休まれたら困るし、職場で倒れられても困ります。
掛け持ちが原因で事故が起きる可能性もあることから、掛け持ちしてほしくないのです。
掛け持ちをバレなくする方法
バイト先が掛け持ちを禁止していても、生活のために掛け持ちせざるを得ない人もいるでしょう。
しかし、掛け持ちをバレなくする方法はあります。
掛け持ちしていることがバレたくない人は、次の対策を取るようにしてください。
他人に話さない
バイトを掛け持ちしていることを誰にも話さないようにしてください
たとえ親しいバイト仲間であっても、話すとバレる可能性があります。
仲良くなるとつい気が緩んでしまい、うっかり喋ってしまうことがあります。
人づてに他のバイト仲間にも知られ、責任者の耳に届くかもしれません。
また、あなたが学生であれば学校内での会話にも注意してください。
同じバイト先で働くクラスメイトがいたら、友達との会話をきっかけにバレてしまう可能性もあります。
いくら仲が良い相手でも自分が秘密にしたいことは喋らない方が良いです。
変に疑って友達をなくさないためにも、注意しましょう。
離れた場所で働く
本業のバイトと掛け持ち先のバイトが近くにあると、バレる可能性が高いです。
バイト仲間や責任者が掛け持ち先に訪れる可能性があるし、働いている様子を見られるかもしれません。
仕事中に見られなかったとしても、従業員用の駐車場や出入り口から入っているのを目撃されることもあります。
掛け持ち先が近くにあると誰に見られるかわからないため、できるだけ離れた場所で働くようにしましょう。
同じ業界で働かない
バイト先が同じ業界だとバレるリスクが高まります。
共通の出入り業者を利用していたり、両方の店を利用するお客さんからバレてしまいます。
また、同じ業界だと社員同士がたまたま知り合いで、バイトスタッフの話をした際にバレることもあります。
情報流出や変な疑いをかけられないためにも、同じ業界での掛け持ちは避けたほうが良いでしょう。
シフトが被らないようにする
本業のバイトと掛け持ち先のバイトでシフトが被らないようにしてください。
シフトで迷惑をかけなければ、シフトが原因でバレることはなくなります
たとえば、本業は平日だけ働き、掛け持ち先は土日だけ働くといった形にします。
別々の日(または時間帯)に働くことで、シフトに穴を開けることはありません。
普段通りのシフトで働いていれば、掛け持ちがバレることはないでしょう。
稼ぎすぎないようにする
年収が103万円を超えると、住民税の支払い義務が生じ、130万円を超えると社会保険料の支払い義務が生じます。
これまで親の扶養に入っていのが外れることになり、自分で加入して保険料を納めなくてはいけません。
住民税の増加や確定申告の必要性があると、そこからバイト先に掛け持ちがバレる可能性があります。
せっかく掛け持ちして働いても、税金を取られ、バイト先にバレるリスクがあると損ですよね。
できるだけ、稼ぎすぎないように収入を調整しましょう。
掛け持ちがバレにくいバイトとは
掛け持ちしていることをバレないようにするためには、どんなバイトをするかも重要です。
掛け持ちがバレにくいバイトをすれば、気兼ねなく働くことができます。
どんなバイトなら掛け持ちがバレにくいのか見ていきましょう。
接客業以外のバイト
掛け持ちするなら接客業以外のバイトがおすすめです。
工場のライン作業や郵便局の仕分けなど、できるだけ人と会わないバイトをしてください。
接客バイトだとひと目につくため、働いている姿を知り合いに見られる可能性があるからです。
しかし、接客業以外だと限られた人のみ接することになるため、知り合いにバレるリスクは下がるでしょう。
短期バイト
イベント設営や交通整理など、短期間で終わるバイトはバレにくいです。
短期間であれば本業が休みの日に働くことができるため、シフト調節をする必要がありません。
仮にバレてもすぐ終わるため、問題になりにくいです。
「お金が足りなくなったので一時的に掛け持ちをした」とでも言えば、大目に見てくれるでしょう。
リゾートバイト
海やスキー場など、リゾート施設で働くバイトもバレにくいです。
リゾート施設は主に地方に行くため、バイト仲間やお客さんに見つかる可能性が低くなります。
ただし、掛け持ちの場合は住み込みで働くことができず、交通費がかかります。遠方のリゾートバイトを選ぶ時は注意しましょう。
在宅バイト
データ入力やアンケートモニターなど、在宅でできるバイトもバレにくいです。
自宅にいながら仕事ができるため、人づてにバレることはなくなります。
通勤の必要もないため、知り合いに見られてバレることもないでしょう。
在宅バイトだと時間の調節もしやすくなるため、本業の隙間時間にできるのも特徴です。
シフトにも影響を与えないため、気軽に収入アップが見込めるでしょう。
知り合いの紹介
家族や知り合いにバイト先を紹介してもらうのも有効です。
気心が知れた相手に頼むことで、働きやすい環境を用意してもらえます。
接客業でも裏方の仕事をさせてもらったり、勤務時間を調節してもらうことで、バレるリスクを下げることができます。
また、稼ぎすぎないように税金関係も調節してもらうことで、確定申告から勤務先にバレることはありません。
知り合いの紹介なら融通を利いてもらえることが多いため、掛け持ちしやすくなるでしょう。
バレた時の言い訳を考える
いくら細心の注意を払っていたとしても、絶対にバレないとは言い切れません。
何かの拍子で掛け持ちがバレてしまうこともあります。
もし、掛け持ちをしていることがバレた時は、責任者が納得しやすい言い訳を用意してください。
単純に「お金が欲しいから」「他の仕事にも興味があったから」だけでは不十分です。
「今のバイトだけだと生活が苦しいから」とか「奨学金を返済するため」など、もっともらしい理由が必要になります。
「親(知り合い)に頼まれたから」「スキルアップをしたかったから」などもありです。
ただし、掛け持ちを弁解する際は言い方にも注意してください。
「時給が少ないから」とか「あまりシフトを入れてくれないから」など、バイト先を責めるような言い方をしてはいけません。
低姿勢で「勝手に掛け持ちをして申し訳なかった」という態度を示せば、頭ごなしに怒られることはないでしょう。
高校生はバイトの掛け持ちがバレやすい
高校生がバイトを掛け持ちしているとバレやすいです。
フリーターほど時間に余裕がないため、シフトの調整が難しくなるからです。
たとえば、テスト勉強のためにバイトを1週間休んだとします。
復帰する際に、どちらのバイト先も「1週間休ませたんだから、もっと働いてほしい」と思っています。
しかし、バイトを掛け持ちしていると「休んだから出勤を増やす」ことができず、バイト先が望む通り入れません。
シフトの入り方で異常が出ると、「他になにかしているのではないか?」と疑わるため、掛け持ちがバレてしまうでしょう。
まとめ
バイトの掛け持ちがバレる原因と対策をご紹介しました。
掛け持ちはふとした瞬間にバレる場合もあるため、注意しましょう。
掛け持ちは接客以外のバイトが良さそうだね
掛け持ち先で知り合いに会ったり、頻繁にシフトを変更すると「掛け持ちしているのではないか?」と疑われます。
稼ぎすぎて年末調整や確定申告が必要になってしまいまい、バレる場合も多いです。
なるべくバイト先に迷惑がかからないように、シフトや収入を調節してください。
もし、万が一バレてしまった時の対策として、理解してもらえる言い訳を用意するのも大切です。
どうしてもお金が必要な理由を説明すれば、掛け持ちを認めてくれる場合もあります。
掛け持ちが禁止されているのに掛け持ちするのはリスクが高いため、なるべく掛け持ちOKのバイトをするようにしましょう。