家にいながらバイトをすることができる“在宅バイト”という働き方を知っていますか?
家でバイトができるの?
政府が推進する働き方改革により、リモートワークやテレワークなどと呼ばれる在宅の仕事が増えてきました。
特に2020年に流行した新型コロナウィルスの影響により、在宅での働き方が見直されています。
正社員だけでなくアルバイトでも同様であり、これまでお店や会社で行っていた作業を在宅で行うことにより、バイト代をもらうことができます。
バイト先に出勤することができなくても、家に居ながら稼げるなら助かりますよね。
そこで今回は在宅バイトの魅力を解説するとともに、大学生向けにどんな在宅バイトをすれば良いかをご紹介します。
家に居ながら稼ぐ方法を探している方は、ぜひご参考ください。
在宅バイトとは
在宅バイトは、お店や会社に出勤することなく、自宅にいながら働くことができるアルバイトのことを指します。
サイトによって「在宅バイト」「在宅ワーク」「リモートワーク(テレワーク)」などと表現されており、一見わかりづらいかもしれません。
しかし、在宅バイトも在宅ワークもリモートワークも、どれも「家に居ながらする仕事」という意味では同じです。
そのため、当サイトでは以下のように定義しています。
■在宅バイト
・時給や日給制
・仕事の指示がある
・マニュアルがある
・初心者でも稼ぎやすい
■在宅ワーク
・出来高制
・自発的に取り組む
・マニュアルがない
・初心者は稼ぎにくい
■リモートワーク
・月給制
・仕事の指示がある
・ある程度時間が決められている
・会社員が家でする仕事
なお、在宅バイト=フリーター・アルバイト、在宅ワーク=個人事業主・フリーランス、リモートワーク=正社員とした、雇用形態で分けることもできるでしょう。
自宅で仕事をする以外は、通常のバイトと同じような働き方がしたい人は、「在宅バイト可」としている求人を探してください。
在宅バイトのメリット
在宅バイトの主なメリットは次の3つです。
・自分のペースで働ける
・初心者でも始めやすい
・人間関係の悩みが少ない
在宅バイトは、家でパソコンがあればできる仕事がほとんどです。
出勤する必要がないため、自分のペースで働くことができます。
勤務時間も緩い場合が多く、「期限さえ守ってくれればいつやってもいい」バイトも多いです。
そのため、学校に行く前や家事を終えた後など、隙間時間に仕事をすることができます。
また、マニュアルが用意されており、わからないことがあったら教えてもらえるので、初心者も安心です。
在宅で仕事をするため、他人と接触する機会が少ないのもポイントです。
メールやメッセージのやり取りをする機会はあるものの、上司やお客さんと顔を合わせる必要がないため、人間関係に悩みません。
面接もなく、書類審査で合否が決まる場合もあります。
コミュニケーションを取るのが苦手な人でも、気軽に始められるでしょう。
在宅バイトのデメリット
一方、在宅バイトにもデメリットがあります。
・自己管理が必要
・納期や期限がある
・報酬が低い
自宅にいると緊張感がなくなり、どうしてもダラケてしまいます。
そのため、「きっちり仕事をするぞ!」という決意と自己管理が必要になるでしょう。
全ての仕事で納期が決まっているため、期限を守り、スケジュールを組んで仕事の管理をする必要があります。
また、ひとりで仕事をしているため、スキルアップしづらいです。
そのため、就職活動の際にバイト経験をアピールできないかもしれません。
そして、出勤するバイトと比べて報酬(バイト代)が低くなってしまう傾向があります。
在宅の仕事は多くの人が望んでいるため、需要が高いのが原因です。
自宅の光熱費も自腹であることが多く、トータルで計算するとだいぶ報酬は低くなってしまう可能性があります。
しかし、作業スピードが上がればその分、報酬も上がっていきます。
高単価の案件もあるため、頑張り次第で稼ぐことができるでしょう。
在宅バイトの探し方
在宅バイトを探すときは、インターネットの求人サイトで探すようにしてください。
求人サイトには、「在宅可」「リモートOK」などと記載されている求人があります。
転職用の求人サイトではなく、派遣やアルバイトが中心の求人サイトだと見つかりやすくなるでしょう。
求人サイトの専用フォームから応募し、担当者からの連絡がきて面接するという流れになります。
ただし、実際に対面して面接をする場合もあれば、書類審査のみで決まる場合もあります。
在宅バイトは見た目や住まいは関係ないため、書類審査のみで決まるケースも少なくありません。
また、対面ではなくWeb面接を実施している企業も多くなってきました。
iPhoneのFaceTimeやビデオ通話などの機能を使い、パソコンやスマートフォン越しで面接する形です。
出勤と在宅を選べる場合もあるため、「忙しい時は家で仕事がしたい」「暇な時は出勤して働きたい」という働き方もできるでしょう。
大学生におすすめの在宅バイト7選
在宅の仕事といえば、主婦がするイメージを持つ人がいます。
家事や育児の合間に自宅で仕事をする、内職をイメージする人も多いでしょう。
内職や副業として求人しているのは、主に「在宅ワーク」と謳っているもので、「在宅バイト」と謳っている求人は、むしろ大学生向けが多いです。
大学生ならではの知識と経験を生かした在宅バイトがたくさんあります。
その中でも特に大学生に適していると思われる在宅バイトをご紹介します。
コールセンター
自宅でコールセンターのスタッフとして、お客さまからのお問い合わせに対応する仕事です。
主にIT関連の商品やサービスに対して、手順や操作方法がわからないといったお客さまの悩みに電話で答えます。
マニュアルや研修がしっかり用意されているため、会話が苦手の人や未経験者でも始めることができるでしょう。
在宅バイトの中でも報酬が高く、社会人になった時に必要な電話対応のスキルを身に付けることができます。
コールセンターの業務を経験しておけば、クレーム対応にも強くなります。
就職活動の際に、ガクチカとしてアピールすることができるでしょう。
テスト採点
郵送またはインターネットで送られてきた予備校などの答案に、○×を付けて採点したり、コメントを書いて添削を行うバイトです。
通信教育や予備校などが募集しており、特に模試の時期に短期の募集が多いです。
以前は塾や会場に出向いて採点を行っていましたが、現在は自宅のパソコンでできる仕事も増えてきました。
大学生なら小・中・高校とテストを経験してきましたし、馴染み深いのではないでしょうか。
家庭教師のような感覚で仕事をすることができるため、テストの採点や添削を通じて、子供の成長を感じ取り、誰かの役に立っている実感を得ることもできます。
データ入力
指示された資料を元に、WordやExcelなどのオフィスソフトに文章を入力していく仕事です。
簡単な作業の繰り返しが多く、専門の知識を必要としないため、パソコンが使えるなら誰でも始められるのが特徴です。
在宅でデータ入力の仕事をする場合、作業時間の指定が緩い場合が多いです。
与えられた期限さえ守れば、いつ仕事をしても構いません。
その分、出来高制である場合も多く、出勤して事務作業をする場合と比べて、報酬が低い傾向にあります。
データ入力をすることで、タイピングの早さと精度が上がり、レポートの執筆や、社会人になってからの事務作業にも役立つでしょう。
ECサイト運営
ECサイトとは、インターネット上にあるお店を指します。
お店で販売する商品の登録やサイト更新をサポートする仕事です。
「どういう商品が売れるのか?」「どんな客層が購入しているのか?」などを調べる、リサーチ作業をする場合もあります。
Web制作や写真加工などの技術的なスキルがなくても、パソコンを使ってネットショッピングをしたことがある人なら、誰でも始めることができるでしょう。
ECサイトの運営に携わることで、ネットショッピングの販売スキルを学ぶことができます。
将来、物を売る仕事がしたい方におすすめのバイトです。
アンケートモニター
アンケートに答えることで報酬がもらえる在宅バイトです。
こちらはバイトと言うよりも、在宅ワークや内職的な要素が強いかもしれません。
アンケートはWeb上で選択(または記入)するだけのものから、商品サンプルを使って実際に試した感想を記入するものまであります。
出来高制で報酬が低い傾向にありますが、その分、作業は簡単で時間的な拘束もないため、手が空いた時の暇つぶし感覚で始めることができます。
アンケートを募っている雇用主は、一般の人々がどのように感じているかを調査・研究するために行っています。
そのため、アンケートに答えながら、経済や社会の動きを知るきっかけにもなり、大学のレポートを作成する際にも役立つことでしょう。
オンライン家庭教師
オンライン家庭教師とは、インターネットを通じて生徒と教師が仮想的な教室で直接対話し、授業を行う教育形式です。
ビデオ通話やオンラインツールを使用し、生徒は自宅から教育を受けることができます。
個別指導やグループレッスンが可能であり、柔軟性が高く、地理的な制約を克服できるため、世界中の教育機会を広げる手段になっています。
オンライン家庭教師として在宅バイトを行えば、自身の学力向上にもつながるでしょう。
文字起こし
文字起こしとは、オーディオやビデオの音声を文字に直す仕事です。
雇用主から与えられた音声を聞き、話された言葉を正確にテキスト化します。
在宅の仕事として頻繁に募集されており、インタビューや講演、セミナーや会議などの録音データを扱う場合が多いです。
文字数あたりの単価は1文字1円が相場になるため、稼げるバイトではありません。
しかし、スマートフォンでも作業することができるため、手軽に始められるでしょう。
クラウドソーシングを活用する
在宅バイトは企業や派遣会社に雇われて行いますが、クラウドソーシングであれば自分で仕事を探すこともできます。
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人が交流する、Webサービスの名称として使われています。
在宅バイトは雇用主に指示された仕事を行いますが、クラウドソーシングは個人事業主として依頼主が募集している仕事に応募します。
クラウドワークスやココナラというサイトが有名であり、無料で会員登録するだけで誰でも簡単に応募することができます。
Webライティングという記事を書く仕事や、イラストの作成、文字起こしなど、自分のスキルに合った案件に応募することができます。
「在宅でも雇用されて働くのは辛い」という人は、クラウドソーシングを利用してお金を稼ぎましょう。
まとめ
在宅バイトの魅力をご紹介するとともに、在宅でもできるおすすめのバイトをご紹介しました。
外に出ることなく、家の中でバイトができるというのは、時間がない大学生にとって大きなメリットですよね。
在宅バイトなら手軽にできるね
データ入力やアンケートモニターのバイトなら誰でも始めやすいし、コールセンターやECサイト運営のバイトなら、経験が就活時に活かせそうです。
また、テスト採点のバイトなら受験者をサポートするというやりがいを感じながら、自身のモチベーションアップにもなるでしょう。
在宅バイトの一環としてクラウドソーシングを活用すれば、もっと仕事の幅は広がります。
大学生の方もそうでない方も、ぜひ在宅でできるバイトを見つけて、家に居ながら稼ぎましょう。