大学生がバイトをする場合、週何回ぐらい働けば良いか悩みますよね。
無理なくバイトがしたい!
バイトばかりすると疲れて勉強できなさそうだし、学業に影響が出たら困ります。
一方で、勤務回数が少ないと稼げないため、サークルや飲み会などに参加する機会が減ります。
できることなら、学業に影響が出ない範囲でお金を稼ぎたいですよね。
実は、大学生にとって週何回働くかはとても重要です。
勤務回数を間違えてしまうと、バイトを続けることができなくなるでしょう。
そこで今回は「大学生に理想的な勤務回数と働き方」をご紹介します。
自分に合った働き方を見つけて、学校とバイトを両立してください。
大学生のバイトは週4が多い
厚生労働省が平成28年に実施した「学生のアルバイト実態等把握のためのアンケート(pdf)」によると、大学生が週にバイトをする日数は「4日」が一番多い結果となりました。
ついで3日、5日となり、週の半数(4日)以上バイトする人は全体の6割を超えています。
週6~7日は1割以下となっており、毎日のように働く人は少数派のようです。
男女ともに「4日」と回答した割合が多いことから、「大学生のバイトは週4回が一般的」だと言っても過言ではないでしょう。
大学生のバイト時間は4~6時間
同じく「学生のアルバイト実態等把握のためのアンケート」では、労働時間に関する調査もされています。
1日の労働時間は「4~6時間未満」が過半数を超えており、4時間以上働いている人は全体の約85%を占める結果となりました。
4時間未満だと、あまりお金を稼ぐことができないのも影響していると思われます。
また、大学生は勉強や課題づくりをはじめ、サークル活動や遊ぶ時間も必要です。
4~6時間なら授業が終わってから働けるため、学校とバイトを両立することができます。
社会人のようにフルタイム(8時間)で働くのは難しいものの、4~6時間なら隙間時間を使う上でちょうど良いと言えるでしょう。
学年によって勤務回数が異なる
同じ大学生でも、大学1年生と4年生では勤務回数が異なってきます。
大学1年生なら学生生活が始まったばかりであり、時間に余裕があることから、週に4~5回働くこともできるでしょう。
一方、大学3年生になると就職活動が始まります。4年生になるとさらに忙しくなり、卒業に向けての準備をしなければいけません。
そのため、大学3年生以降はバイトできる日数も少なくなり、辞める人も多くなります。
ただし、就活や卒論の準備が終われば自由になる時間が増えます。
社会人と同じように週5で1日8時間働くこともできるため、バイトをして体を慣らしておくのも良いでしょう。
大学生の初バイトで週4はきつい
大学生のバイトは週4回が一般的ですが、初めてバイトをする人が週4で働くのはきついです。
初めてのバイトは覚えることが多く、ミスをしやすくなります。
人間関係も厳しくなり、目上の人との接し方に苦労させられるでしょう。
そんな中で週4回もバイトをするのは過酷であり、無理をすると体を壊していまいかねません。
特に大学1年生の春なら大学生活にも慣れていないため、学校だけでいっぱいいっぱいになるはずです。
初バイトなら「1日働いて1日休む」といった働き方が理想であり、無理のない間隔で働いたほうが良いと言えるでしょう。
学業優先なら週1~2回がおすすめ
将来やりたい仕事があったり、研究をするために大学に入ったのであれば、学業優先になります。
バイトばかりしていると学業に影響がでるおそれがあるため、週1~2回程度にすることをおすすめします。
週1~2回であれば大学が休みの日に働けるため、学業に影響を与えづらいです。
バイトが良い気分転換になり、新しい発想が生まれる可能性もあります。
勤務回数としては少なくなりますが、それでも雇ってくれるバイト先はたくさんあります。
学業を優先しつつ、できる範囲でバイトをすれば、時間を有効活用することができるでしょう。
部活・サークルは曜日を調節する
バイトをしながら部活やサークル活動をするのは大変ですが、曜日を調節することで両立は可能です。
たとえば、平日に部活をして週末にバイトをするという方法があります。
文化系の部活なら活動日数は多くないため、部活がない日にバイトを入れることができます。
また、サークルなら部活よりも自由度があり、個々の裁量で活動することができます。
多くのサークルは毎週曜日と時間を決めて活動しているため、サークルがない日にバイトをすれば問題ありません。
バイトでお金を稼げれば、部活やサークル活動にも精が出るため、モチベーションが高まるでしょう。
自由シフトなら後から変更しやすい
毎週勤務する曜日・時間帯が決まっている固定シフトに比べて、自由シフトは柔軟な働き方ができます。
自由シフトであれば、週(または月)毎に勤務回数を決められるため、学校のことや他にやりたいことがある時に調節することができます。
初めてバイトをするときは週2~3回程度にし、慣れてきた頃に増やすといった働き方もできるでしょう。
ただし、自由な働き方ができても、ある程度は職場の状況に配慮したシフトを組まなければいけません。
普段から週5で働いていた人が、突然週1にしても認めてはくれないでしょう。
他のバイト仲間の希望もあるため、完全に自由になるわけではないという点に注意してください。
長期休暇だけバイトするのもあり
週何回働けば良いかわからないときは、長期休暇の間だけバイトするのもありです。
大学の休みは高校よりも長く、2ヶ月近く休める学校もあります。
春休みなら2月~3月末、夏休みなら8月~9月末まで休めることが多いため、長期休暇に集中して働くことができます。
また、「リゾートバイト」と呼ばれる、観光地にて住み込みで働けるバイトがあります。
住み込みなら食費や光熱費が無料になり、一人暮らし(または寮暮らし)を体験することができます。
人気の観光地で働けば大学生活の良い思い出になるため、就活でアピールすることもできるでしょう。
勤務回数を決める5つのポイント
週にどのくらい働くか決めるときは、自分の状況を冷静に分析することが大切です。
人それぞれ目的や立場が異なるため、他の人と同じようにしても上手く行くとは限りません。
バイトをしてから後悔しないためにも、次のポイントを意識して勤務回数を決めるようにしてください。
お金
まずは、バイトでいくら稼ぎたいのかを考えてください。
お小遣いを増やしたいだけなのか、生活費にしたいのかでも働き方は違ってきます。
たとえば、お小遣いを増やす程度で良ければ、週2~3回でも十分です。
時給1000円で1日6時間働くと仮定しても、月に5~6万円稼ぐことができます。
しかし、一人暮らしで親からの仕送りが少ないのであれば、もっと働かなければいけなくなります。
週4回以上、1日6~8時間など、社会人に近い働き方が必要になってくるでしょう。
月に必要となるお金(出費)によって勤務回数が決まってくるため、バイトをする前に計算してください。
時間
次に、どのくらいバイトに時間を費やせるかを考えましょう。
多くの大学は単位制であり、1単位あたり45時間の学習が標準となっています。単位が足りないと卒業することができません。
授業以外にもサークル活動をしたり、ゼミに参加したり、ボランティアに行ったりすることもあるでしょう。
もちろん、友達と遊んだり、家族や恋人と過ごす時間も大切です。バイトばかりすると関係が悪くなるかもしれません。
このように、大学生になると何かと忙しくなるため、使える時間に限りがあります。
週に使える時間を曜日別に割り出し、バイトをする時間を捻出してください。
体力
バイトをするためには体力が必要です。
肉体労働に限らず、バイトをすると疲労が溜まるため、体力がないと続けることはできません。
たとえば、高校時代は運動部に所属しており、体力に自信があるというのであれば、勤務回数を多くしても問題ないでしょう。
高校に行きながら、朝練や土日の練習などもこなしていたわけですから、大学の授業が終わった後に働く体力があるはずです。
しかし、文化部や帰宅部で運動してこなかった人が、運動部の人と同じように働くのは無理があります。
いきなり週4以上で働いても体がついてこないため、体調を壊しかねません。
高校時代を思い出しながら、自分の体力と相談した上で、勤務回数を決めるようにしましょう。
勤務地
週何回働けるかは、勤務地によっても変わってきます。
バイト先が大学や自宅から遠いと、通勤にかかる時間が増えるからです。
長時間の通勤は学業や生活に影響を及ぼし、調整が難しくなります。
しかし、勤務地が近ければスケジュールに合わせて動きやすくなります。
授業や試験に合わせてシフト調節できるため、時間が無駄になりません。
学業とバイトを両立させるためにも、適切な勤務地を選ぶようにしてください。
親の理解
大学生がバイトをするためには、親の理解も必要です。
親の理解が得られていないと、バイトそのものができなくなります。
週2~3回なら許してもらえても、週4回以上になると学業に影響しかねません。
たとえ一人暮らしをしてても、親に反対されているのにバイトできませんよね。
バイトをするときは親に相談し、無理のない勤務回数を決めるようにしてください。
まとめ
大学生になるとバイトしたくなりますが、週何回ぐらい働くか判断が難しいです。
現在の状況と比べながら、無理のない働き方を見つけるようにしてください。
最初は週3回ぐらいが良いね
厚生労働省の調査では、大学生の平均バイト時間は、週4回・1日4~6時間とされています。
しかし、あくまで平均的な数値であるため、初めてバイトをする人なら、週3回程度に抑えた方が良いでしょう。
また、大学で何を学んでいるか?部活やサークルをしているか?どのくらいのお金が必要になるか?でも異なってきます。
ライフスタイルや体力面の問題もあるため、無理のない範囲で勤務回数を決めるようにしてください。
勉強とバイトのバランスを上手く調整することができれば、充実した大学生活を送ることができるようになるでしょう。