仕事内容
学生時代に都内にある大学病院の医療事務・看護助手のお仕事をしていました。
主な仕事内容は、電話対応やアセスメントシートの記入、患者さんの体温チェック、カルテの整理などです。
いつ・どのような内容の電話があって、その患者さんが何時に病院についたかなどの細かい時間も記入していました。
他には、吐物の処理や処置室の掃除も業務に含まれていました。医療にかかわる仕事なため、身だしなみに関してはとても厳しく指導されました。
応募のきっかけ
学年で3名だけ付属の大学病院の小児夜間救急で、事務のアルバイトができると知ったことがきっかけでした。
もともと小児科には興味があり、学生のうちから病院で働けるのはとてもいい機会だし、家からも近かったのでアルバイトに応募しようと思いました。
楽しかったこと
小児夜間救急の事務のバイトは、基本的に看護師1名・医師1名とアルバイト1名の合計3名で患者さんの対応をしていました。
空き時間には勉強を教えてもらったり、実際に風邪の症状や薬の効果、禁忌を様々な症例と向き合いながら学べたことが楽しい思い出です。
アルバイトの先輩や同級生とも仲が良く、週末一緒に出掛けたり勉強したりもしました。
緊張感のあるアルバイトでしたが、オンとオフの切り替えがあって とても働きやすい環境でした。
思い出に残っていること
何度か遅刻してしまった時にかなり怒られたことです。
看護学部の試験は36科目を1日4科目ずつぐらいで受けていくのですが、試験期間だからと言ってアルバイトを休むわけにもいきません。
日々の徹夜勉強のせいで睡眠不足だったのですが、試験が終わりアルバイトまで時間が少し空いていたので、一度帰宅して寝てしまった事があります。
18時過ぎにシフトが同じ看護師さんと、同級生からの電話で起こされました。ベッドから飛び起きて、自転車を全速力で漕いで病院に向かいました。
急いでいたので身だしなみが乱れていたのと、「アルバイトとはいえお金をもらって仕事として働いているんだから遅刻は絶対にしてはいけない!」などと、かなり厳しく叱られました。
今思い出すと、とても申し訳なくて恥ずかしい気持ちになります。
バイトを体験して
3年間アルバイトを続けましたが、楽しい事ばかりじゃなく辛いこともありました。しかし、みなさんに支えてもらいながらどうにか続けることができました。
どんな仕事をするようになっても、人と接する時に相手の気持ちを考えながら話したり、先回りして必要なものを用意できるようになったのはこのアルバイトのおかげだと思っています。
編集者のコメント:
事務仕事とはいえ人の命を扱う現場で働くわけですから、緊張感があったと思います。最初は失敗が多かったそうですが、3年間も続けてこれたのは体験者さんが責任を持って働いていた証拠ではないでしょうか。人の気持を考えられるきっかけにもなったそうで、良い経験になりましたね。