仕事内容
メインは朝食と夕食の準備です。食事の下ごしらえ、調理の補助、盛り付け、料理の配膳をしていました。
お客さまの食事後はお皿の後片付けや食器洗いをして、その後に食堂のお掃除などをします。
昼間はチェックインとチェックアウトのすき間をぬって各客室の整備をします。
主に掃除機をかけたり、シーツや枕カバーなど寝具の取り替えや、必要によってお布団などの数合わせや出し入れをします。
更に時間のあるときは、フロントやホール、廊下や洗面所など共用部分のお掃除をしていました。
応募のきっかけ
私がバイトに行ったところは親戚が経営している季節旅館でした。自分で志願したわけではなく、向こうから「忙しいから来てくれないか」と指名を受けました。
冬はスキー客が多くて忙しい時期だったのですが、それが終わったら次は夏の合宿時期にもお呼びが係るようになり、ちょくちょく手伝いに行くようになりました。
楽しかったこと
大学生や社会人の人たちが、楽しそうにスキーや夏のリゾート体験を満喫している姿を見て、キラキラした華やかさを感じていました。
私も20代になったら、こんな風に楽しい休日の過ごし方をしたいなと思って眺めていました。
泊まり込みのバイトだったので、仕事が終わったあとバイト仲間で集まって、夜な夜なUNOなどのカードゲームに興じていました。負けた人の罪のない程度の罰ゲームが楽しかったです(笑)
また、将来のことについて語り合ったりしていました。バイト仲間と仲良く過ごせたことが特に楽しかったです。
思い出に残っていること
やや大きめの個人旅館だったので、お客さまに(大型ホテルには出来ないような)いろんな融通をきかせてあげることがありました。
クリスマスから年末まではとにかく忙しかったのですが、大晦日から新年に切り替わるときにはちょっと特別なことをします。
初詣を希望するお客さまをそれぞれ近くの神社へ送るために、車や小型バスで送迎していました。
他のグループと一緒にするのではなく、希望するグループごとに連れて行ってあげるので、他人に気を遣わないで楽しいまま帰ってこられるようでした。
私たちバイト陣は、年末の一通りの仕事が終わると、旅館所有の柔道場(?)みたいなところで鍋パーティーをさせてもらいました。
旅館の人や親戚のお兄さんお姉さんとそのお友達に混ぜてもらい、一緒に楽しい年末を過ごす事ができました。
バイトを体験して
泊まり込みのバイトだったので、気が休まらないし、寒いなか日の昇る前に起きるのはかなり辛かったです。
でも、仲良くなったバイト仲間と仕事終わりに遊ぶのは楽しかったので、休む時間がとれないほどでした(苦笑)。だから体力的にはキツかったですね。
旅館の人たちやバイト仲間と良い関係が作れたので、「忙しい…けど、とにかく楽しい!」という印象でした。
編集者のコメント:
丁寧なおもてなしをする旅館は、お客さまにとって良いことですが、実際に働く人にとっては大変ですよね。それでもバイト仲間と仲良くなって、オフの時も遊びに行くから休む時間が無いという話は面白いですね。良い環境で働けたのではないでしょうか