ぼくのわたしのバイト体験談    

スキー場にある飲食店バイト体験談!コミュ障を直せました

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飲食店のバイトイメージ

仕事内容

調理、注文受付、料理の配膳、清掃など全部やっていました。

小さな飲食店だったので、当時16歳の私と2歳年上の先輩の二人だけで店を回していました。初めてのバイトだった上に、私一人だけの時もあったので、相当ハードでした。

料理は麺類など簡単なメニューが中心です。焼きそばは鉄板の上で小手を使って作るので、覚えるのがちょっと大変でした。

スキー場なので店の周りの雪かきもします。町の中みたいに除雪車が入ってこないので、全部手作業で雪をどかす必要がありました。

応募のきっかけ

父からの紹介がきかっけです。父の友人の店でバイトをしました。

実を言うと、当時の私はコミュ障で、父はそれを何とか直したいと思い、私に接客業のバイトを勧めたんじゃないかなと思っています。

しかし、私個人としては、単にお金が欲しかったのでバイトをしました。

楽しかったこと

近くにあるホテルの温泉に毎日入ることができました。寒いところなので、温泉は気持ちよかったです。

業務はハードでしたが、休みの日にはスキーをしたり、特典が色々とあって毎日それなりに楽しかったです。

バイトの途中からは先輩の弟(7歳くらい)が店にやってきて、一緒に雪合戦とかテレビゲームをして遊んでいました。

先輩も弟さんも自分とは全く違うキャラで、明るくて面白くて一緒にいてすごく新鮮でした。

夜遅くまで遊んで店長(父の友人)から怒られたこともありましたが、そういった体験も含めて楽しかったです。

思い出に残っていること

バイトの先輩がすごく良い人だったことです。

高校を中退した人で、ちょっとヤンキーっぽい人だったのですが、引っ込み思案な私に親切にしてくれて、仕事について丁寧に教えてくれました。

正直、最初は絶対にいじめられると思ったのですが、予想は外れました(苦笑)

その人はまだ二十歳にもなっていないのにすごく大人びていました。仕事のこととか恋愛のこととか、話す内容全てが完全に別世界に見えて、憧れました。

私がポロッと「俺も高校を辞めようかな」と先輩に言うと、それまでのチャラい感じが消え、ものすごく真剣な顔で「それは絶対に止めた方が良い」と言われました。

「○○君はせっかく良い高校にいるんだから、俺みたいには絶対になるな」と言われたことを覚えています。

大学に入ってから、その言葉の重みが分かるようになりました。

それからバイトは色々やりましたが、あの時の先輩の表情が一番記憶に残っています。

バイトを体験して

バイトをしてコミュ障な感じが直ったのか、学校で友達もできて少しずつ学校生活が楽しくなりました。

バイト代は父の友人から「はい、お年玉」と現金が入ったお年玉袋を直接もらったのですが、それに対して「子供扱いされている」と悔しい気持ちになったのを覚えています。

それ以降、「大人になりたい」という気持ちが強くなりました。

そんな風に色々と成長できた気がするので、あのバイトをやって良かったと今でも思っています。

編集者のコメント:

バイトを通してコミュ障を直したという体験者さん。バイト先に良き先輩がいて良かったですね。たった2歳違いとはいえ、色んな経験をしてきた先輩だったからこそ、言葉に重みがあり、受け入れることができたのでしょう。今度はぜひ体験者さんがその経験を後輩になる人に伝えていただければと思います。

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体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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