仕事内容
主に小学生と目一杯遊ぶことです。鬼ごっこや泥警、鉄棒や折り紙など多岐に渡ります。
職場はゲーム禁止にしており、遊ぶために知恵を使うことを大切にしている学童保育でした。
そのため、遊びの中にも色々ルールを追加したり、または無くしたりして一緒に遊んでいました。
遊ぶ以外には、たまに親御さんとの交流の場がありました。
お子さんの遊び方や状況をノートに書いているのを見てもらったり、遊び道具を作ったり修理したりなどしていました。
応募のきっかけ
きっかけは友人に手伝って欲しいと誘われたからです。
私は結婚していましたが、まだ子供はいませんでした。子供は好きで欲しいと思っていた時にちょうどその話をもらったので、やってみようと思い働くことにしました。
楽しかったこと
楽しかったことはたくさんありますが、何より子供たちの発想の面白さがあります。
毎日「そんな遊び方するんだ!」「そのルール面白い!」という風に驚かされることばかりでした。
子供の考えは柔軟で常識に捉われない発想があり、関心をさせられていました。
何よりもエネルギーを子供たちから沢山もらっていたので、体力的なきつさは感じながらも心は健やかでした。
私自身も元気に仕事をすることができ、プライベートでも夫に気づかれるぐらい元気さが溢れていました。
思い出に残っていること
一番思い出に残っているのは、近所の老人ホームの方々と学童に通う子供たちとの交流会が行われた時でした。
その日のために夜はスケジュールやプログラムの作成、当日の進行などの準備に忙しく、当日を迎えました。
私は司会進行役で緊張しながら出たのですが、そこでも子供たちの素晴らしさに気づかされました。
最近の子供はゲームばかりで人との交流はあまり積極的じゃないと言われてますが、そんなことは一切ありません。
お爺ちゃんお婆ちゃんとの話やゲームに盛り上がり、老人ホームの方々にすごく喜んでいただけました。
私はプレッシャーからの解放もあったのかもしれませんが、そんな子供たちの姿を見て、その日の終わりには号泣してしまいました。
心が清く、柔軟で、私もいつか子供が出来たら人に優しい子供に育てたいと思いました。
バイトを体験して
学生時代から今までバイトを含めて様々な仕事をしましたが、こんなにも感情が大きく揺れていた仕事は他に無かったと思っています。
決して楽ではなく、相手は子供と言えど人であり、悩み苦しむ時もありました。落ち込んだ時もありました。
しかし、結果的に大きな感動を得られました。学童保育のような、しみじみと「人の良さ」を感じられる仕事はあまりないと感じています。
編集者のコメント:
学童保育のバイトから子供たちの純粋さ・優しさを実感したという体験者さん。無垢な子供たちと接する内に、子供を教える立場でありながら、自らも教えられたような感覚を持ったのではないでしょうか。大人も勉強になる良いバイトでしたね。