仕事内容
年末に郵便局で年賀状の仕分けをしました。
作業場には地区ごとに区分けされた大きな棚があり、年賀状に記載された住所に該当する棚に入れていきます。
仕分けが中心ですが、年賀状の入った箱を所定の場所に移動させるなどといった、こまごまとした作業もあります。
年賀状の枚数が多いと結構な重量になるので、意外と大変です。
全体を通して単調な作業なため、気持ちに余裕を持って臨むことが求められました。
応募したきっかけ
年末に何も予定がなく、お金もなかったので応募しました。
短期間の募集だったのも、応募した理由の一つです。
短期間の仕事だと割り切って臨めるので、当時の生活環境から非常に重宝しました。
苦労したこと
当時、実家を離れて他県で学生生活を送っていました。
そのため、新住所に全く馴染みがありません。
記載された住所を仕分けしていかなければいけないのですが、これを覚えるのに最初は苦労しました。
苦労を乗り越えた秘訣
初日の仕事が終わった後、住所名をしっかりと確認しました。
特に取り扱いの多かった地区を中心にして、頭の中で反芻できるようになるまで、ひたすら繰り返したのです。
全く馴染みのなかった住所名でしたが、翌日にはスムーズに対応できるようになりました。
思い出に残っていること
仕事を通じて、日本の伝統や文化に触れるいい機会になりました。
今まで当たり前のように年賀状を出していましたが、それらがどのように届くかをあまり意識したことがなかったです。
私たちのような仕分けをする人間がいて、年賀状を配達する人がいる。
伝統・文化の裏側に接することができて、感慨深い気持ちになりしました。
私が働いていた郵便局は年配の方もいて、コミュニケーションを取れたのも良い思い出です。
休憩時間にお菓子を食べて、和気あいあいとした雰囲気がありました。
一度バイトしたきりですが、また機会があればやってみたいと思います。
バイトをした感想
仕事自体は単調な作業ですが、それなりにスピードが求められるので、適度な緊張感があります。
早い人はまるでロボットのように、パパパッと、棚に入れていきます。
実際にこれをロボットやAIができるかと言われれば、たぶんできないのではないでしょうか。
年賀状が日本の伝統文化であることなども含めて、誇りを持って臨むことができました。
編集者のコメント:
年賀状の仕分けで日本の伝統文化を感じ取ったという体験者さん。今まで当たり前と思っていたもので、実際に体験すると違った印象を受けることはよくあります。たとえ短期バイトでも、仕事を通して働く意味を感じ取れたのは、大きな財産になるでしょう。