仕事内容
店舗の掃除からはじまり、その日並べるケーキをお皿に乗せて、バランスよくショーケースに置いていきます。販売スタッフだったので、お店がオープンするとお客さんから注文されたケーキを箱に詰め会計をするのが主な仕事でした。
お客さんがいない時は、焼き菓子の詰め合わせ用の箱を組み立てたり、出来ている焼き菓子を袋詰めしたりしていました。繁忙期は店頭だけでなく、厨房に入って材料を量ったり洗い物をしたりなど、販売以外の仕事もしていました。
応募のきっかけ
結婚して主人の故郷に引っ越ししたため、一から仕事を探していました。今まで福祉の仕事をしていましたが、せっかくだから違う仕事もしてみたいと思っていました。
そしたら今回のお店が自宅から徒歩10分以内のところにあり、スタッフ募集のチラシが貼られていていたので、応募しました。
楽しかったこと
これまで仕事をしていた福祉とは違い接客業だったので、いろんな人と関われることができました。地元のケーキ屋だったので常連客も多く、すぐに顔見知りになって世間話が出来たりと楽しかったです。
また、パティシエが作る繊細で華やかなケーキ作りを間近で見ることができ、ワクワクした気持ちになりました。毎回新作ケーキの味見をさせてもらえることもあり、今までにない仕事環境でした。
人との関わりも嫌いではなく、また甘いものが大好きな私からすると願ったり叶ったりのバイトでした。
思い出に残っていること
1年で最も忙しいクリスマスシーズンは、ケーキ屋にとって戦場になります。パティシエの方達も夜中に帰ったと思ったら、朝の3時からまたケーキを焼いていました。
私たちバイトも、通常の販売とクリスマスケーキの説明や受付、集計があり大変です。丁度お歳暮時期にも重なるので、お歳暮用の焼き菓子の詰め合わせを作ったりと、兎に角息つく暇もないほどでした。時間通りにはなかなか帰れないこともありました。
クリスマス当日も出来上がったクリスマスケーキに柊などの飾り付けを手伝い、箱に入れて間違いがないか注文票を確認するという作業がありました。個人でされているケーキ屋なので、バイトでもいろんなことをしないといけませんでした。
それでも、みんなで協力しながらやり終えた時はとても達成感があり、店長からお礼にクリスマスケーキを1ホールプレゼントされたことはとても思い出に残っています。
バイトを経験して
私はずっと福祉系の仕事しかしたことがなかったのですが、新しい分野の仕事を経験することができたことは知識が増えて良かったと思います。自宅でも作れるパティシエ直伝の焼き菓子レシピを教えてもらうなど、普通だったらなかなかないことを経験できました。
編集者のコメント:
今まで福祉の仕事をしていたという体験者さん。新しい分野に挑戦しようとケーキ屋のバイトをはじめたようですが、これまでの経験も活きたのではないでしょうか。福祉も体力が必要だし、人に対する接し方も考えなければいけませんからね。全く違う業界なようで仕事として繋がる部分もあり、経験が役立ったのではないでしょうか。