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バイトの締め日とは?初めてでもわかる給料の仕組み

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バイトの締め日とは?初めてでもわかる給料の仕組みのイメージ

バイトを始めたばかりのころは、いつ給料がもらえるのだろう?締め日って何?と疑問に感じますよね。

 
ウサくん

給料の仕組みってややこしいね

給料の仕組みはバイト先によって異なるし、複雑に感じる気持ちわかります。

締め日によっては「みんなは今日が給料日だと言っているのに、自分だけ入っていなかった…」という可能性もゼロではありません。

給料や締め日の仕組みがわからないと、生活の予定が立てづらくなるし、いつお金がもらえるか不安になりますよね。

そこで今回は、「バイトの締め日と給料の仕組み」について解説します。

バイトを始めたばかりでよくわからないという人は、どんなタイミングで給料が計算されるのか知っておきましょう。

バイトで給料が支払われる仕組み

お金と電卓と給料明細

バイトで給料が支払われる仕組みは主に3通りあります。「日払い」「週払い」「月払い」です。

日払いはその日に働いた分の給料を直接貰うことができます。イベント設営や交通量調査など、単発・短期のバイトに多いです。

日払いだとその日に給料を貰うことができるため、すぐにお金が必要な人には人気の支払形態です。

週払いはその週に働いた分の給料を貰うことができます。工場勤務や倉庫内の軽作業など、短期のバイトに多いです。

週の仕組みは会社ごとに異なり、月~日曜日の場合もあれば、日~土曜日の場合もあります。

1週間働いた分の給料を翌週(または指定の支払日)に受け取ることができるため、定期的にまとまったお金が欲しい人にはおすすめです。

月払いはその月に働いた分の給料を貰うことができます。3ヶ月以上の長期のバイトに多いです。

月払いの仕組みも会社ごとに異なり、締め日から給料日に発生した報酬が対象になります。

このように日・週・月で賃金の支払形態が異なるため、働く前にどんな条件になっているか確認しましょう。

締め日と給料日の関係

お金とカレンダー

締め日とは「この日まで働いた分の給料を支払います」という基準になる日です。

締め日を元に、いつからいつまで働いた分の給料を払うかが計算されます。

例えば月末が締め日なら1日から末日までに働いた分が締め日になります。

25日が締め日であれば、前月24日から今月25日までに働いた分が次の給料日に支払われます。

給料が支払われるタイミングは、締め日と同じ月に支払われる当月払いと次の月に支払われる翌月払いがあります。

週払いであれば曜日で判断しますので、「日曜日が締め日。月曜日が給料日」など、毎週1回ある形になります。

月払いの締め日・給料日の具体例

電卓とカレンダー

締め日や給料日は5や10のつく日、または月末に設定されることが多いです。

中でも給料日は25日に設定されている会社が多いです。

ただし、締め日・給料日は一律に決まっているわけではありません。

バイト先によっては、「月末締め・翌月15日払い」であったり、「15日締め・25日払い」の会社もあります。

大体は面接時に「うちは○日締め、○日払いです」と教えてくれますが、よくわからない方のために、具体歴を使って解説します。

締め日・給料日の具体例

○15日締め、当月末払い
9/16~10/15に働いた分が10/31に支払われます。

○15日締め、翌月10日払い
9/16~10/15に働いた分が11/10に支払われます。

○月末締め、翌月25日払い
10/1~10/31に働いた分が11/25に支払われます。

月末締めの場合、働き始めて最初に迎える給料日は10/25ですが、あなたはまだ初めての締め日を迎えていないため、給料はもらえません。

月初めから働いた場合の具体例

仮に10/1からバイトを始めたとします。

最初の給料はいつ・どの期間からもらえるのか見ていきましょう。

○15日締め、当月末払い
最初の給料日は10/31、10/1~10/15に働いた半月分の給料がもらえます。

○15日締め、翌月10日払い
最初の給料日は11/10、10/1~10/15に働いた半月分の給料がもらえます。

○月末締め、翌月25日払い
最初の給料日は11/25、10/1~10/31に働いた1ヶ月の給料がもらえます。

同じ日からバイトを始めたとしても、締め日・給料日によって初めての給料がもらえるまで1ヶ月近く差があります。

締め日がいつになるかで変わるため、給料の計算をする際は注意してください。

給料はどのようにしてもらえるのか

銀行の通帳

一般的にバイトの給料は銀行振込で支払われます。

採用が決まった後にあなたの銀行口座をバイト先に提出し、給料日になると口座宛に振り込まれます。

銀行口座がない人は、事前に作っておくように言われます。

バイト先側で、指定の銀行口座を開設してくれる場合もあります。

ただし、銀行振込になるのは週払い・月払いであることが多く、日払いは手渡しになるケースがほとんどです。

※バイトアプリ経由だと、日払いでも銀行振込になります。

それぞれ会社によって支払形態は異なるため、事前に確認しておきましょう。

給料日が休日の場合はどうなる?

定休日

給料日が土日祝日の場合、銀行が休みのため、給料日でも振り込まれません。

一般的には給料日が土日祝日と重なった場合、前倒しで金曜日に支払われる事が多いです。

年末年始など、長期間銀行が休みの場合、銀行が休みに入る前に振り込まれます。

ただし、祝日明けの月曜日(月曜日が休みであれば火曜日)など後ろ倒しにして支払う場合もあります。

給料が銀行振込で支払われる場合、事前に土日祝日の振込はどうなるのか確認しておきましょう。

給料は何時に振り込まれるのか?

10時を指す時計

労働基準法では、給料日の朝10時頃までに引き出せるようにしておくようにと決められています。

一般的には銀行が開くまでに入金手続きが行われており、朝一で引き出しに行ってもすでに振り込まれているケースが多いです。

また、小さい会社や就業確認が必要な派遣会社の場合、振込が予定より遅れる場合もあります。

個人経営の会社だと、銀行が開いてから窓口やATMにて振込作業をすることもあるでしょう。

もし、12時を過ぎても確認できなかった場合、バイト先に連絡してみましょう。

給料が振り込まれなかったときの対処法

悩んでいる女性

締め日・給料日が間違いないのに、給料が振り込まれない場合があります。

給料を楽しみにしていたのに、もらえないとガッカリしますよね。

このまま泣き寝入りするわけにはいかないし、なんとかしなくてはいけません。

そこで、給料が振り込まれなかったときの対処法をご紹介します。

バイト先に相談する

給料日に振り込まれてないことに気づいたら、すぐバイト先に連絡してください。

店長や経理担当者に相談すれば、振り込み状況を確認してくれます。

手続きミスで振り込まれなかった可能性も、ゼロではありません。

焦らずに落ち着いて相談すれば、すぐ振り込んでもらえるでしょう。

バイト仲間に相談する

バイト先が休みの日や店長と連絡が取れない場合、バイト仲間に相談してください。

バイト仲間に給料が振り込まれているか聞けば、どういう状況になっているかわかります。

バイト仲間は振り込まれているのであれば、手続きミスの可能性が高いです。

しかし、バイト仲間も振り込まれていないのであれば、組織ぐるみの未払いかもしれません。

倒産や夜逃げの可能性もあるので、みんなで状況共有するようにしてください。

雇用契約書を確認する

採用後にバイト先からもらった、雇用契約書(労働契約書)を確認してください。

雇用契約書を確認することで、どのような条件で働いていたのかがわかります。

あなたはこの日だと思っていたのに、実際の日付は間違っているかもしれません。

初回だけ手渡しになる場合もあるため、改めて書類を確認しましょう。

労働の記録を残しておく

支払ってもらえない可能性を考慮して、労働記録を残すようにしてください。

タイムカードやシフト表をスマートフォンで撮影し、記録しておくと便利です。

スマホを使えないときは、ノートに書き写しておくと良いでしょう。

バイト仲間と一緒に勤務時間や日数を共有しておけば、第三者の確認も取れます。

お金のことをバイト先に任せきりにすると、酷い目に遭うかもしれません。

自己防衛できるように、普段から気をつけましょう。

労働基準監督署に相談する

給料の支払いが遅れたり、未払いになることが多い場合、ブラックバイトである可能性が高いです。

ブラックバイトだといくら相談しても聞く耳を持たず、のらりくらりとやりすごそうとします。

もし、給料の支払いを求めても改善しない場合、労働基準監督署に相談してください。

労働の記録を証明する書類(タイムカードの写しやシフト表など)があれば証拠になるため、是正勧告をしてくれます。

また、弁護士に相談するのもありです。

簡易的な手続きにより、60万円以下の金銭の支払いを求める少額訴訟を行うことができます。

バイト先の未払いを証明することで、即日結審されます。

どうしても自分だけで解決できないときは、法律機関に相談してみましょう。

締め日前に辞めても給料はもらえる

退職届

締め日前に辞めると給料がどうなるか心配になりますが、締め日に辞めても給料はもらえます。

1日でも働いた記録があれば、バイト先は給料を支払う義務があるからです。

締め日前にバイトを辞めたからといって、もらえないわけではありません。

必ず給料をもらうことができるため、無理に耐える必要はないでしょう。

ただし、バイトを始めて1ヶ月も経たないうちに辞めた場合、銀行振込ではなく、手渡しになる可能性があります。

手続きが間に合わないため、「給料を取りに来い」と言われるかもしれません。

仮にバックレなどの無断退職をすれば、給料をもらいに行くときに気まずい思いをします。

余計なトラブルを抱えないためにも、バイトを辞めるときは円満退職を心がけましょう。

まとめ

バイトの締め日とは、給料の対象となる期間の最終日を指します。

15日締めで25日払いの場合、先月の16日から今月の15日まで働いた分が今月の25日に給料として支払われます。

少しややこしいですが、大切なことなので間違わないように注意してください。

 
ウサくん

給料の仕組みを覚えておこう

締め日と給料日の仕組みはバイト先によって異なるため、明確な決まりはありません。

バイト先によっては10日が締め日の場合もあれば、月末が締め日になる場合もあります。

締め日を間違えて給料の計算が合わないということがないよう、事前にしっかりと把握しておきましょう。

締め日と給料日の支払いサイクルを理解し、計画的にお金を使っていけば給料日前でも慌てることはありません。

締め日についてよくわからなくなったら、店長や先輩に相談して確認すると良いでしょう。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

バイトを始めたタイミングによっては、給料がもらえるまで1ヶ月以上も先になる場合があります。給料がもらえるまで時間がかかると生活に影響し、安心して働くことができなくなります。面接で給料の仕組みを確認し、納得した上で働くようにしましょう。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

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