バイトで給料をもらう時に必要なものが銀行口座です。
高校生なら自分の銀行口座を持っていない人も多いのではないでしょうか。
銀行口座がないと受からない?
銀行口座がないと給料を振り込むことができないため、持っていない人は採用してもらえないのではないか?と心配になりますよね。
銀行口座を作ってからバイトをした方が良いのか?そもそもどうやって銀行口座を作れば良いのかと悩む人もいるでしょう。
結論から言えば、銀行口座を持っていなくても採用されます。
銀行口座がないという理由だけで落とされることはありません。
だからといって、ずっと銀行口座がないままだと困ることになります。
給料日に給料をもらえなくなるかもしれないからです。
どうしてバイトで銀行口座が必要なのでしょうか?
その理由を説明するとともに、銀行口座がない時の対処法をご紹介します。
なぜバイトで銀行口座が必要なのか
バイト先が銀行口座を求めるのは、従業員に給料を支払うためです。
手渡しでひとりひとりに支払うとミスがあるかもしれないし、手間もかかります。
銀行口座なら一括で振り込むことができるし、数字として記録に残るため、ミスが起きづらいです。
万が一、給料の支払い漏れが合ったとしても、口座番号を知っていればすぐに振り込むことができるため、トラブルを回避することができます。
個人経営店や単発のバイトだと、手渡しで給料をもらえることもありますが、ほとんどのバイト先では銀行口座が必要になると覚えておきましょう。
バイト先が指定する銀行口座が必要な場合もある
バイト先から「◯◯銀行の口座が必要」と言われる場合があります。
同じ銀行同士の取引であれば、振り込み手数料が安くなるからです。
そのため、指定された銀行口座がないときは、新規に開設するようにしてください。
バイト先と同じ銀行口座があれば、スムーズに振り込んでもらえるでしょう。
もし、指定された銀行が近くにないのであれば、銀行のホームページやアプリから申し込むのが便利です。
家に居ながら口座を解説できるため、銀行に出向く必要はありません。
指定された日までに銀行口座を開設しておけば、予定通り給料日に振り込んでもらえるでしょう。
銀行口座の開設は採用後で良い
銀行口座はいつ作りに行けば良いか悩んでいる人もいるでしょう。
基本的には採用の連絡が来た後で構いません。初出勤までに銀行口座を作っておけば問題ないです。
銀行口座は1日で作れるため、何日も手続きに時間がかかるものではありません。(ホームページから手続きすれば、数日かかる場合もあります)
念のため先に銀行口座を作っておくという考え方もできますが、バイト先から銀行を指定される可能性もあります。
そのため、基本的には採用後に作りに行くという考え方で構いません。
親の銀行口座を伝えるのは駄目
自分の銀行口座がないからと言って、親や家族が所有する銀行口座を伝えてはいけません。
労働基準法第24条では、「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」とされているからです。
そのため、たとえ親や家族であっても本人以外の口座に振り込むことは法律違反になります。
親の銀行口座ではなく、あなた自身の銀行口座を伝えるようにしましょう。
銀行口座を伝えなかったらどうなるのか
それでは銀行口座を伝えなかったらどうなるのでしょうか?
基本的には伝えていなくても給料はもらえます。
銀行口座を伝えていないからと言って、給料がもらえなくなるわけではありません。
その月は手渡しでもらえるか、銀行口座を作りに行くまで振込が遅れるかです。
また、バイト先から銀行口座を聞かれない場合もあります。
忙しい店長だと、つい言い忘れる場合もあるからです。
もし、バイト先から振込先を聞かれていないと思ったら、すぐにどうすれば良いか聞いてください。
言われるまで待っていると、給料をもらえるのが遅くなります。
バイト先に遠慮せず、わからないことがあったら聞くようにしましょう。
バイト用の銀行口座の作り方
自分用の銀行口座と言われても、どうすれば良いか悩みますよね。
銀行に行く機会がないと、口座を作るのが難しく感じます。
しかし、悩む必要はありません。
今は銀行に行かなくても、パソコンやスマートフォンから簡単に銀行口座を開設することができるからです。
口座開設の主な流れは以下になります。
1)銀行のホームページにアクセスする
2)口座開設のページに移動する(アプリをダウンロードする場合もある)
3)個人情報を入力し、顔写真と本人確認書類(免許証や健康保険証など)を送信する
4)申し込み結果が通知される
5)後日、キャッシュカードが自宅に届く
※18歳未満や各銀行によって流れは異なります。
SNSに会員登録をしたり、ネットショッピングで物を買うような感覚で口座を開設することができます。
「忙しくて銀行に行く時間がない!」という人は、インターネットから手続きして口座を開設するようにしてください。
通帳のコピーが必要な場合もある
バイト先から「通帳のコピーを持ってきて」と言われる場合があります。
通帳のコピーが必要なのは、給料を振り込む情報を知るためですが、必ずしもコピーである必要はありません。
インターネットで銀行口座を開設した人は、通帳自体がない場合もあるでしょう。
そんなときは「銀行名」「支店名」「口座番号」「振込先(氏名)」が表示された部分を印刷して、持って行くようにしてください。
通帳がある人は、上記の項目が書かれてある表紙の裏一面をコピーしたら良いです。
なにかしら口座情報が確認できる書類があれば、受け付けてくれるでしょう。
面接時に銀行口座が必要な場合もある
単発・短期のバイトは、面接時に銀行口座が必要な場合があります。
採用を前提として面接しているため、書類に書いてもらいたいからです。
しかし、銀行口座を作ってないと書類に記入することができません。
銀行口座がないのであれば、「まだ口座を作ってない」と正直に伝えてください。
面接時に自分の口座がないからといって、不採用になることはありません。
「これから作ります」と言って協力する姿勢を見せれば、問題ないでしょう。
まとめ
バイト先から銀行口座を聞かれるのは、給料の支払いに必要だからです。
多くのバイト先では銀行振込が一般的になっているため、正しく給料をもらうためにも、早めに銀行口座を作っておきましょう。
採用されたらすぐ口座を作ったほうがいいね
銀行口座がないからといって不採用になることはありませんが、後から作る手間を考えると、先に作っておくのもありです。
自分用の銀行口座を持っていると、バイト以外でも役に立つ場面は多いからです。
給料の管理もしやすくなるし、銀行にお金を預けておけば無駄遣いを防止することができます。
今はスマートフォンから簡単に銀行口座を開設することができます。
「頑張って働いたのに、銀行口座がなくて給料をもらうのが遅くなった!」ということがないようにしてくださいね。