バイトで1日何時間も働いていると、だんだん集中力がなくなってくることはないでしょうか?
集中できずにミスが多くなる…
集中しなければいけないと思うほど、気が散ってミスを繰り返します。
できることなら、バイト中は集中力を維持しながら働きたいですよね。
実は、集中力は元々長続きしないようにできています。
人間の集中力は90分が限界と言われており、何時間も持続させるのは難しいからです。
ただし、働き方を工夫することで、集中しやすい状態に持っていくことは可能です。
そこで今回は「バイトで集中力を高める方法」についてご紹介します。
集中力を高めて、効率よく働けるようになりましょう。
1)楽な仕事からはじめる
バイトでは役割分担が決められているため、与えられた仕事に即対応しなければいけません。
しかし、勤務が始まってからいきなり全力で働くのは困難です。いくら気合を入れて取り組もうとしても、すぐに集中力が途切れてミスが多くなるでしょう。
そこでおすすめなのが、楽にできることからはじめることです。
キッチンバイトであれば、まずは食器洗いから始めるとか、食材を取りに行く仕事をしましょう。
デリバリーバイトであれば、配達に行く前に地図を確認したり、バイクの点検をすると良いです。
仕事の中でも「これは簡単(すぐにできる)」「これは面倒(手間がかかる)」という作業があるはずです。
まずは楽にできる作業をして、徐々に体を慣らしていきましょう。そうすれば集中力も高まってきます。
2)一つのことだけ取り組む
バイトではやることがたくさんあります。接客やレジ、品出しや売り場整理、ゴミ捨てや掃除など様々な仕事があります。
しかし、やることが多いと集中力が途切れやすくなります。
頭の中であれもやらなきゃ・これもやらなきゃとなり、パニックになるからです。
集中力を保つためには、複数のことを同時にしようとするのではなく、一つのことだけに取り組むようにしてください。
コンビニバイトならレジのみにして、品出しも売り場整理も後回しです。
ファミレスのホールであれば、一組のお客さんのみ接客してください。
テーブルの片付けやレジは他の人におまかせしましょう。
一つのことだけ取り組んでいると、次第に集中力は増してきます。
集中モードになった後に他の仕事もするようにすれば、怒られることはありません。
3)体を動かす
暇な時は持ち場でダラダラ過ごしたり、バイト仲間と雑談したりしていませんか?
暇だからと言ってずっと同じ姿勢でいると、体がだらけてきます。
急にお客さんが来ても集中して対応できなくなるでしょう。
暇なときこそ、適度に体を動かすことが大切です。
売り場を歩いたり、その場で軽く屈伸運動をするだけでも、十分ストレッチになります。
体を動かすことで温まってくるし、ダルさや眠気も覚めてきます。
忙しくなった時もすぐに集中することができるでしょう。
なお、事務仕事で座り続けていると、血流が悪くなり、脳の集中力が下がります。
適度に椅子から立ち上がって、体を動かすと集中力が高まるでしょう。
4)細かく時間を区切る
長時間同じ仕事をしようとしても、どうしても集中力は続きません。
集中力を維持するためには、細かく時間を区切ってリフレッシュすることが大切です。
たとえば掃除をすることになったら、「10分だけ掃除に集中する」と決めて仕事に取り掛かります。
掃除嫌いな人には10分でも長く感じるかもしれませんが、雑巾を絞ったり、ゴミ捨てをしていると、あっという間に時間が過ぎます。
気づいたらもう10分経ったということもよくあるでしょう。
たとえ中途半端に終わったとしてもそこで一旦手を止めてください。
そこから20分30分と作業を続けると、どこかでやる気が無くなり、集中力は途切れます。
逆に、中途半端に作業を中断することで「あの作業をやらなければいけない」という気持ちになります。
結果的に集中力を持続させたまま、仕事を再開させることができるでしょう。
5)頭に思い浮かんだことをメモする
バイト中に余計なことを考えて気が散るという人は、今考えていることをメモに書き留めましょう。
ずっと考えているよりも、メモなどにアウトプットすることで、雑念に惑わされなくなります。
メモを書いている姿は他人から見れば仕事をしているように見られるため、頑張っているという印象を与える効果もあります。
ただし、頭に思い浮かんだことを何でもメモするのはいけません。
人間は常にいろんなことが思い浮かぶため、いちいちメモ書きすると面倒くさくなって続かないからです。
そこで、仕事に関して気になることだけメモするようにしてください。
そうすればたとえメモを見られても変に思われないし、頑張った証にもなります。
6)スマホを持ち歩かない
スマートフォンは貴重品であるため、ズボンのポケットなどに入れて持ち歩いている人もいるでしょう。
しかし、スマホを持ち歩くことで仕事に集中できなくなります。
たとえマナーモードにしていても、スマホがあると気が散ります。
体を動かした拍子にスマホが揺れたように感じ、ついつい画面を見たくなるかもしれません。
スマホが禁止されている職場でスマホを触っている姿を見られたら大変です。
サボってるように思われ、怒られる原因にもなります。
仕事に集中するためにも、スマホはロッカーなどに預け、持ち歩かないようにしましょう。
7)睡眠をしっかり取る
バイトで集中力を維持するためには、睡眠をしっかり取ることが大切です。
睡眠不足の状態で働いていると、バイト中に眠くなったり、頭が働かなくなるからです。
1日7~8時間しっかり睡眠を取ることで、日中活動的に動けるようになります。頭もスッキリして集中力が増すでしょう。
ただし、ただ寝れば良いというわけではありません。
睡眠時間に限らず、質の良い睡眠を取ることが大切です。
できるだけ夜ふかしは避け、早寝早起きを心がけてください。
パソコンやスマホの利用は神経が高ぶって睡眠の質が低下します。
眠りにつく2時間前には使用を止め、寝る準備をしましょう。
適度に休憩を取りながら働こう
人間の集中力は90分が限界だと言われています。
バイトで5時間も6時間も働く場合、ずっと集中力を保ちながら働くのは無理です。
できるだけ集中力を保って働くためにも、90分に1回は数分間の休憩を入れるようにしてください。
ただし、多くのバイト先では勤務時間が6時間以内だと休憩がつきません。
バイトという立場上、勝手に休むわけにもいかないでしょう。
そこでおすすめなのが、トイレに行くことです。
用を足さなくてもトイレに行って手を洗ったり、顔を洗うだけでも気分がスッキリできます。
何度もトイレに行くと怪しまれるという人は、品出しをするフリをしてバックヤードに行きましょう。
店長やお客さんが見ていないに行き、目を閉じて深呼吸してください。
30秒~1分ぐらいその動作をするだけでも、少し気分は落ち着くはずです。
バイト中でもところどころで休めるタイミングはあります。
自分なりの休憩ポイントを見つけ、気軽に働きましょう。
バイトに慣れると集中力はアップする
集中力が続かないのは「慣れ」の問題もあります。
たとえば、学校の新学期を思い出してください。
新しいクラスになると、友達と離れ離れになったり、知らない先生の授業を受けることになったりすると、妙に落ち着きませんよね。
授業中もソワソワして、45分間集中して先生の話を聞くことができない人も多いのではないでしょうか。
しかし、1ヶ月もすれば新しいクラスにも慣れて環境に適応できるようになっているはずです。
何も考えずに学校に登校し、見慣れたクラスメイトたちと、いつも通り先生の授業を受けているのではないでしょうか。
バイトも学校と同じです。
バイトを始めたばかりの頃は仕事に慣れていないため、緊張のため集中力が保てなくなります。
目の前の仕事を覚えるだけで一杯一杯になり、普段より疲れを感じることでしょう。
しかし、週何回か勤務することで次第にバイトの事がわかってきます。
どんな仕事をしてどんな仲間たちと働き、どんなお客さんが来店するのか予測できるようになります。
今あなたが抱えている「集中できない」という悩みは一時的なものです。
バイトに慣れてくると集中するタイミング・手を抜くタイミングがわかるようになってくるため、ミスも減るでしょう。
まとめ
バイト中に集中力が途切れるのは、集中力を保つ方法を実践していないからです。
今回ご紹介した7つの方法を元に、できそうなことからはじめてください。
まずは楽な仕事から取り掛かってみます
人間の集中力は長時間持続することができないため、どうしてもいつかは集中力が途切れます。
まずは楽にできることや、短い時間でできることから始めてください。
雑念を振り払うために、頭に浮かんだことをメモしたり、スマホの持ち歩きを止めるようするのも効果的です。
また、バイト中に集中できないのは睡眠も関係しています。
バイト前の夜ふかしは避け、しっかり寝るように心がけてください。
普段から意識することで、徐々に集中力は増していきます。
集中力が高まれば、効率よく働けるようになるでしょう。