部活をしていると何かとお金が必要になるため、バイトがしたいと思いますよね。
しかし、部活とバイトを両立するのは大変なため、諦めている人もいるのではないでしょうか。
部活しながらバイトは無理だよね…
学校に行きながら部活もして、その上バイトもするのはキツイです。
疲れが残って部活ができなくなることを考えると、バイトは諦めるしかないと思いますよね。
しかし、バイト選びを工夫することで両立することは可能です。部活をしながらバイトができれば、給料で部活に必要なグッズを買うこともできるでしょう。
そこで今回は「部活とバイトを両立する方法」をご紹介します。
部活もバイトもしたいという人は、上手く両立して青春を楽しみましょう。
1)シフト自由なバイトを選ぶ
部活とバイトを両立するために必要なのが「スケジュール管理」です。
部活はみんなと共通の時間になるため自由が利きませんが、シフト自由なバイト先であれば、部活がない日や空き時間に働くことができます。
例えば、学校が終わった15時半~18時まで部活をするとします。すると、19時~22時までバイトをすることができます。
部活の日が月水金なら、火木土はバイトすることができるでしょう。
このように、スケジュールを上手く組み立てることで、部活しながらバイトすることが可能になります。
2)週1~2日だけバイトする
運動部でも毎日練習するとは限りません。週に何日か休める日はあるはずです。その休みの日にバイトをすることができます。
バイトと言っても週に4日も5日も働く必要はありません。週1~2日だけ働けるバイト先もたくさんあります。
例えば、コンビニやスーパー、工場の軽作業やビルの清掃員など、週1日からOKのバイトは色々あります。
飲食店でもファミレスやファストフードなど、人数が多いところであれば、週1日OKのバイト先も多いです。
ただし、休みの日に働くのは体力的にきついです。週7日全く休み無しで活動していることになるからです。
自分の体力と相談しながら、無理のない範囲でバイトをしてください。
3)長期休みにバイトする
学校がある日は部活もあることが多いです。学校に行った後に部活をすると、疲れてバイトどころではないかもしれません。
そのため、バイトをしたいのであれば学校が休みになる期間を狙いましょう。
夏休みや冬休みであれば、学校が数週間~1ヶ月休みになるため、その期間に働くことができます。
学校が休みであれば、体力的にも両立しやすくなるでしょう。
ただし、どんな部活でも長期休みにバイトができるとは限りません。
運動部は夏休みに合宿や試合をすることが多いし、文化部なら秋冬に発表会が行われることがあるからです。
部活のスケジュールに沿ってバイトができる期間を見つけ、その時に集中して働きましょう。
4)単発のバイトを選ぶ
部活でお金が必要な時だけ、単発のバイトをするという考え方もあります。
イベントスタッフや商品の仕分け、ポスティングやティッシュ配りなど、短い期間だけできるバイトがあります。
年末年始ならクリスマスケーキの製造や年賀状の仕分け、神社の巫女さんのバイトなども定番です。
野球部なら野球場、サッカー部ならサッカースタジアムでバイトをすると、部活にも良い影響を与えるのではないでしょうか。
運動部でも単発のバイトなら時間を作りやすいため、お金が必要な時に働きやすいです。しかも、体力的に辛くなったらすぐに辞められます。
まずは単発バイトを始めて、部活とバイトを両立できるか試しても良いでしょう。
5)近所のバイトを選ぶ
バイトをする時はできるだけ自宅(または学校)の近所にあるバイト先を選びましょう。
近所にあれば部活が終わったにバイトしにいくことができるため、移動時間が無駄になりません。
早朝にバイトをした後に学校に行くことができるし、夜遅くになってもすぐ帰宅することができるので、親に心配をかけることもありません。
近所だと部室に忘れ物をしても取りに行きやすいです。バイトに遅刻して怒られることもないでしょう。
ただし、学校でバイトが禁止されている場合、先生に見つかると謹慎・停学になるかもしれましれません。
バイトをする前に校則を見直し、罰を受けないように注意しましょう。
6)体力を使うバイトを避ける
運動部だと部活で体力を消耗します。部活が終わってからバイトをするのは体力的にしんどいです。
例えば、ファミレスや居酒屋など夜はお客さんが殺到します。疲れているからと言って、機敏に動けないと足手まといになります。
部活が休みの日にバイトをするようにしても、体力を使うバイトであれば翌日も疲れが残るでしょう。
今度は部活に支障が出て、チームメイトに迷惑がかかります。
よほど体力に自信がある人を除き、体力を消耗しながら部活とバイトを両立させるのは無理です。
忙しいバイト先や立ちっぱなしの仕事は避け、できるだけ体力を使わない・楽なバイトを選びましょう。
7)活動日が少ない文化部を選ぶ
野球部やサッカー部のように、体力を使う運動部だとバイトをするのは難しいです。土日も休まずに練習することがあるし、試合がある時は働くことができません。
しかし、活動日が少ない文化部であれば、バイトと両立しやすいです。
ダンス部や料理部なら家でも練習することができるし、演劇部や吹奏楽部なら発表会は年に数回です。
放送部や新聞部なら活動日自体が少ないため、毎日部活に行くということはありません。
文化部はお金を使うことが多いため、バイトをすると活動費に充てることができます。そのため、バイトのやりがいにもなるでしょう。
文化部でも運動部と同様に、みんなと一緒に何かをする達成感は変わりません。
学校の決まりで部活に入る必要がある人は、活動日が少ない文化部を選び、活動がない日はバイトをするのもアリです。
8)バイト先に協力してもらう
部活とバイトを両立するには、バイト先の協力が欠かせません。
部活をしていると試合や発表会などで、どうしても休みたい日がでてきます。そんな時でも快く承諾してくれるバイト先でないと、両立は不可能だからです。
バイト探しをする時は「高校生可」のバイトを選び、面接の際に部活がしたい旨を伝えておきましょう。
高校生が多いバイト先なら事情がわかっているため、休ませてもらいやすいです。
ただし、バイト先に協力してもらうためには、店長やバイト仲間から信頼を勝ち取る必要があります。
普段から真面目に働き、嫌な仕事も率先して行い、みんなとコミュニケーションを取るようにしてください。
そうすれば部活を優先したい時に協力してもらえるでしょう。
9)部活の顧問に協力してもらう
お小遣いのためにバイトをしたいのではなく、家庭の事情でバイトをしたい人もいるでしょう。
そんな時は部活の顧問(先生、監督など)に相談してください。部活をするにもお金がかかるため、きっと理解してもらえるはずです。
家庭の事情を配慮してもらえれば、練習時間を短縮してくれたり、休む日があっても咎められません。
なお、顧問に協力を求める時は部活のメンバーにも事情を伝えておきましょう。何も言わないと特別待遇を疑われ、チームワークにヒビが入ります。
みんなの理解を得てからバイトを始めることで、部活の時は集中してできるようになるでしょう。
部活と両立しやすいバイト5選
部活とバイトを両立させるためには、バイト選びも重要です。時給や知名度で選んでいると、バイトをした後に続かなくなるおそれがあります。
どんなバイトであれば部活と両立しやすいのでしょうか?高校生でもできる定番のバイトを元に、いくつかご紹介します。
ファミリーレストラン
ファミリーレストラン(以下、ファミレス)のバイトは高校生に定番であり、部活をしている人も多いです。
ファミレスは土日が稼ぎ時であるため、部活がない土日のみバイトをするということもできます。
働く人数が多いため、仮に「土日に試合がある」という場合でも、代わりの人が見つかりやすいです。
シフトの自由も効きやすいため、部活と両立しやすいバイトだと言えるでしょう。
スーパーマーケット
スーパーマーケット(以下、スーパー)のバイトは、コンビニと比べて営業時間が短いです。
高校生が勤務できる22時までで終わるスーパーも多いため、夕方から働くには最適です。
しかも、仕事もレジまたは品出しと決まっていることが多いです。レジは立ちっぱなしになりますが、動き回るわけではないので、体力の消耗は少ないです。
品出しは動き回りますが、接客機会が少ないため、精神的なストレスを受けることが少ないです。
また、夜だとお客さんの数も少ないため、忙しくて時間に追われるということもないでしょう。
新聞配達
早朝にする新聞配達であれば、学校に行く前に働くことができます。
部活が終わった後に帰宅して夕食を取り、早めに就寝して早起きするという生活サイクルになりますが、両立することは可能です。
ただし、野球部など朝練がある部活だとバイト後に運動するため、体力的に厳しいかもしれません。
また、早朝から働くということは寝不足になる可能性もあります。授業中に眠くならないように注意してください。
ピザのデリバリー
意外と楽なのがピザのデリバリーバイトです。
道を覚えて時間通りに届ける必要はありますが、基本的には商品を配達するのが主であるため、接客で気疲れすることもありません。
自転車だとペダルを漕ぐのに体力を使うかもしれませんが、ピザ屋のように原付バイクで配達するなら、体力の消耗も少ないです。
デリバリーバイトは週1日や土日のみなど、シフトの自由が利きやすいのも特徴です。
それでいて時給も高めであるため、少しバイトをしたい人にもおすすめです。
マクドナルド
高校生に定番のバイトと言えば飲食店のバイトですが、その中でもマクドナルドは週1日から勤務OKのところが多いです。
1日2、3時間と短い時間でも良い場合があるため、部活が終わった後にバイトをしに行くこともできます。
部活をしている同世代のスタッフも多いため、バイト先で友達ができやすいのも特徴です。
ただし、マクドナルドは人気店であるため、お客さんが多いです。お昼の12時~13時頃はお客さんが殺到するため、体力を消耗します。
勤務時間には気をつけ、駅近くのお店は避けたほうが良いでしょう。
リゾートバイトは部活との両立に不向き
夏休み・冬休みにバイトがしたい人は、リゾートバイトを考えているかもしれません。
リゾートバイトとは、ホテルや旅館、海の家やスキー場など、日本全国にあるリゾート地で働くバイトのことです。
リゾートバイトでは数日~数週間まとまった期間働くため、効率よく稼ぐことができます。
そのため、夏休みのように長期休みに始める人も多く、高校生にも人気です。
ただし、部活をやっている人はリゾートバイトは向きません。
なぜなら、リゾートバイトは主に住み込みで働くことになるからです。
リゾート地に行って住み込みで働くことになると、部活がある日に出席することができなくなります。
また、休日は試合や発表会が組み込まれることが多いため、それらに参加することもできません。
晴れの舞台に参加できないのでは、何のために部活をやっているかわからなくなりますよね。
バイト探しをする時は、リゾートバイトではなく、自宅から通いやすい場所にあるバイト先にしましょう。
部活と同じジャンルのバイトは採用されやすい
吹奏楽部ならカラオケ店、水泳部ならスイミングスクール、野球部なら野球場の売り子など、部活に関係するバイトがしたいと思っていませんか?
部活と同じジャンルのバイトに応募すると、経験者として見てもらえることがあり、採用されやすいです。
部活経験のある人が店長や社員になっていることも多く、学生の気持ちを尊重してくれます。
そのため、試合や発表会がある時は休ませてくれたり、シフトを調節してもらえるかもしれません。
バイト仲間とコミュニケーションも取りやすくなるし、バイト経験が部活に良い効果を与えることがあります。
部活もバイトも楽しく行えるでしょう。
部活に慣れてからバイトを考える
部活とバイトを両立させるために大切なのは、「2つを同時に開始しない」ことです。
まだ部活に慣れていない状態でバイトをすると、体力が持ちません。バイト中にミスが増えて怒られる原因になります。
バイトといってもあくまで仕事であるため、責任感が求められます。「しんどいから休ませてください」というのは通じません。
しかも、高校生には学校があります。学校に行きながら部活をして、バイトまでこなすとなれば、相応の体力・精神力が必要です。
まずは部活を数ヶ月やって、体力的に余裕が出てきたと思ったら、バイトをするか考えてください。
勉強がおろそかにならないようにする
高校生の本分は学業です。
部活とバイトをすることも大切ですが、勉強がおろそかになってはいけません。
部活とバイトを両方することで、心も体もクタクタになります。
家に帰っても寝るだけになり、勉強する余裕はなくなってしまうでしょう。
そればかりか、授業中も眠たくなり、まともに授業が聞けなくなるかもしれません。
親に学校の成績が下がったことを知られると、どちらも辞めさせられる可能性もあります。
学業あっての部活でありバイトです。
部活をしながらバイトをするときは、勉強がおろそかにならないように注意してください。
両立できなくなったらどちらか辞める
部活とバイトをしていると、途中で両立できなくなる場合もあります。
時間がなくてしんどいのであれば、どちらか辞めるようにしてください。
無理に両立しようとすると、どちらも中途半端になる可能性があります。
部活で結果を出せなくなるし、バイトでミスが多くなってしまうでしょう。
どちらか辞めると周りに迷惑をかけますが、決して恥ずかしいことではありません。
これまでの努力を誇りに思い、新たな気持ちで頑張りましょう。
まとめ
部活とバイトを両方するのは大変ですが、どちらも選び方を工夫することで、両立させるのは可能です。
時給や知名度でバイト先を選ぶのではなく、部活と両立しやすいバイトを選ぶようにしてください。
シフトを優先に選んだ方が良いね
高校生になると、部活もバイトも頑張りたいと思うかもしれませんが、あまり欲張ってはいけません。
2つ同時に開始すると、体力的にきつくなり、どちらも長続きしなくなります。
まずは、部活に慣れた後にバイトをするか考えましょう。そうすれば自分の限界がわかるため、どんなバイトをすれば良いかわかるようになります。
焦らずに少しずつ始めていくことで、部活とバイトを両立させることができます。
どちらも高校生にとって大切な青春の思い出になるため、上手く両立できると良いですね。