バイト先で制服を着る時に、更衣室がないと困りますよね。
どこで着替えればいいの?
適当な場所で着替えるわけにはいかないし、誰かに見られたら困ります。
できることなら、他の人に見られないように着替えたいですよね。
実は、更衣室やロッカーがないバイト先は多いです。そのため、工夫して着替える必要があります。
そこで今回は、更衣室がないバイト先で着替える方法をご紹介するとともに、着替えにまつわる注意事項を説明します。
着替えで恥ずかしい思いをしないためにも、事前に把握しておきましょう。
更衣室がない職場は多い
バイト先の規模にもよりますが、更衣室が用意されていない職場は多いです。
事務やコールセンターなど、オフィスビル内で働く仕事は用意されていますが、飲食店やコンビニなどの小店では、用意されていないことがほとんどです。
たとえ更衣室が用意されていても、男女兼用であったり、クローゼットのような狭い場所で着替えることもあります。
工夫して着替えないと、他の人に見られるかもしれません。
また、更衣室がない職場はロッカーも用意されていないことが多いです。
そのため、貴重品は自分で管理するか、責任者に預けなければいけません。
更衣室やロッカーがない職場では、できるだけ高価な物や必要以上のお金を持って行かないようにしてください。
更衣室がない時の対処法
更衣室がない職場でも制服を着て働くのであれば、どこかで着替える必要があります。
バイト先で着替えのルールがあればそれに従い、なければ着替える場所を探して対応しましょう。
トイレで着替える
着替える場所がない時はトイレで着替えましょう。トイレなら個室であるため、誰かに見られる心配はありません。
トイレの明かりを点けて鍵をかけておけば、急に入ってこられる心配もないです。
ただし、小さいお店だと従業員用のトイレがない場合もあります。
店内のトイレを使うとお客さんに迷惑がかかるため、他の方法を試してください。
見えない位置で着替える
商品や掃除道具などを置いているバックヤード(倉庫)には、意外と死角があります。
積み上げられたダンボールの後ろで着替えると、正面から見られることはありません。
ジャンパーを羽織ったり、エプロンを付けるだけなど、ちょっとした制服を着るだけなら時間はかかりません。
できるだけ人目につかない場所を探し、着替えてください。
着替えてから出勤する
着替えるのが面倒くさいという人は、自宅で着替えてから出勤するのもありです。
コートやジャケットを羽織っておけば、周りに見られることはありません。
先に着替えておけば着替えの時間が必要ないため、ぎりぎり出勤しても間に合います。
ただし、制服を汚すとそのまま帰宅することになるため、気持ち悪い思いをするかもしれません。
水洗いをする仕事だと制服が濡れることもあります。仕事中はできるだけ汚さないように気をつけましょう。
ズボンを履いて出勤する
女性なら出勤時はズボンを履いておき、制服のスカートを履き終わったらズボンを脱ぐという方法もあります。
この方法なら見られる危険を最小限に抑えられることができるため、更衣室がなくても着替えやすいです。
帰りはスカートの下からズボンを履いて、スカートを脱げば元通りになります。
ズボンは脱ぎ着しやすいように、ゆとりのあるストレッチパンツを履いていきましょう。
脱ぎ着しやすい服を着る
バイトに行くときは脱ぎ着しやすい服を着ていきましょう。
トップスは、カーディガンやボタン付きのシャツであれば脱ぎやすいです。
ボトムスは、ストレッチパンツやチノパン、チノスカートだと、脱ぎだり履いたりしやすいです。
上下が繋がっている、ワンピースやオーバーオール(サルペット)は着替えに時間がかかるため、着ないほうが良いでしょう。
着替えに時間がかかると見られるだけでなく、「遅い」と怒られることもあるため、注意してください。
着替える前に声をかける
更衣室がない職場で着替える時は、近くにいる人に声をかけてから着替えるようにしてください。
誰にも声をかけていないと、急に他の人が入ってきた時に鉢合わせする可能性があります。
バックヤードの隅で着替えていたら、バイト仲間が商品を取りに来て、下着姿を見られたってことになると大変ですよね。
みんなに声をかける必要はありませんが、せめて着替える場所の付近にいる人には声をかけてください。
そうすればあなたが着替えている時に「今、○○さんが着替えています」と言ってくれます。
10分前に到着して着替えておく
更衣室がない職場で着替える時は、できるだけ10分前に到着し、5分前には着替え終えるようにしてください。
いつも着替えている場所で他の人が着替えていると、終わるまで待たなくてはいけなくなります。
ぎりぎり出勤していると、自分の着替える時間がなくなってしまい、開始時刻に送れます。
目安として、10分前に到着して5分前に着替えておけば、ゆとりを持って仕事を始めることができます。
家を出る時は着替えの時間を考慮し、ぎりぎりにならないように注意してください。
着替えてから挨拶をする
バイト仲間とコミュニケーションをとるために挨拶はかかせませんが、できるだけ着替え終わってからするようにしてください。
みんなに挨拶してから着替えていると、着替える時間がなくなってしまいます。
出勤した時は、通りにいた人だけ「お疲れさまです(おはようございます)」と挨拶し、顔を合わせていない人は制服に着替えてから挨拶しましょう。
なお、挨拶とともに雑談も着替えてからするようにしてください。
休憩室でみんなが楽しそうに話をしているからといって、着替える前に参加してはいけません。先に着替えてから話に入るようにしましょう。
着替えてからタイムカードを押す
着替えで悩むのが、いつタイムカードを押すかです。
制服に着替えることは「労働に必要な行為」であるため、労働時間に含まれるとされています。
参考:「着替えは労働時間ではない」と賃金払わず 飲食大手に是正勧告
しかし、実際のところ着替えの時間は人によって異なるため、労働時間と見なされない場合が多いです。
30秒で着替える人もいれば数分かかる人もいるし、着替えながら会話をする人もいます。
家から制服を着替えてきた人はどうなるのか?と考えれば、収まりがつきません。
厚生労働省のガイドラインでは、着替えなどの時間は労働時間に含むとされていますが、現実問題として含めていない会社は多いです。
特に就業規則やルールが定められていないのであれば、着替えが終わってからタイムカードを押すようにしてください。
まとめ
制服に着替える必要があるのに、更衣室が用意されていないバイト先は多いです。
男女関係なく、他人に着替えを見られるのは苦痛です。バイトを始める前にどこで着替えるのか確認しておきましょう。
トイレで着替えるのが無難だね
トイレで着替える事ができない場合、バックヤードの見えない位置やカーテンがある場所に移動して着替えてください。
あらかじめ制服を着て出勤したり、脱ぎ着しやすい服を着て出勤するのもありです。
着替える前に近くにいる人に声をかけておけば、他の人と鉢合わせすることはないでしょう。
バイトに行くときは制服に着替える時間も考慮し、少し早めに到着しましょう。
制服に着替えてから仕事の準備をすれば、スムーズに始めることができます。