バイトの制服につけている名札。なくしたら困りますよね。
名札がどこにもない!
あるはずの名札が見つからないと、焦ってパニックになる気持ちわかります。
名札をなくすと怒られそうだし、弁償させられないかと不安になりますよね。
実は、バイトの名札はなくしやすいです。働いている最中に外れやすいからです。
そこで今回は「バイトの名札をなくした後の対処法」をご紹介します。
名札がないことに気づいときは、冷静に対処してください。
名札をなくした後の対処法
名札は制服に着ける小さいものであるため、働いているときになくしやすいです。
カード式の名札は軽くて薄いため、どこでなくしたかわからなくなるでしょう。
実際に名札をなくしたときは、どのように対処すれば良いのかご紹介します。
店長に報告する
まずは、名札をなくしたことを店長や責任者に報告してください。
名札をなくしたと言えば怒られる可能性はありますが、黙ったままやりすごそうとしても、いずれバレます。
下手に言い訳して人間性を疑われるよりも、正直に話して怒られる方がマシです。
再発行の手続きもあるため、なるべく早めに報告してください。
バイト仲間に伝える
名札をなくしたことをバイト仲間にも伝えましょう。
他人に言うのは恥ずかしいかもしれませんが、伝えておけば意識してくれるようになります。
普段の仕事をしながら、名札が落ちていないか探してくれるかもしれません。
より多くのバイト仲間に伝えることで、見つかる可能性が高まるでしょう。
洗濯物を確認する
バイト先で制服を洗ってもらう時は、洗濯物置き場に行って名札が紛れ込んでいないか確認してください。
上着やズボンのポケットに入れている場合もあるため、注意深く確認しましょう。
もし、自宅で洗濯をするのであれば、洗濯機がある近くを確認してください。
棚の上や床に落ちている場合もあるため、周辺をくまなく探しましょう。
警察で紛失届を出す
バイト先からお使いを頼まれたり、昼休憩で外出した時になくすこともあります。
外出前にはあった記憶があるのであれば、警察署に行って紛失届を出してください。
「名札ぐらいで警察に行くのは…」と躊躇するかもしれませんが、ICチップが埋め込まれた名札なら大変です。
悪意のある人間に拾われると、なりすましや転売などの被害に遭うかもしれません。
名札だからと甘く見ずに、最悪のケースを想定して行動しましょう。
自作の名札を使う
新しい名札ができるまで時間がかかるときは、自作の名札を作りましょう。
名札の大きさに合う用紙を買ってきて、手書きで自分の名前を書けば代用品になります。
もちろん、自宅のプリンタを使ってパソコンで印刷しても構いません。
なお、名札を自作する時は必ず責任者に相談してください。
たとえ一時的なものであっても、勝手に作ると怒られる場合があるので、注意しましょう。
名札をなくしたら弁償になる?
名札をなくしたら弁償しなければいけないのではないか?と不安になるでしょう。
名札は会社から支給された備品ではあるものの、紛失が原因で弁償させられることは少ないです。
労働基準法第16条では、労働契約に損害賠償を含めて契約してはならない決まりがあります。
そのため、労働契約で「名札を紛失したら○万円支払う」というような賠償予定を定めることはできません。
ただし、「損害賠償を求めることがある」という曖昧な表現であれば別です。
労働者に過失がある時に、雇用主が損害賠償を求めること自体は違法ではありません。
就業規則で「故意または重大な過失によって会社に損害を与えた場合は弁償する」と定められていれば、弁償させられることもあります。
とはいえ、名札作成にかかった費用を全額弁償させることはできないし、給料から天引することも違法です。
あくまであなたと雇用主との話し合いで決まるため、弁償を求められたら納得行くまで話し合いましょう。
何度も名札をなくすとクビ?
基本的に名札をなくしたからといって、クビになることはありません。
従業員を解雇するためには、解雇に相当する重大な過失が必要であり、名札の紛失ぐらいでは該当しないからです。
ただし、何度も名札をなくしていると故意の紛失を疑われます。
名札にはただ名前が書かれたものから、ICチップが入った貴重なものまでさまざまあります。
ICチップが入ったものは社員証になり、外部に流出させてはいけない重要なものです。
それを何度もなくすのは職務怠慢であり、解雇に相当する重要な過失とみなされます。
たとえクビにならなくても、始末書を書かされたり、罰金を言い渡されるかもしれません。
名札ぐらいでクビにならないと高をくくらずに、大切に扱うようにしましょう。
名札をなくさないための対策
名札はバイト先から与えられている備品であるため、なくさないようにすることが大切です。
プライベートでも物をよくなくすという人は、次のことに気をつけてなくさないように対策してください。
定期的に確認する
名札をなくさないためには、定期的に確認することが大切です。
出勤前・退勤後に必ず名札がついているか確認し、名札の存在を意識しましょう。
また、名札は体を動かしている時になくしやすいです。
掃除をしたり、荷物を持ったりする度に、名札を触ってあるか確認してください。
保管場所を決める
名札はいつも同じ場所に保管しましょう。コロコロ場所を変えると紛失しやすいです。
ロッカーの棚、カバンの内側にあるポケットなど、わかりやすい場所に保管するのがポイントです。
制服につけたままにしていると、洗濯する時にそのまま出してしまう恐れもあります。
名札はふとした時になくしやすいので注意してください。
店長に預ける
自分で管理するとなくしやすいという人は、店長に預けて保管してもらいましょう。
バイトが始まる前に店長から名札をもらい、終わった後に返すようにしていれば、なくしづらいです。
ただし、店長に頼りすぎると「甘えている!」と怒られる原因にもなります。
名札の管理も仕事のうちだと思われるため、頼りすぎないようにしましょう。
ケースを補強する
名札用のクリップやケースは意外と破損しやすいです。長く使っているとケースが破けたり、バネが外れたりします。
もし、名札のケースがヘタっていると感じたら、そのまま使わずに補強してください。
セロテープで破れたところを補ったり、両面テープや安全ピンで留めると外れにくくなります。
首から下げるタイプの名札はヒモが切れやすいため、切れそうな時は別のヒモに変えましょう。
デコレーションする
名札は軽くて薄いので、落としてもわかりづらいです。
そのため、軽くデコレーションして名札を盛れば、落とした時にわかりやすくなります。
もし、名札に手を加えることができないのであれば、裏側に硬貨を貼りましょう。
裏側ならじゃまにならないし、落とした時に音が鳴るのでわかりやすいです。
まとめ
バイトで使う名札は薄くて小さいため、なくしやすいです。
名札がなくなったことに気づいたら、焦らずに落ち着いて行動してください。
名札はなくしやすいから注意しないとね
名札がなくなったことに気づいたら、まず店長や責任者に報告して謝罪してください。
変に言い訳するよりも、正直に伝えたほうが怒られずに済みます。
バイト仲間にも伝えておけば、一緒に探してくれるでしょう。
名札をなくしたぐらいでクビになることはありませんが、弁償させられる可能性はあります。
名札の紛失を防止するために、常に確認して保管場所を決めるようにしてください。
誰でもうっかりしてなくしてしまうことはありますが、なくした後にどう行動するかが大切です。
焦ってパニックになる前に、深呼吸して冷静に対処するようにしましょう。