大学生になると、バイトしているという前提で話をされることがあります。
大学生でバイトをしないのは駄目?
バイトをしていないと肩身が狭い思いをするし、友達がしていると自分もした方が良いのではないかと思う気持ちわかります。
できることなら今のままでいたいけれど、「バイトしないのは甘えだ」と言われてしまうと辛いですよね。
しかし、結論から言ってバイトをしないのは甘えではありません。
バイトをする・しないは人それぞれであり、することがデメリットになる場合もあるからです。
そこで今回は「バイトをしないメリット・デメリット」についてご紹介します。
バイトをした方が良いのか悩んでいる人は、善し悪しを判断した上で行動しましょう。
なぜ「バイトをしないのは甘え」と言われるのか
バイトをしない大学生に対して、「バイトをしないのは親に甘えている証拠だ!」と言ってくる人がいます。
「大学生になったら親に頼らず、自分で稼ぐべきだ」という考えから来る発言であり、年配者から言われる場合が多いです。
実家暮らしなら家賃も食費もかからないし、食事も作ってもらえるため、何もしなくても生活できます。
親からお小遣いをもらえればお金にも困らないため、好きなことに時間を費やせるでしょう。
一方で、一人暮らしをしながらバイトをしてお金を稼ぎ、学費や生活費に充てている人もいます。
バイトをしつつ、勉強や家のこともしなければいけないので大変です。
苦労した経験がある人から見れば、「大学生になってバイトしないのは甘え」だと思われ、叱られてしまうのです。
バイトをしなくても甘えと思われない理由
他人からバイトをしているのかと聞かれて「してない」と答えたら、「どうしてしないのか?」と聞かれる場合があります。
バイトをしない理由は人それぞれでなのに、聞いてくるのはうっとうしいですよね。
上手な返答ができずに「親に甘えている」と思われるのは避けたいです。
そこで、どんな理由ならバイトをしなくても甘えていると思われないかご紹介します。
学業に専念している
大学生の本分は学業です。
学業に専念しているのであれば、バイトをしなくてもおかしくありません。
親が「学業に専念してほしい」という方針で、バイトをしないようにサポートしている場合もあるでしょう。
学業がどれくらい忙しいかは学校・学部によって異なりますが、課題やレポート、研究などで忙しくてバイトをする暇がない場合もあります。
そのため、「将来のために今勉強している」と伝えれば、納得してくれるでしょう。
家業を手伝っている
親が自営業をしているのであれば、家業を手伝っているために、バイトができない場合もあります。
家業を手伝うのは実質バイトをしているのと同じであり、むしろ褒められるべき行動です。
飲食店のように人前に出ればわかりやすいですが、買い出しに行ったり、帳簿をつけるなど、裏方の仕事を手伝う場合もあります。
他にバイトをしていなくても、甘えだと思われないでしょう。
部活をしている
部活は高校生のイメージが強いですが、大学生でも部活に打ち込んでいる人はいます。
授業が終わってから部活動をするため、バイトをしている暇がありません。
大学生の部活は真剣度合いが異なります。
プロを目指して活動している人もいるため、部活をしていると言えば甘えていると思われないでしょう。
ただし、サークル活動は部活とは印象が異なり、遊びだと思う人もいるため、注意してください。
ボランティアをしている
学校が休みの日にボランティアをしているのであれば、甘えているとは思われません。
お金を稼いでいなくても社会貢献に繋がるため、他人からの印象も良いです。
ボランティアをしたことがあれば、就職でアピールすることもできます。
ガクチカにもなるため、バイトをしてなくても問題ないでしょう。
弟妹の世話をしている
年の離れた弟・妹がいるのであれば、バイトをしなくても不思議ではありません。
親が働きに行っている間に兄弟の世話をしていると、バイトに行けないからです。
親の代わりに家事・育児をするのは立派な行為であり、褒められるべき行為です。
弟妹の世話をしているのであれば、甘えていると思われないでしょう。
大学生がバイトをしないメリット
大学生になるとバイトをするのが当たり前だと思う人もいますが、バイトをしないことで得られる利点もあります。
そこで、バイトをしない人はどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
自由時間が増える
バイトをすることで、自由時間がなくなります。
学校とバイトで1日が潰れ、家に帰っても寝るだけになりかねません。
しかし、バイトをしないことで自由時間が増えます。
サークルに参加して友達を作ったり、急な飲み会に誘われても断る必要はありません。
テレビを見たり、ゲームをしてリラックスることもできます。
勉強でわからないことがあっても徹底的に調べることができるため、やりたいことができるようになるでしょう
仕事のストレスがない
バイトをすると職場の人間関係が上手く行かなかったり、クレーマーに遭遇してストレスが溜まる場合があります。
ブラックバイトだと試験休みを取らせてもらえなかったり、残業代なしの超過労働をさせられる可能性もゼロではありません。
しかし、バイトをしなければそういったストレスとは無縁です。
自分と合う人と好きなことをしていれば良いため、楽しい学生生活を謳歌できるでしょう。
親に心配をかけない
学校が終わった後バイトに行くと、家に帰ってくる頃には真夜中になっています。
特に女性であれば、真夜中のひとり歩きは危険です。
帰り道にどんな危ない目に遭うかわかりません。
しかし、バイトをしなければトラブルに巻き込まれる可能性が低くなります。
夜中に出歩くことがなくなるため、親に心配をかけないでしょう。
大学生がバイトをしないデメリット
一方、大学生がバイトをしないことで、マイナスになる場合もあります。
「バイトをした方が良かったな」と後悔しないためにも、どんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
お金に困る
大学生になるとサークルの旅行やゼミの飲み会など、何かとお金を使う付き合いが増えます。
制服じゃなくなったぶん、私服にもお金を使います。
友達と遊ぶのにダサい格好をするわけにはいきませんよね。
しかし、バイトをしないとお金に困ります。
大学生は出費が多くなるため、働かないとやりたいことができません。
友達に誘われても断るケースが多くなり、付き合いが悪くなってしまうでしょう。
暇潰しに困る
バイトをする目的はお金を稼ぐだけではありません。
「暇だからバイトをする」という人も多いです。
バイトをすれば時間が潰れるため、暇な時間を有効活用することができます。
しかし、バイトをしていないとやることがなくなります。
無駄にゲームをしたり、漫画を読んだりして時間を潰すかもしれません。
余計なお金を使う原因にもなるため、お金が溜まりにくいでしょう。
世間体が悪い
全くバイトをしたことがない人は、世間体が悪いです。
友達ならあなたがバイトをしていない理由を理解してくれますが、たまたま知り合った人はそう思いません。
親のすねかじりだと言われたり、コミュニケーションに問題がある人物だと思われます。
女性なら「お嬢様なの?箱入り娘なんだね」とからかわられたする場合もあり、いい気はしません。
親からも「バイトぐらいしないの?」と言われる場合もあり、肩身が狭い思いをするでしょう。
就活でアピールできない
就活ではよく「学業以外で頑張ったことは?」という質問をされます。
バイトをしていれば「○○という仕事をした」といってアピールすることができます。
しかし、バイト経験がなければ体験談を話すことができません。
働いた経験が全くないため、面接官に頼りなく映ってしまいます。
バイト経験者と比べて不利になり、採用に響く可能性があるでしょう。
人間関係や視野が狭くなる
バイトではさまざな職業・年代の人と出会うことができます。
社会に出れば年の離れた上司やお客さんと接する場合があるため、目上の人とどう接すれば良いかわかります。
しかし、バイトをしなければ同年代との関わりしかありません。
他人から新しい知識を吸収することができず、視野が狭くなってしまいます。
居心地の良い人とばかり接していると、不測の事態に対応することができません。
今後、他人とのコミュニケーションの取り方で苦労するでしょう。
バイトをしない=甘えではない
大学生になってもバイトをしないからといって、=甘えている証拠にはなりません。
何もしていないなら別ですが、きちんと大学に通って勉強しているのであれば、批判は的外れです。
バイトをしないのは甘えだと言われても、堂々としていれば問題ありません。
理由があってバイトをしていないのであれば、とやかく言われる必要はないでしょう。
ただし、理由がないのにバイトしないことを正当化するのはよくありません。
・人付き合いが苦手だからバイトしなかった
・家が金持ちだからバイトをする必要はない
・恋人に会えないからバイトしなかった
など、何かのせいにしてバイトしないのは甘えだと思われても仕方ないです。
もし、少しでもバイトに興味があるのであれば、思い切って挑戦してください。
バイトをしないのは甘えではなく、バイトしないことを言い訳にして逃げていることが甘えになるため、勘違いしないようにしましょう。
まとめ
バイトをする・しないは人それぞれですが、バイトをしない大学生に対して「甘えている」と思う人がいるのも事実です。
バイトをした方が視野が広がるのは事実ですが、必ずしなければいけないわけではありません。
他人の言葉に惑わされずに、しっかり判断してから行動するようにしましょう。
よく考えたほうが良いね
勉強や部活に専念している人は、バイトをしなくてもおかしくないです。
バイトをしてない理由を説明したら、甘えていると思われないでしょう。
バイトをしない分、自由時間が増えるし、ストレスが溜まることもありません。
のびのびと学生生活を謳歌することができます。
ただし、バイトをしないとお金に困るため、友達に誘われても気軽に行くことができません。
就活でアピールするガクチカにも困るため、ライバルに負けてしまうおそれがあります。
もし、「バイトをしないのは甘えかな?」と感じるようであれば、ぜひ挑戦してください。
一度でもバイトを経験しておくと良し悪しがわかるため、罪悪感を覚えずに過ごすことができるでしょう。