バイトを始めたばかりなのに、2日目になって辞めたくなるときがあります。
2日だと辞めさせてくれない?
2日で辞めるのは早いし、怒られるのではないか?と思う気持ちわかります。
迷惑をかけるとは思うものの、できれば辞めさせてもらいたいですよね。
実際のところ、2日で辞めるのは早いですが、辞められないわけではありません。
きちんと辞める理由を伝えることで、穏便に辞めることができます。
そこで今回は「バイトを2日で辞めるときの伝え方」をご紹介します。
どうしても働けないのであれば、辞め方を工夫してみてください。
バイトを2日で辞めたくなる理由
初日はなんとか働けても2日目でバイトを辞めたくなるときがあります。
なぜ2日で辞めたくなるのでしょうか?よくある理由をご紹介します。
忙しかった
初日は仕事を覚えるために空いている日時に勤務しますが、2日目以降は異なります。
土日祝日はお客さんが多くなるため、思ったより忙しくなることがあります。
忙しいとパニックになりやすいし、バイトを辞めたくなってしまいます。
独り立ちした
初日は先輩がついて教えてもらえますが、2日目以降は独り立ちさせられます。
まだ仕事を覚えていない状態で独り立ちさせられても上手く行かず、ミスが多くなります。
一人で作業しているうちに「自分には無理」だと気づき、辞めたくなるのです。
嫌な人がいる
初日には居なかった嫌な人が、2日目には居ることがあります。
嫌味な先輩からミスを咎められたり、高圧的な先輩から激しく叱責されると、バイトに行くのが怖くなります。
今後の人間関係に不安を感じることで、辞めたくなってしまいます。
体力的にきつい
土木作業や引っ越しなど、肉体労働のバイトは体力的にきついです。
初日は簡単な仕事をさせてもらっても、2日目以降からみんなと同じ仕事をするようになります。
重いものを持ったり、早く動かなければいけない現場で働いていると、体力的にきつくなり、辞めたくなります。
間が空いた
初日から次の出勤日までに間が空くと、冷静に物事を考えるようになります。
初日は勢いで頑張れたことでも、2日目になると別の感情が生まれやすいです。
2日目の仕事が上手く行かないとバイトを続ける自信がなくなり、辞めたくなります。
イメージと違う
初日には気づかなかったことでも、2日目になって気づくこともあります。
仕事内容や職場環境、人間関係などが2日目になると見えてくるようになります。
バイトを始める前に想像していたイメージと異なることで、辞めたくなります。
学校にバレた
バイト禁止の学校で働いていることがバレると、辞めざるを得なくなります。
特に接客業は人前に出るため、いつどこで誰に見られているかわかりません。
先生や学校関係者に見られた結果、辞めなくてはいけなくなります。
2日しか働いてなくても辞められる
通常、2日で辞めるのは早いため、辞めさせてくれないことが多いです。
バイト先は長く働いてもらうために雇っているため、2日という短い期間で辞められては困るからです。
しかし、実際のところ2日しか働いていなくても辞めることはできます。
法律的には、2週間前に退職を申し入れることになっていますが、雇用主の合意があれば2日でも辞めらるからです。
たとえ最低勤務期間が設定されてあっても、「働けない」と言っている人を無理に働かせることはできません。
無理やり働かせてトラブルになっては困るため、渋々同意されることがほとんどです。
そのため、まずは店長や責任者に相談し、辞めさせてくれないか聞いてみましょう。
2日で辞めるときに使える理由
バイトを辞めたいからといって、ただ「辞めさせてください」と言っても、引き止められます。
2日という期間はあまりにも短いため、辞めてもらっては困るからです。
しかし、「2日で辞めるに相当する理由」がある場合は別です。
店長に「それなら仕方がない」と思ってもらえれば、2日でも辞めさせてくれるでしょう。
そこで、どんな理由なら納得してもらいやすいのかご紹介します。
学校を理由にする
高校生であれば、学校を理由にすると辞めやすいです。
バイト禁止の高校は多く、学校にバレたから働けないという理由はよくあるからです。
そのため、次のように言って辞めさせてもらいましょう。
例文
バイトをしていることが先生にバレて、辞めろと言われてしまいました。このままだと退学になるかもしれないので、辞めさせてもらえないでしょうか?
退学や留年といった、「ペナルティがあるから辞めなくてはいけない」ことを伝えれば、辞めさせてもらえるでしょう。
家族を理由にする
家庭の事情で辞めるのも定番です。
両親や祖父母と同居していると、家族の体調不良を理由にすることができます。
例文
祖父の体調が悪くなり、身の回りの手伝いをするように言われてしまいました。2日しか働いていませんが、辞めさせてもらえないでしょうか?
また、主婦(主夫)の人なら、子育てを理由にすると良いでしょう。
例文
2日間働いてみて、子育てに影響があることがわかりました。せっかく雇っていただいたのに申し訳ありませんが、辞めさせていただけないでしょうか?
家族の問題であれば店長も強くは言えないため、辞めやすくなります。
体力を理由にする
肉体労働のバイトや、忙しい職場だと体力的にきついです。
体力に問題があるまま働かせると事故が起きる可能性があるため、適応できないのであれば認めてくれます。
例文
2日間働かせてもらいましたが、体力的にきつくて耐えられません。体を壊す前に辞めさせてもらえないでしょうか?
体育会系の上司だと「弱音を吐くな!」と怒られますが、建築現場などでは体力がない人が居ても迷惑です。
怒られることはあっても、最終的には辞めさせてくれるでしょう。
性格を理由にする
仕事には向き・不向きがあります。自分に適していない仕事をしても長く続けられません。
しかし、正直に「向いてないから辞めたい」と言っても「始めたばかりだろ!」と怒られるだけです。
そこで、次のように性格を理由にして辞めさせてもらえるようにお願いしてください。
例文
人見知りでみなさんとコミュニケーションを取ることが難しく、上手くやっていけそうにありません。これ以上続けても迷惑になるので、辞めさせていただけないでしょうか?
「自分は○○だという性格だ。だから職場でやっていけない」と説明すれば、協調性を重視する店長は辞めさせてくれるでしょう。
損失を理由にする
バイトを早期に辞めさせてもらうには、損失を明確にするのが効果的です。
具体的な数字を示し、これ以上雇い続けると損失が拡大すると説明すれば、辞めやすくなります。
例文
昨日と今日でお皿を3枚も割りました。忙しいとパニックになってしまうので、辞めさせてください。
「レジで○円過不足がでた」「○円の商品を壊した」「○人のお客さんに怒られた」など、損失が計算できる理由だとわかりやすいです。
額が大きいほど「この子を雇い続けても大丈夫なんだろうか?」と不安になるため、退職願を受け入れてくれるでしょう。
2日で辞めるのに相応しくない理由
バイトを辞める定番の理由に「人間関係が悪い」「仕事がつまらない」「待遇が悪い」などがあります。
しかし、2日で辞める人がこれらの理由を言って辞めるのはNGです。
2日という短い期間でわかることは限られているため、「たった2日で何がわかる!」と怒られるからです。
バイトを悪く言って辞めるのは揉める原因になるし、後味が悪くなります。
また、「就活が忙しい」「資格の勉強をしたい」「体調が悪い」などの理由もよく使われますが、これらも不適切です。
「だったらどうして応募した?」と言われ、辞めたいから嘘を言っていると疑われるでしょう。
病気になったと言えば、「診断書を持ってこい!」と言われる可能性もあります。
嘘を言ったり、適当な理由を言っても納得してくれないため、注意してください。
2日で辞めると言いづらい時は電話する
直接辞めると言いづらいときは、電話で伝えるようにしてください。
電話なら顔を合わせずに伝えることができるため、言いやすくなります。
あらかじめ言いたいことを紙に書いておき、紙を見ながら話すようにすれば慌てません。
電話をかける時間帯は、平日の14時~17時頃がおすすめです。
飲食店ならピークの時間帯をすぎているし、小売店やその他の業種でも比較的余裕があります。
もし、電話したときに店長がいないのであれば、戻ってくる時間帯を聞いてください。
折り返してもらうと迷惑がかかるし、いつかかってくるかわかりません。
なるべくあなたから電話するようにすれば、落ち着いて話せるようになるでしょう。
2日で辞める時にメールを送るのはあり?
一般的にバイトを2日で辞めるのは早いため、対面や電話だと言いづらいです。
怒られる可能性が高いため、メールで退職の意志を伝えたい人もいるでしょう。
しかし、2日で辞める時にメールを送ってはいけません。
メールでの退職願はマナー違反であり、バイト先に迷惑がかかります。
バイト先はあなたを雇うために時間とお金を費やしているため、突然辞められると損害を与えかねません。
また、メールでは確実性が低く、見てもらえない可能性もあります。
2日で辞めることは難しくなるため、直接伝えたほうが良いでしょう。
アポを取る手段としてメールを使うのはOK
どうしても直接会って話せない場合、メールを使ってアポを取る方法があります。
店長に「話があるのでお時間をいただけませんか?」というメールを送り、返事が来るまで待ってください。
察しの良い店長なら「どうしたの?何かあった?」と返信してくれます。
その後、都合の良い時間に会う約束を取れば問題ありません。
メールでアポを取ることで心の準備ができ、話し合いがスムーズに進むでしょう。
LINEで連絡するときは簡潔に説明する
LINEで辞める連絡をするときは、簡潔に説明してください。
LINEだと短いメッセージを送るのが一般的であり、長文だと読みづらくなるからです。
「お疲れ様です。学校にバレてバイトするのが難しくなりました。2日で申し訳ありませんが、辞めさせていただけないでしょうか?」
このぐらいの文字数であれば読みやすく、一度のメッセージで確実に伝わります。
その後、LINE上でやりとりをしても良いし、電話や対面で説明しても構いません。
LINEですべて伝えようとするとわかりづらくなるので、注意しましょう。
2日で辞めても給料はもらえる
2日でバイトを辞めたとしても、給料をもらうことはできます。
たとえば、時給1000円で2日間・計8時間働いていたのであれば、8000円もらうことができます。
2日で辞めるからといって、給料から減額されることはありません。
たとえ研修期間であっても、給料が発生する労働として扱われているのであれば、給料をもらうことができます。
ただし、法律的には給料をもらう権利があっても、早期退職だと揉めやすいです。
2日だと手渡しになる場合もあり、直接取りに行かなくてはいけないかもしれません。
辞め方を間違えると気まずくなるため、バックレや無断欠勤はしないようにしてください。
きちんと手続きしてから辞める
2日で辞めることになっても、きちんと手続きしてから辞めてください。
制服やペンなど借りていた物は返却し、元通りにすることが大切です。
汚れやすい仕事なら、制服をクリーニングしてから返すと良いでしょう。
また、退職届を書くように求められたのであれば、素直に応じるようにしてください。
面倒だからと無視していると、後々トラブルになる可能性があります。
たった2日間でもバイト先の一員として働いたのであれば、職場のルールには従うべきです。
きちんと手続して辞めれば、最終的には円満退職できるようになるでしょう。
2日で辞めてもやり直しは可能
バイトを2日で辞めると、ネガティブな感情が植え付けられてしまいます。
時間を無駄にしたような感覚に陥り、自分が情けなくなるでしょう。
親からも「すぐバイトを辞めて情けない!」と叱責されてしまうおそれもあります。
しかし、2日で辞めたからといって、バイトすること自体を諦める必要はありません。
今回たまたま合わなかっただけで、あなたに合うバイト先はたくさんあります。
早期退職になった反省点を踏まえて、次回は慎重にバイト探しをすれば良いだけです。
2日で辞めてもやり直しは可能です。いつまでも引きずらずに、また挑戦してください。
まとめ
初日より忙しかったり、仕事を覚えていないのに独り立ちをさせられると、2日で辞めたくなります。
しかし、2日でも辞めることはできるため、伝え方を工夫しましょう。
2日でも辞めることができるんだね
バイトを2日で辞めるときは、雇用主が納得するような理由を伝える必要があります。
「学校にバレたから働けない」「家族の世話が必要になった」「体力的にきつくて耐えられない」などの理由だと、理解してもらえるでしょう。
また、直接言いづらい時は電話で伝え、なるべく暇な時間帯にかけるようにしてください。
2日で辞めるとバイトをすることが怖くなりますが、諦める必要はありません。
反省するべきところは反省し、次回からは慎重にバイト選びをすれば良いだけです。
あなたに合うバイトが見つかれば、きっと長く働くことができるでしょう。