バイトに受かったものの、初出勤前に辞めたくなることはないでしょうか。
やっぱり行きたくない!
希望する条件と違ったり、店長の態度が気になると、バイトをするのが不安になります。
できることなら、働く前に辞めたいですよね。
実は、バイト先と話し合うことで初出勤前に辞めることは可能です。
一回も行かずに辞めることができれば、無駄な時間を使わずに済むでしょう。
そこで今回は「バイトに一回も行かずに辞める方法」をご紹介します。
どうしても働くことができないのであれば、早めに行動してください。
合意があれば働く前に退職は可能
バイト先から採用の連絡が来た後に、バイトを辞めたくなることがあります。
採用されたらもう辞退することはできないのではないか?と思いますよね。
実は、バイト先の合意があれば働く前に退職は可能です。
雇用契約は口約束でも成立しますが、トラブルを避けるために契約書を作るのが一般的です。
契約書にサインする前であれば、採用を取り消してくれる可能性が高くなります。
ただし、採用後の取り消しはバイト先にとって迷惑な行為です。
一回も行かずに辞めたいと言えば、引き止められたり怒られたりするでしょう。
揉めると後々大変になるため、できるだけ穏便に辞めるようにしてください。
一回も行かずに辞めたくなる原因
そもそも、どうして一回も行かずに辞めたくなるのでしょうか?
人それぞれ事情は異なりますが、原因となりやすい出来事をご紹介します。
話が違う
面接時に話していた条件と採用時の条件が異なる場合があります。
面接で「○曜日は働けない」と伝えたのに、採用時の連絡で「○曜日に来てください」と言われるケースです。
せっかく面接で決めたはずなのに、後から違う条件を言われると「話が違う」となり、辞めたくなります。
店長が怖い
店長の中には、面接時から高圧的で偉そうな態度を取る人がいます。
ブスッとしながら話したり、苛立ちながら面接する姿を見ると、一緒に働くのが怖くなります。
面接では愛想が良かったのに、採用後に豹変する人もいるため、注意が必要です。
評判が悪い
面接後にバイト先の評判を知ったことで、辞めたくなる場合もあります。
採用されたことを親や友達に話した時に、「あそこは辞めたほうがいい」と言われたら、働くのが不安になるでしょう。
また、インターネットのクチコミで「店員の態度が悪い」「店長が偉そう」などと書かれてあると、人間関係が心配になります。
親に反対された
あなたは働きたいと思っても、親に反対されて働けないこともあります。
バイト先で親の同意書が必要なケースもあるため、親が同意してくれないと働けません。
また、バイト自体は認めてくれても、職種が原因で反対される場合もあります。
門限がある家庭なら遅くまで働けないため、夜勤のバイトも反対されやすいです。
病気や体調不良
採用後に体調を崩したことが原因で、働けなることもあります。
病気になったり怪我をして入院すると、働きたくても働くことができません。
たとえ大病でなくても、体調を崩せば戻るまで時間がかかります。
他で採用された
複数のバイトに応募すると、いくつか採用される可能性があります。
掛け持ちする予定がないのであれば、本命以外の応募先を辞退しなければいけません。
採用時期が各社によって異なるため、後から「やっぱりあそこで働きたい」となる場合もあります。
時間が空いた
採用されてから初出勤までしばらく時間が空くと、バイトに対する恐怖心が出てきます。
「本当に働けるだろうか?みんなとやっていけるだろうか?」と心配になり、働くのが怖くなるでしょう。
研修や説明会に参加した後で、「やっぱり無理」となる場合もあります。
やることができた
面接を受けたときは暇でも、面接後にやることが見つかる場合もあります。
大学生なら急にレポートを書かなければいけなくなったり、サークルに参加しなければいけなくなったり。
自分の都合なら融通は利きますが、家庭の事情ならそうは行きません。
家族が病気になったり、祖父母の介護が必要になると、バイトができなくなるでしょう。
冷静になった
お金に困ると「どんな仕事でもやらなければいけない!」と思いがちです。
仕事内容や勤務条件を見ずに、受かりそうなバイトに応募してします。
しかし、いざ採用されると冷静さを取り戻します。
「この条件では無理」となれば、バイトを辞めたくなるでしょう。
めんどくさくなった
飽きっぽい性格の人は、「バイトをするのがめんどくさい」という理由で辞めたくなります。
バイトをすると自由時間がなくなるし、体力も消耗するからです。
面接を受けた時はやる気満々でも、しばらく経つと働く意欲は低下します。
採用されたら現実感が増すため、バイトをするのがめんどくさくなるでしょう。
一回も行かずに辞める際の伝え方
バイトに一回も行かずに辞めるには伝え方が重要です。
伝え方を間違えると引き止められたり、激怒されてしまうでしょう。
そこで、どのようにして辞めることを伝えれば良いのかご紹介します。
早めに連絡する
いちばん大切なのが「伝えるタイミング」です。
初出勤の前日~当日に伝えてしまうと、バイト先に迷惑がかかり、激しく怒られることになります。
そのため、できるだけ採用されてからすぐ連絡するようにしてください。
早ければ早いほど影響は少なくなり、採用を辞退しやすくなります。
電話で連絡する
バイト先に辞めたいと伝えるときは、電話で連絡してください。
直接伝えるのがマナーではあるものの、対面だと言いづらくなります。
メールやLINEだと読んでもらえない可能性があるし、気持ちも伝わりづらいです。
しかし、電話だと会わずに伝えられるため、言いやすくなるでしょう。
適当な理由を作る
正直な理由を伝えて辞めるのが一番ですが、「条件が違う」「人間関係が不安」などは言いづらいですよね。
だからといって、「一身上の都合で辞めたい」と言っても納得してくれないでしょう。
できるだけ穏便に辞めるためには、「これなら仕方がない」と思える理由を作る必要があります。
たとえば、学生なら「学校にバレた」「親に反対された」というのはよくあります。
主婦なら「夫に反対された」「子供を預けられなくなった」など、家庭の事情だと言えば理解してくれやすいです。
たとえ真実でなくても、もっともらしい理由を作ることで、辞めやすくなるでしょう。
バックレて辞めようとするのは駄目
まだ働いてないからといって、バックレて辞めようとするのは駄目です。
バックレはバイト先に大きな迷惑がかかるし、損害を与える可能性があります。
たとえ契約書を交わしてなくても、採用に合意した時点で雇用契約は成立しています。
無断欠勤をして退職することは契約違反にあたり、損害賠償を請求されるかもしれません。
そこまで大事にならなくても、何度も電話がかかってきたり、親や学校に連絡されるおそれもあります。
余計なトラブルを招かないためにも、必ず連絡してから辞めるようにしてください。
少し働いてから辞めても遅くない
これまでバイトに一回も行かずに辞める方法をご紹介しました。
採用された後でも交渉次第で辞めることはできますが、少し働いてから辞めても遅くはありません。
働く前に不安に感じていたことが、実際に働くことで払拭される場合もあるからです。
たとえば、勤務条件が違うのは試用期間だからであり、研修が終われば元通りになるかもしれません。
見た目で怖そうだと思っていた店長が、実際にはスタッフ想いで優しかった、ということもあります。
初めてのバイトは不安からネガティブな想像をしがちですが、本当のところは働いてみるまでわかりません。
良い意味で期待を裏切られる場合もあるため、冷静に判断するようにしてください。
まとめ
バイトに一回も行っていなくても、バイト先との合意があれば辞めることはできます。
どうしても働けないのであれば、早めに辞める意思を伝えてください。
辞めるなら早いほうが良いよね
一回も行かずにバイトを辞めるには、それ相応の理由が必要です。
病気や体調不良なら言いやすいですが、自己都合であれば納得してくれません。
もし、正直に理由を伝えることができないのであれば、適当な理由を作ってください。
学生なら学校を理由にしてもいいし、主婦(主夫)なら家庭の事情だと言えば理解してくれます。
なお、実際に働いてみると想像より良いこともあります。
少し働いてから辞めても遅くはないため、冷静に判断するようにしてください。