家庭の事情でバイトを辞めるときは、どう伝えるか悩みますよね。
説明が難しい…
プライベートなことは言いたくないし、あれこれ詮索されたくない気持ちわかります。
だからといって嘘をつくのは気が引けるし、どう伝えれば良いか悩みますよね。
実際のところ、家庭の事情だとあいまいなため、理由を聞かれる可能性が高いです。
「はいそうですか」と受け入れる人は少ないため、伝え方を工夫しなければいけません。
そこで今回は「家庭の事情でバイトを辞めるときの伝え方」をご紹介します。
バイトを家庭の事情で辞めようとしている人は、ぜひ参考にしてください。
家庭の事情は、やむを得ない事由
一般的に「家庭の事情で辞める」というのは、「やむを得ない事由があって辞める」ことを指します。
「やむを得ない事由」とは、「そうしなければいけない状態」を指し、客観的に見て働けないと判断できるような理由になります。
たとえば、病気や怪我など健康上の問題がある場合、働くことが難しくなります。
いくらバイト先が働かせたいと思っても、十分な労働力を提供することはできません。
また、親や子供が病気になったり、介護が必要になったときも、やむを得ない事由だと言えます。
このように、家庭の事情がやむを得ない事由である場合、辞めても仕方ないと思ってくれるでしょう。
家庭の事情だと理由を聞かれやすい
退職理由が「家庭の事情」だと、「何があったの?」と聞かれる場合が多いです。
家庭の事情だといっても人それぞれ事情が異なるため、理由を聞かないと納得できないからです。
家族が病気になったり、介護が必要になる場合もありますが、バイトを辞めなくては行けないほどの事情はめったにありません。
「家庭の事情」だけだと疑わしく感じるため、詳細を尋ねて真意を確認するのです。
このように、家庭の事情を辞める理由にしてもそれだけでは済まなくなります。
必ず理由を聞かれ、説明しなければいけないと思ったほうが良いでしょう。
家庭の事情でバイトを辞めるときの伝え方
家庭の事情でバイトを辞めるのは王道ですが、単に「家庭の事情で辞めさせてください」と伝えても認めてくれません。
本当に家庭の事情でバイトを辞めたいときはどうすればいいのでしょうか?
家庭の事情でバイトを辞めるときの伝え方をご紹介します。
1ヶ月前に伝える
家庭の事情でバイトを辞めるときは、1ヶ月前に伝えるようにしてください。
どんな理由でも急に辞めたいと言われて、はいそうですかと認めてくれる職場は少ないです。
しかし、1ヶ月前であれば時間的余裕ができるし、申請期間としても十分です。
バイト先にも迷惑がかかりづらいため、辞めさせてくれるでしょう。
例文)
「誠に勝手ながら、来月いっぱいで辞めさせていただけないでしょうか?残りの期間は精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」正直に伝える
単に「家庭の事情」といっても人ぞれぞれあるため、なるべく正直に伝えてください。
正直に事情を説明することで、バイト先も納得しやすくなります。
たとえば、結婚・妊娠・家業を継ぐなどは、比較的ポジティブな理由です。
正直に伝えても批判されることはないし、応援してもらいやすくなります。
時短勤務や休暇を提案してくれる場合もあるため、正直に伝えたほうが良いでしょう。
例文)
「来月結婚することになりました。相手の家業を手伝いたいので、辞めさせていただけないでしょうか。」ぼかして伝える
人に知られたくない家庭の事情があるときは、ぼかして伝えるようにしてください。
ある程度想像できる理由を説明すれば、最低限のプライバシーは保たれます。
たとえば、家族の入院で辞めるのであれば「来月家族が入院する」と伝えてください。
詳しい病名や病院の場所まで伝える必要はありません。
「いつ・誰が・どうした(どうする)」という情報を伝えていれば、理解してくれるでしょう。
例文)
「来月親が入院するため、兄弟の面倒を見たいと思います。ご迷惑おかけしますが、今のシフトで退職させてください。」店長だけに伝える
他人に言えない内容でも、店長(または責任者)だけには伝えるようにしてください。
店長に退職理由を理解してもらっていれば、全員に伝えなくても辞められます。
たとえば、親の離婚はバイト仲間に知られたくないプライバシーな情報です。
名字が変わる可能性もあるし、あれこれ詮索されるのも傷つきます。
しかし、店長だけに伝えていれば、みんなに全てを打ち明ける必要はありません。
信頼の置ける店長であれば、上手に配慮してくれるでしょう。
例文)
「親が離婚するので田舎に帰ることになりました。ご迷惑おかけしますが、今月末で退職させてください。他の人には知られたくないので、内緒にしていただけると助かります。」他の理由にする
家庭の事情を言いづらいのであれば、他の理由にしてください。
「学業に専念する」「就活する」「他の仕事に挑戦したい」などと伝えるのもありです。
前向きな理由なら辞めやすくなるし、家庭の事情を話す必要はありません。
相手が納得しやすい理由を伝えれば、円満退職できるでしょう。
例文)
「◯◯大学に行きたいので、学業に専念したいと思います。申し訳ありませんが、◯月いっぱいで退職させてください。」高校生なら親から伝えてもらうのもアリ
あなたが高校生なら、親から「家庭の事情で辞めさせたい」と伝えてもらうのもアリです。
従業員の親から直接連絡が来れば、「ただ事ではない」と感じます。
いくら店長が厳しい人でも、親から「辞めさせてほしい」と言われれば、無視するわけにはいきません。
また、経験の少ない高校生が店長に相談するよりも、大人同士で話すほうが展開は早くなります。
大人だからこそ分かる事情もあるし、詳細に語らなくても理解できるからです。
あまり他人に話したくない家庭の事情がある人は、親から伝えてもらうようにしましょう。
勝手に家庭の事情を話さない
バイト先に辞めたいと伝える前に、家族会議をしてどのように説明すれば良いか相談してください。
あなたの判断で勝手に家庭の事情を話すと、家族に迷惑がかかるおそれがあります。
特にバイト先が近所にあり、家族も利用しているお店だと注意が必要です。
店の人から「○○だって?大変だね」と言われたら、気まずい想いをするでしょう。
誰であっても、家族の許可がなくプライベートな話をしてはいけません。
少なくとも、状況が落ち着いてから話すようにしてください。
家庭の事情だと嘘をついてもバレる
退職理由は他にあるのに、家庭の事情だと嘘をついてもバレます。
前述した通り、家庭の事情だと伝えても理由を聞かれるため、詳しく説明しなければいけないからです。
詳細を聞かれるとボロが出る可能性があるし、隠し事をしているのではないか?と疑われます。
「本当に家庭の事情で辞めるの?他に理由があるんじゃないの?」と聞かれたら、ドキッとしますよね。
嘘をついて辞めようとしても信用を失うだけです。多くの人間を見ている店長には通じません。
バレた後が大変なので、家庭の事情だと嘘をつかない方が良いでしょう。
家庭の事情で辞める際のよくある悩み
「家庭の事情」という退職理由はあいまいな表現であるため、本当に辞められるか心配です。
バイト先が納得してくれるかわからないし、悩みは尽きません。
そこで、家庭の事情でバイトを辞める際の、よくある悩みと考え方をご紹介します。
家庭の事情をどこまで伝えるべきか?
バイトを辞める際に、家庭の事情をどこまで伝えるべきか悩みますよね。
具体的に伝えた方が納得してくれますが、家庭内のトラブルだと人に言いづらいです。
もし、プライベートな内容であれば、すべて打ち明ける必要はありません。
「(親・兄弟・祖父母)に問題があって、辞めなくてはいけなくなった」だけでも十分伝わります。
勘のいい店長であれば、何かあったのだと察してくれるでしょう。
次のバイト先で退職理由をどう説明する?
次のバイト先で面接を受けると、「前のバイトはどうして辞めたのか?」と聞かれます。
家庭の事情で辞めた場合、正直に退職理由を説明するか悩みますよね。
しかし、面接の時点で正直に話す必要はありません。
単に「家庭の事情で退職しました」と説明するだけでも問題ないです。
履歴書にも書く必要はないため、わざわざ伝えなくても良いでしょう。
研修期間中でも家庭の事情で辞められる?
研修期間中であっても、家庭の事情で辞めることはできます。
退職に相当するやむを得ない事情があれば、研修中でも辞められるからです。
たとえば、同居している家族が病気になると働くのが難しくなります。
いくら自分は健康でも、家族が病気にならないとは限りません。
これなら仕方ないと思える事情があれば、研修期間中でも辞めさせてくれるでしょう。
まとめ
家庭の事情でバイトを辞めたいと言っても、理由を聞かれる場合がほとんどです。
全てを詳細に伝える必要はありませんが、なるべくバイト先が納得する理由を伝えてください。
きちんと説明しないとね
家庭の事情でバイトを辞めざるを得なくなっても、ルールを守って退職手続きをしてください。
なるべく1ヶ月前に相談し、正直に事情を伝えるのが基本です。
もし、話しづらい内容であれば、店長だけに伝えても構いません。
辞める前に家族会議をして、どう伝えれば良いか相談しましょう。
ただし、下手な作り話をして辞める理由にしてはいけません。
家庭の事情を建前にしても、嘘をつくとバレやすいです。
すぐバレるような嘘をつくのではなく、言える範囲で伝えてください。