大学生のバイトといえば、コンビニやファミレス、喫茶店や居酒屋などがおすすめされやすいです。
定番のバイトだと無難だよね。
みんながやっているバイトをすれば、大丈夫だと思う気持ちわかります。
できることなら、最初からバイト選びで失敗したくないですよね。
しかし、大学生だからといって、必ず定番バイトが良いわけではありません。
定番バイトはやっている人が多いだけに、ネガティブな情報もあるからです。
批判的な意見を見ると、いくら定番でも躊躇しますよね。
そこで今回は、「大学生はどんなバイトに注目しているのか?」をテーマに、おすすめのバイトをランキング形式でご紹介します。
どのバイトをすれば良いか迷ったときは、ぜひ参考にしてください。
大学生は定番バイトが嫌い?
大学生のバイトといえば「コンビニ」「飲食店」「喫茶店」「居酒屋」「カラオケ」などが、よくおすすめされています。
当サイトでも大学生から良く投稿していただくバイトであり、あなたも一度は調べてみたことがあるのではないでしょうか?
しかし、定番バイトだからといって、必ず良いわけではありません。
バイトをしている人数が多いだけに、批判的な意見も目立つからです。
実際に当サイトの調査では、定番バイトの検索数が特別多いわけではありません。
定番バイト以外にも注目されているバイト・職種はたくさんあります。
大学生だからといって、定番バイトじゃなければいけないという決まりはないため、柔軟に考えるようにしてください。
大学生が注目するバイトの探し方
大学生が注目するバイトは、検索エンジンのGoogleを使って探すことができます。
Googleにはキーワードプランナーといって、インターネット広告を出す時に対象となるキーワードを調べるツールがあるからです。
キーワードプランナーでは、月の検索ボリューム(回数)を調べることができ、年月毎にどのくらいの検索数があるかを公開しています。
たとえば、「大学生 バイト 居酒屋」で検索すれば、月間検索ボリュームは「100~1000」と表示されます。(2023年10月現在)
月に100回から1000回の検索数があることになり、それなりに注目されていることがわかります。
一方、「大学生 バイト データ入力」だと、月間検索ボリュームは「1000~1万」と表示されます。(2023年10月現在)
データ入力は社会人がやるイメージがあるのに、10倍も検索されているのは不思議ですよね。
このようにGoogleを活用すれば、定番以外の注目バイトを探すことができます。
「他の大学生はどんなバイトをしているのだろう?」と思ったときは、ぜひ試してみてください。
大学生におすすめのバイトランキング
大学生が注目するバイトを元に、おすすめのバイトランキングをご紹介します。
学業との両立を図り、将来の糧になるバイトという視点で調査しました。
いくつも掲載するとわかりづらくなるため、今回はBEST10をランキング形式でご紹介します。
10位:スポーツジム
スポーツジムのバイトは、入会希望者への手続きや、会員さんのチェックイン・チェックアウト、施設の利用説明など、主にフロント業務が中心となります。
施設内は汗などで汚れやすいため、定期的に床を掃除したり、マシンを拭いたりする清掃作業もあります。
また、インストラクターとして会員さんに指導することもあります。資格がなくてもマニュアルがあるため、大学生でも教えることができます。
人と接するのが好きな人や、スポーツ経験を活かしたい方には最適なバイトだと言えるでしょう。
そして何と言っても「仕事終わりに施設を利用できる」という特典がついています。(※スポーツジムにより異なる)
そのため、筋トレやダイエットがしたい大学生にとっては、趣味と実益を兼ねたバイトでもあります。
9位:本屋(書店員)
本屋のバイトは、レジ業務と本の管理が主になります。
本を売るためにPOPを作ったり、本を探している客を売り場まで案内することもあります。
近年はインターネットで本を買う人も多くなりましたが、その分、本屋には安心感を求めて来店する人も増えています。
お客さんに居心地の良い売場作りを行うことで、売上にも左右してくるため、書店員の存在も重要なものとなっています。
本は重量があるため、意外と肉体労働の部分もあります。
本を棚に並べたり、取り下げたりする作業で体力を消耗しかねません。
しかし、店内は静かでゆったりと仕事をすることができます。
働きながら本の知識を得ることもできるため、本好きには嬉しいバイトになるでしょう。
8位:美術館
美術館のバイトは、館内の受付や来場者への案内、物販コーナーの販売などを行います。
絵画や美術品などの展示物は専門家が扱うため、バイトが触ることはありません。
清掃も専門業者が行うので、ほぼ接客が中心となるでしょう。
ただ接客をするだけでなく、美術品を勝手に触ったり無断撮影をする人に注意する、監視の役目もあります。
美術館は営業時間が決められており、18時に閉館するところも多いです。
そのため、早めに帰宅することができます。学生や主婦の方でも働きやすいと言えるでしょう。
また、美術館のバイトは何と言っても働きながら芸術作品を見られるのが特徴です。
芸術に関心があり、将来デザイナーやクリエイターを目指す大学生におすすめできます。
7位:警備員
警備員のバイトは、施設や工事現場などで人を案内したり警護する仕事です。
施設と言っても様々な場所があり、イベント会場やコンサートホールなどの大きい施設もあれば、ショッピングセンターやオフィスビルなど小規模な場所もあります。
コンサート会場の警備であれば、仕事をしながら会場の雰囲気を味わうことができます。そのため、有名な歌手の警備は特に人気が高いです。
場所によって忙しさは変わるものの、基本的に仕事は簡単であり、難しい作業はありません。
バイトが盗難対策やボディーガードのような事をすることもなく、危険も少ないと言えます。
時給も良く、1日で終るバイトがほとんどのため、短期に稼ぎたい人には嬉しいでしょう。
6位:介護
介護のバイトは、老人ホームや福祉施設で入居者(主にお年寄り)をサポートする仕事になります。
着替えを手伝ったり、トイレに案内したり、食事や入浴の介助などを行います。
時には一緒に体操したり、ゲームをすることもあります。お年寄りと一緒に楽しみながら、仕事をすることができるでしょう。
日本は少子高齢化社会であるため、今後ますます必要になる仕事です。そのため、若者の関心も強いです。
待遇はまだまだ良いとは言えませんが、少しずつ改善されています。
介護のバイトをすれば、家族の介護が必要になった際に役立つでしょう。
5位:アパレル
アパレルのバイトは、洋服店やアクセサリーショップでの接客がメインとなります。
服を買いに来たお客さんに商品を提案したり、コーディネートのアドバイスをします。
接客をしていない間は服を整えたり、レイアウトを変えたり、商品を補充するなど、売り場を整える作業を行います。
定期的に新しい商品が入荷されてくるため、商品の知識を学ぶ機会も増え、ファッションセンスを養うこともできます。
特に可愛いものや美しいものを好む、女子大生に人気のバイトだと言えるでしょう。
4位:塾講師
塾講師のバイトは、学習塾で生徒に分かりやすく勉強を教える仕事です。
生徒が1人(または少数)の個別指導と、複数人を扱う集団指導があります。
どちらも事業前の準備が大切になり、わかりやすく教えるために準備する必要があります。
しかし、それが大学の勉強にも活かされることがあり、お金を貰いながらより深く学問の知識を身につける事ができるでしょう。
その他、テストの採点や親御さんとの面談を行うこともあります。
時には生徒の相談に乗ることもあり、信頼関係が生まれることもあるでしょう。
人に頼られる実感を得ることで、充実感や満足感を味わえます。
家庭教師と同様に定番バイトではありますが、やって損はないでしょう。
3位:データ入力
会社に出勤して業務に関するデータを入力する仕事です。
主にWordやExcelなどのオフィスソフトを使用します。
与えられた資料を元にデータを入力することもあれば、インターネット上の情報をまとめることもあります。
正確な入力を求められますが、特別なスキルは必要ありません。
基本的には、パソコンが使えれば誰でも作業することができます。
勤務時間は6~8時間と長くなる傾向にありますが、その分時給は高いです。
交通費や福利厚生などもあるし、時給以上のメリットがあります。
データ入力はオフィス内での仕事であるため、接客やコミュニケーションが苦手でも大丈夫でしょう。
2位:保育園
保育園で子供たちのお出迎えをしたり、食事の準備をするなど、主に保育士のサポート業務を行います。
保育士の資格を持っていなくても、保育補助という名目で働くことができるため、無資格でも働けます。
保育士の指示を受けて遊びの準備をしたり、散歩に行ったりしますが、子供たちの相手をするだけでなく、園内の掃除や洗濯、食事の用意をすることもあります。
時給は低い傾向にありますが、実務経験が積めるため、将来保育士になりたい人にはメリットが大きいでしょう。
子供たちを見守りながら、一緒に遊んだり勉強したりするので、子供好きの大学生に注目のバイトです。
1位:ホテルフロント
ホテルフロントのバイトは、ホテルにくるお客さんへの接客が中心になります。
主に予約の受付や宿泊客に対するチェックイン・チェックアウトの手続きをします。
また、ホテル内外の案内を行う場合もあります。
お客さんと接する機会が多く、受付業務であることからホテルの顔として見られることがあります。
そのため、華やかで格好良いイメージがあり、大学生の憧れのバイトとなっているようです。
また、身だしなみやビジネスマナーを学ぶことができるので、就活に役立つでしょう。
目的を決めてバイト探しをする
大学生がバイト探しをする上で、「なぜバイトがしたいのか?」といった目的を決めるのはとても大切です。
ただ「お金が欲しい」や「なんとなく」で選んでしまうと、バイトと勉強の両立ができずに後悔することがあるからです。
せっかくの大学生活を無駄にしないためにも、何が目的でバイトをするのか決めましょう。
お金を稼ぐ
バイトをする目的で一番多いのが何と言っても「お金を稼ぐ」ことです。
労働は対価としてお金をもらうために行いますから、当然ですよね。
一人暮らしなら、お金を稼いで生活費の足しにしたり、学費や奨学金の返済にあてる人もいるでしょう。
また、趣味やサークル活動のためにバイトをする人もいます。
バイト代があれば必要なものを買えるし、仲間と趣味を楽しむことができます。
お金を稼ぐことが目的でバイトをする場合、「どのくらい稼げるのか?」といった金額も重要です。
より多くのお金を稼ぎたいのなら、時給や日給が高く、勤務数の多いバイトを選びましょう。
逆に「お金を稼ぐのが目的だけど、それほど多くなくても良い」という場合、シフト調整がしやすいバイトを選ぶと良いでしょう。
社会勉強をする
学生だと学校が中心の生活になりますが、バイトをすることで社会の仕組みを学ぶきっかけになります。
働くことの意義や目的を感じ取ることで、自分が社会の一員として存在する理由を感じることができます。
これまで知らなかったビジネスの世界を体験することで、自分を成長させることができるでしょう。
就活に役立てる
バイトをすることで、社会人に必要なスキルやビジネスマナーを学ぶことができます。
職場では上司と部下、先輩・後輩、売り手と買い手など、それぞれの立場に応じた人間関係が必要になります。
就職するまで働いたことがない人に比べて、バイト経験者はビジネスマナーが身についていると考えられ、就活でも有利に働きます。
特に将来なりたい職業が決まっているのであれば、その職業に関連したバイトをすることで、面接時にアピールすることもできるでしょう。
暇をつぶす
趣味ややりたいことがなく、時間を持て余しているという人の中には、暇つぶしでバイトをする人も多いです。
大学生は高校生と比べて時間的に余裕があります。
大学の授業が午前中で終わったり、無い日もありますが、何もしないのはもったいないです。
バイトをすることで暇を潰せるし、働いている間はお金にもなります。
暇をつぶしつつ、お金が貯まった後にやりたいことを探す、という考え方もできるでしょう。
出会いを作る
バイトでは様々な出会いがあります。
自分と一緒に入社した同期のバイト仲間や先輩・後輩、店長や社員、お客さんや出入り業者など、色んな人と顔見知りになります。
特にバイト仲間とは仕事を通してコミュニケーションを取る機会が多いです。
苦労をともにすることで友情が生まれたり、恋が芽生えるかもしれません。
友達が少ないという人や恋人がいないという人は、出会いを求めてバイトをしても良いでしょう。
バイト体験談も参考にしよう
当サイトには、大学生(または大学生時代)のバイト体験談が多く投稿されています。
ファミレスや居酒屋などの定番バイトから、今回ご紹介したホテルフロントやアパレルなどの注目バイトまで、様々なバイト体験談があります。
体験談では大学生という立場でバイトをした時に感じたこと、楽しかったことや思い出などが語られています。
あなたが大学生で、はじめてバイト探しをするのであれば、きっと先輩たちの体験談は参考になるでしょう。
ぜひ先輩の体験談を見て、バイト探しに役立ててください。
参考:大学生のバイト体験談
まとめ
初めてバイトをするからといって、コンビニやファミレスにしなければいけないわけではありません。
あなたが大学生であれば、他の大学生はどんなバイトをしているのか?を調べることで、バイト探しの視野が広がります。
美術館のバイトは感性が磨かれそうだね
美術館や警備員のバイトは、芸術やエンターティメントに触れる事ができ、趣味と実益を兼ねることができます。
同様に、アパレルや書店員のバイトも趣味を仕事に活かすことができ、接客を通してセンスを磨くことができるでしょう。
介護や保育のバイトは社会の役に立てるし、ホテルフロントやデータ入力のバイトはビジネスマナーが身につきそうです。
塾講師やスポーツジムのバイトでは、人に教えることで自分自身も勉強になることがあるでしょう。
注目バイトは大学生にしかできないというわけではありませんが、大学生だとお金を稼ぐ以外にも様々なメリットがあります。
ぜひ大学生活に活かせるバイトを探し、楽しいバイトライフを送りましょう。