バイトの面接で手応えを感じ、絶対受かったと思っていたのに落ちてしまうとショックですよね。
どうして落ちたんだろ…
面接では上手く受け答えができたし、面接官にも褒められたのに、落とされるのは納得がいきません。
できることなら、自分が不採用になった理由が知りたい!と思いますよね。
実は、不採用になったからといって黙って納得する必要はありません。
気になることがあれば、落ちた理由を聞いても構わないのです。
そこで今回は、「バイトで不採用になった理由を聞く方法」をご紹介します。
どうして落ちたのかわからないという人は、今後のために理由を聞いてみましょう。
不採用になった理由を聞いても良い
応募先に不採用になった理由を聞くのは悪いことではありません。
応募先の選考結果に不満があるなら、落とされた理由を知りたいと思うのは当然のことです。
不採用になった理由を聞くのは失礼だと思うかもしれませんが、聞くこと自体はマナー違反になりません。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という、ことわざもあるぐらいです。
恥を忍んで教えを請うようなことができる人は、前向きな人物だと評価されることもあります。
勇気を出して不採用になった理由を聞いてみましょう。
ただし、聞いたとしても必ず理由を教えてくれるかはわかりません。
秘密保持の観点から、教えない会社も多いです。
そのため、「教えてくれたらラッキー」ぐらいに思い、軽い気持ちで聞いてみましょう。
不採用にされた理由は必ずある
基本的にはどこのバイト先も不採用の理由を教えてくれません。
ただ「不採用になりました」と、結果を告げられるだけです。
しかし、応募者を落とすのには必ず理由があります。
「他に条件の合う人が見つかった」とか「シフトの希望が合わなかった」など、明確な理由があって落とします。
実際にこのような理由で不採用になったのであれば、理由を聞いても教えてもらいやすいです。
中には「面接時の態度が悪かった」とか「暗い印象を受けた」のように、人間性が理由で落とすこともあります。
人間性の問題で不採用にした場合、相手に理由を説明しづらいです。
なぜなら、正直に答えると逆恨みされてしまう可能性があるからです。
余計なトラブルを避けるためにも、人間性を問題視して不採用にした時は、理由を説明しない会社がほとんどです。
なんとなくで落とす場合も
ただし、例外的に「不採用にする理由がないのに落とされる」場合もあります。
面接官の直感で落とすこともあるし、「雰囲気が合わない」という曖昧な理由で落とすこともあるでしょう。
この場合、不採用になった理由を聞いても教えてくれません。
なぜなら、落とした人自身が説明できないからです。
バイトに限らず、直感が働いてなんとなく避けることはあります。
理不尽で納得いかないかもしれませんが、そのバイト先とは縁がなかったのだと諦めましょう。
採用したくないから落とす
人材を採用したくないから落とす場合もあります。
他に採用者が決まったのではなく、最初から採用する気がないケースです。
バイト募集しているのにおかしいと思うかもしれませんが、現実にはよくあります。
たとえば、情報収集目的で求人をする人がいます。
応募者に色々聞くのが目的であり、採用する気はありません。
また、助成金目当てで「雇用活動をしているフリ」をしている場合もあります。
いわゆる“偽装求人”とよばれる行為です。
いずれにせよ正しい行いではないため、理由を説明することはできません。
不採用の理由を聞いてもはぐらかされ、教えてくれないでしょう。
不採用になった理由を聞く方法
ただ不採用の理由を聞けば良いというわけではありません。
聞き方やタイミングを間違えると、決して教えてくれないでしょう。
そこで、どのようにして不採用の理由を聞けば良いのかご紹介します。
電話で聞く
不採用の電話がかかってきた時は、その時に不採用になった理由を聞きましょう。一旦電話を切った後に折り返しても迷惑になります。
店長や採用担当者から不採用を告げられた時に、以下のようにして聞いてみてください。
トーク例
担当者「残念ながら今回は採用を見送らせていただきます」あなた「承知しました。差し支えなければ今後の参考のために、理由を教えていただけないでしょうか?」
この例のように「なぜ不採用になった理由が聞きたいのか?」という説明をしてください。
聞く時は声のトーンにも気をつけましょう。
焦った聞き方をすると「怒っている」ような印象を与えてしまうため、教えてくれません。
少し明るい口調で結果には納得しているという雰囲気を出しつつ、「前向きに改善したいので教えて欲しい」という態度で接すると良いでしょう。
面接で好印象を持たれた感触があるのであれば、担当者もあなたの気持ちを汲んでアドバイスしてくれます。
メールで聞く
求人サイトから応募した場合、選考結果はメールで届くことが多いです。
だいたいの不採用メールは定型文で書かれている事が多く、具体的に不採用にした理由が書かれていません。
もし、採用担当者と直接やり取りできるのであれば、メールで不採用になった理由を尋ねてみましょう。
次の例文を参考にメールを作成してみましょう。
メール例文
件名:○月○日の選考結果について
本文:
○○店
○○様
お世話になっております。先日面接をしていただいた(あなたの名前)です。
この度は書類選考をしていただき、誠にありがとうございます。
結果は残念でしたが、貴重なお時間をいただき感謝しております。
もし、差し支えなければ今回の選考結果に対する理由を教えていただけないでしょうか?
今後アルバイトを探すにあたり、ぜひ参考にさせていただきたいと思っています。
お忙しいところお手数おかけしますが、ご返信いただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
(あなたの名前)
なお、メールを送信しても必ず返信が来るとは限りません。むしろ来ないケースが多いです。
しかし、あなたに少しでも好意を持ってくれたのであれば、教えてくれる人もいます。駄目で元々の精神で送ってみましょう。
選考結果が書面で来た場合
履歴書の返送とともに、書面で不採用の通知が来た時は、素直に諦めてください。
改めて落ちた理由を聞くのは失礼になるし、クレームだと勘違いされるおそれがあります。
書面で連絡が来たということは、あなたとコミュニケーションを取るつもりはありません。
聞いても教えてくれないし、相手にしてもらえません。余計に傷つくだけです。
残念ですが、不採用になった理由を聞くのは諦め、次に進みましょう。
不採用になった理由を改善する
運良く不採用になった理由を聞くことができても、満足してはいけません。
指摘してもらったことを振り返り、次にバイト探しをするまでに改善してください。
面接のことを指摘されたのであれば、態度や姿勢、話し方などを振り返り、自分がどんな受け答えをしていたか思い出してください。
シフトや希望条件を指摘されたのであれば、次のバイトはもう少し条件を緩くしましょう。
経験が足りないことを指摘されたのであれば、短期バイトをして経験を積むのも良いです。
採用担当者があなたを不採用にした理由を教えてくれたのは、あなたに変わってもらいたいと思っている証拠です。
その厚意に報いるためにも、前向きに改善するように努力しましょう。
不採用になった理由を教えてもらえない場合
いくら誠意を持ってお願いしても、不採用になった理由を教えてもらえないことの方が多いです。
不採用の理由を教えるのは採用基準を教えるのと同一であるため、聞かれても答えたくない人の方が多いでしょう。
もし、不採用の理由を聞いて教えられないと言われたら、素直に諦めてください。
しつこく食い下がるのはマナー違反になり、クレーマー扱いされます。
どうしても理由が知りたいと思うのであれば、インターネット上の情報を頼りに推測するのもありです。
たとえば、当サイトには面接・採用に関する情報が多数掲載しており、実際にバイトの店長さんにインタビューした記事を公開しています。
店長さんがどんな人なら採用したいかということを細かく答えているため、バイト探しをする時のヒントになるでしょう。
また、バイトに落ち続けている人向けに、どこが悪いのか原因を見つけるための記事も公開しています。
落ちる原因を見つけることで、次のバイト探しまでに改善することができます。
これらの記事を参考に、自分がなぜ落とされたのか考えてみましょう。
まとめ
なぜバイトに落ちたのかわからないという時は、採用担当者に不採用になった理由を聞いてみましょう。
理由を聞くこと自体は失礼ではないし、ごく自然なことです。実際に聞く人もいるため、おかしくはありません。
今後のために聞くのもありだね
不採用になった理由を聞く時は、タイミングに気をつけてください。
どのようにして不採用が告げられたのかで判断すると良いです。
電話であれば不採用を告げられたその場で聞いてみましょう。
メールで不採用を告げられたのであれば、早めに返信するのが大切です。
何日も経った後に聞くと、忘れられる可能性があります。
たとえ不採用になった理由を聞いても、必ず教えてくれるとは限りません。
しかし、ダメ元で聞けば視界が広がります。
理由が聞かれば自分の悪かった点がわかるし、何を基準に採用しているかわかります。
今後、他のバイトに応募する際の参考になるでしょう。