大学生になるともっとお金が必要になるため、夜勤のバイトが気になりますよね。
夜勤はきつそう
夜に寝ないで働くのはきつそうだし、学生生活に影響が出たら困ります。
夜勤のバイトに興味があっても、なかなか決断できないという気持ちわかります。
実は、夜勤のバイトだからといって必ずしもきついわけではありません。
バイト選びを工夫することで、無理なく働くこともできます。
そこで今回は「夜勤のバイトのメリット・デメリット」をご紹介します。
夜勤のバイトをするか迷っている人は、良し悪しを知ってから判断しましょう。
大学生が夜勤のバイトをするメリット
大学生が夜勤のバイトをするのはきついと言われますが、悪いことばかりではありません。良い部分もあります。
夜勤のバイトをすることで、どんなメリットが得られるのか見ていきましょう。
時給が高い
夜勤のバイトはなんと言っても時給が高いのが魅力です。
22時~翌5時までの深夜労働に対して、25%の割増賃金を払わなければいけないと、法律で決められているからです。(労働基準法第37条より)
通常なら時給1000円のバイトでも、深夜に働くことで時給が1250円になります。
時間に直すと、45分しか働いていないのに1時間分の収入を得ていることと同じ意味になり、コストパフォーマンスが良いです。
少ない労働時間で多くの収入を得ることができるため、効率よく稼ぐことができるでしょう。
受かりやすい
夜勤は他の時間帯と比べて、バイトに受かりやすいです。
応募者が少ないため、応募したら即面接になり、採用までの流れが早いです。
「週に2回」とか「土日だけ」のようなシフトでも採用してくれるため、希望通りになりやすいのも魅力です。
他の時間帯と比べて審査も甘くなりがちであるため、多少コミュ力に不安があっても問題ありません。
のびのび働ける
夜勤のバイトはお客さんの来店が少ないため、のびのび働くことができます。
忙しくて時間に追われるということはないため、マイペースで働くことができるでしょう。
また、一緒に働くスタッフの数も少ないため、最低限のコミュニケーションで済みます。
色んな人に気を使う必要がないため、人間関係で困ることも少なくなるでしょう。
日中に時間ができる
深夜に働くことで、昼~夕方にかけて時間ができます。
昼に大学に通って勉強し、夜は夜勤のバイトをすれば学費にも困りません。
日中に時間ができることで、サークルに入ったり、趣味に没頭することもできます。
仕事、勉強、遊びの時間を作り、学生生活を謳歌することができるでしょう。
知らない世界を垣間見れる
夜勤のバイトをすることで、普段知り得なかった世界を垣間見ることができます。
来店してくるお客さんは夜の仕事をしている人が中心になるため、新たな出会いがあるかもしれません。
さまざまな職業の人と知り合うことで視野が広がり、社会を知るきっかけになります。
色んな人から話を聞ければ、就活にも役立つでしょう。
大学生が夜勤のバイトをするデメリット
一方、夜勤のバイトにはリスクがあります。安易な気持ちで始めてしまうと、思わぬ落とし穴が待っているかもしれません。
夜勤のバイトをすることで、どんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
学業に影響する
大学生が夜勤のバイトをすると、学業に影響するおそれがあります。
深夜から早朝までバイトをしていると、終わるのはだいたい6時~7時頃になります。
寝ないで学校に行くことになり、授業中は眠くて勉強どころではなくなってしまうでしょう。
学業に支障をきたすことで、留年や退学の可能性もでてくるため、慎重に判断しなくてはいけません。
体調を崩しやすい
深夜に働くことで、どうしても昼夜逆転した生活になってしまいます。
朝に寝て昼過ぎに起きるような生活をしていると、睡眠不足になりやすいです。いつも眠たい状態になるでしょう。
また、食事の時間が異なってくるため、痩せたり太ったり、体調を崩すことが多くなります。
日中に光を浴びないことで気分が優れず、鬱々とした気持ちになることもあります。
友達付き合いが減る
大学生にとって、サークルに参加したり、友達と飲み会をするのは楽しみの一つです。
しかし、夜勤のバイトをしていると、夜の集まりに参加できなくなります。
盛り上がっても途中で切り上げなければいけないし、お酒の臭いをしながら働けないので、飲み会自体を断ることになります。
友達だけでなく、恋人とも会う時間が少なくなるため、不仲の原因になるかもしれません。
孤独を感じやすい
夜勤のバイトは少ない人数で静かに働けるのがメリットである一方、孤独を感じやすいです。
誰も来ない店内でポツンと仕事をしていると、疎外感を感じるかもしれません。
特に一人でワンオペしていると誰も助けてくれないため、必要以上にプレッシャーを感じやすいです。
寂しいのが苦手な人は、人が多いバイトをした方が良いでしょう。
危険が伴う
犯罪は夜になると増える傾向にあるため、夜勤のバイトをすることで犯罪に巻き込まれる可能性があります。
深夜は酔っ払いの来店が多くなるため、酔ったお客さんに暴言を吐かれたり、殴られる危険性もあります。
また、夜に出勤するので、通勤時に危険な目に遭うリスクもあります。
特に女性は狙われやすいため、常に防犯意識を持ちながら行動しなければいけません。
大学生におすすめの夜勤バイト
深夜に働けるバイトはさまざまありますが、どんな夜勤バイトでも良いわけではありません。
バイト選びに失敗すると学業に影響を及ぼし、学生生活が上手く行かなくなるでしょう。
そこで、大学生が無理なく働けるおすすめの夜勤バイトをご紹介します。
コンビニ
夜勤バイトの定番といえば、なんといってもコンビニです。
コンビニはどこにでもあるため、夜勤のバイトがしたいと思ったらすぐに応募することができるでしょう。
ほとんどの店が二人体制であるため、最低限のコミュニケーションが取れれば問題ありません。
コミュニケーションが苦手で人見知りの人でも、気楽に働けるのではないでしょうか。
ただし、深夜のコンビニは犯罪者に狙われやすいです。
コンビニ強盗に合うリスクが高まるため、コンビニバイトをする時は場所選びに注意してください。
居酒屋
居酒屋の夜勤バイトは大学生が多いです。
男女問わず採用されるため、女性で夜勤のバイトがしたい人にもおすすめです。
主にホールとキッチンの2つに分かれており、仕事はハードですが、同年代の仲間と楽しく働けるでしょう。
居酒屋のバイトはまかないが付いてくることが多いため、食費の心配をする必要もありません。
ただし、深夜になるにつれて酔っ払いの数が増え、揉め事も多くなるので注意してください。
カラオケ
カラオケの夜勤バイトも大学生が多く、同年代と楽しく働けます。
マニュアルがあって年の近い先輩がフォローしてくれるので、初心者でも安心して働けます。
繁華街にあるカラオケ店だと深夜でも利用者が多く、忙しくて大変な面はあります。
しかし、みんなで助け合いながら働くことで連帯感が生まれ、協調性が養われます。
友達を作りやすい環境でもあるため、出会いが欲しい人におすすめです。
ネットカフェ
24時間営業のネットカフェ(漫画喫茶)は、静かに働きたい人に最適です。
深夜は主に受付が中心となり、食事を作ったり、掃除をしたりすることは少ないです。
静かに過ごしたいお客さんが多いため、あまりやることがありません。
一人でも余裕で回すことができるため、漫画を読んだり、勉強したりする時間があります。
ネットカフェは明るい繁華街にあることから、通勤時の危険も少ないでしょう。
コールセンター
商品やサービスに対してお客さんへの問い合わせ電話に対応する仕事です。
空調の効いた室内で椅子に座ったまま仕事をするため、女性も安心して働けます。
深夜のコールセンターはお客さんからの電話数も少なく、クレームもあまりありません。
そのため、電話が苦手な人も気楽に働けるのではないでしょうか。
警備員
ビルや商業施設で働く警備員は、夜勤だと気軽に働くことができます。
主に施設内を巡回して問題がないか点検しますが、問題が起きることはめったにありません。
巡回が終われば暇な時間も多く、控室でくつろいだり、勉強することもできます。
年配者が多いイメージがあるかもしれませんが、若者も必要なため、大学生でも採用してくれるでしょう。
工場の軽作業
食品工場やピッキングなど、工場の軽作業は深夜の短期・単発バイトがおすすめです。
深夜でも多くの人が働いているため、孤独を感じやすい人でも安心して働けるでしょう。
仕事内容は単純作業が多いため、誰でもかんたんに働くことができます。
その分、眠たくなりやすいので、居眠りをして怒られないように注意してください。
大学生が夜勤で働くコツ
大学生が夜勤で働くためには、働き方を工夫する必要があります。
どうすれば学生生活に支障をきたさずに働けるのか、夜勤で働くコツをご紹介します。
十分な睡眠を取る
夜勤は睡眠バランスが崩れやすいため、睡眠が重要になります。
バイト中に眠くならないために十分な睡眠を取り、帰ってきたらすぐに寝るようにしてください。
バイトが休みの日でも夜ふかしは禁物です。遅くまで起きていると、明くる日のバイトに支障をきたします。
睡眠時間に気をつけて寝不足にならないように注意していれば、体調を崩すこともありません。
勤務間隔を空ける
週に何日も夜勤のバイトをしていると、体を壊します。
昼夜逆転した生活になり、学校に行くことができなくなるでしょう。
「月・木・土だけ働く」「夜勤は週1回だけにする」など、できるだけ連勤で働かないようにしましょう。
十分に勤務間隔を空けることで、疲れを残さずに働くことができます。
シフト自由を選ぶ
夜勤のバイトをする時は、できるだけ「シフト自由」とアピールされているバイトを選びましょう。
固定シフトのバイトだといつも同じ曜日に出勤しなければならないため、学校の用事があった時に困ります。
シフト自由であればみんなと相談しながらシフトを調節することができるため、学校とバイトの両立がしやすくなります。
期限を決めておく
夜勤のバイトをする前に、「大学3年生までする」「夏休みの間だけする」など、期限を決めてください。
長期間夜勤のバイトをすることで、夜型生活が身についてしまいます。
就職して昼間の仕事をすることになっても、眠くなったり体調を崩しやすくなるかもしれません。
夜型から昼型に戻すのには時間がかかります。後々困らないためにも、期限を決めて働くようにしましょう。
食べすぎない
夜勤のバイトをする時は、食事にも気をつける必要があります。
食べたい時に好きなだけ食べていると、バイト中に眠くなり、十分なパフォーマンスが発揮できなくなります。
バイトから帰ってきてお腹が減っているからといって、ガッツリ朝食を食べてから寝ると、あっという間に太ってしまいます。
普段から食べる量には気をつけ、食べすぎないように注意してください。
自宅の近くで働く
大学生が夜勤のバイトをするときは、自宅から近いバイト先を選んでください。
自宅から近ければぎりぎりまで家にいることができるし、通勤に時間がかかりません。
朝早く帰ってきても、シャワーを浴びたり、仮眠をとる余裕もできます。
夜道に移動するリスクも減るため、女性でも働きやすくなるでしょう。
家族に協力してもらう
大学生が夜勤バイトするには、家族の協力が不可欠です。
なぜ夜勤のバイトをするのか説明し、助けてくれるようにお願いしてください。
どこ(場所)で、何(仕事内容)を、いつ(何時から何時まで)するのか説明するとわかりやすいです。
学業の妨げにならないことを約束すれば、きっと協力してくれるでしょう。
生活リズムを整えてバイトしよう
大学生が夜勤バイトをするのであれば、生活リズムを整えるようにしてください。
生活リズムが乱れると、学業とバイトを両立することができなくなるからです。
一定のスケジュールを作り、授業と仕事の予定を習慣化させることで、生活が安定します。
たとえば、夜勤は週2回程度に抑え、休みながら働いてください。
なるべく連勤は避け、土日どちらかを休息日にすれば生活リズムは崩れません。
勉強・仕事・遊びの時間を上手く調整すれば、学生生活を謳歌することができるでしょう。
まとめ
夜勤のバイトはきついと言われがちですが、メリットもたくさんあります。
デメリットばかりに目を向けるのではなく、メリットと比較した上でバイト探しをするようにしてください。
やっぱり時給が高いのは魅力だよね
時給が高いことの他に、人数が少ないので受かりやすく、のびのび働けるのが特徴です。
夜勤にバイトをすることで昼間は時間ができるため、勉強やサークル活動をすることもできるでしょう。
一方、昼夜逆転しやすいため、体調を崩したり、学業に影響が出るおそれもあります。
夜勤のバイトをする時は十分な睡眠を取り、働きすぎないようにシフト調節するようにしてください。
大学生の内に夜勤を体験しておくことで、視野が広がります。
新しい自分を発見するためにも、興味がある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。