ぼくのわたしのバイト体験談    

弁当工場の盛り付けライン作業員をしたバイト体験談

3,042閲覧数
0評価数
ライン作業のバイトイメージ

仕事内容

コンビニで販売するお弁当の盛り付けライン作業です。

加熱調理や米飯調理など、いくつかのラインがありましたが、私は冷菜・チルド商品の部署に配属されました。

容器をラインに乗せる、漬物やパスタを定量盛り付ける、サラダの具材を乗せるなど、完成図に沿ってひたすら担当食材を盛り付けていきます。

盛り付け以外ではパスタソースを丸い形に整えたり、盛り付けラインの最後尾でパック詰めされた弁当をパッドに詰めたり、包装や盛り付けに不備があるものをラインに返したりする作業もありました。

応募のきっかけ

緊急入院を1日してしまい、思わぬ出費があって経済的に苦しかった時期なのですが、日給で現金を受け取れるこの仕事を運よく見つけたので応募しました。

5日間だけの超短期でかつ、最終日に現金支給だったので、入院費用で飛んだ分の穴埋めに充てました。

楽しかったこと

同じ作業を黙々とこなすことが好きなので、ライン作業全般が楽しかったです。中でもパスタソースを丸い枠とヘラを使って形を整える作業はいつまででも続けられました。

動いているものの中心を捉えてきれいな円にするのはコツが必要で、目がだまされたように、自分とパスタのどちらが動いているかわからなくなる感覚が好きでした。

思い出に残っていること

名前の読み方が珍しいという理由で、ベテラン主婦の作業員さん方によくしていただいたことが大変嬉しい出来事でした。

工場勤務は女性社会、縄張り意識が強くいじめが多いと聞かされていたため、初日はびくびくしていました。

しかし、朝一で配置されたラインの方々が事前情報とは裏腹にとても気さくで、「理琉ちゃん」と呼ばれ可愛がっていただきました。

午後からは違うラインへ配置されることがあり、優しいとは言えないような方も多かったのですが(苦笑)

翌日その話をしたところ「理琉ちゃんをいじめるんでない!ってオバチャンがガッツリ言っとくから気にしなさんな」と元気付けてくれて、精神的に救われました。

最終日には「理琉ちゃん今日で最後なの?寂しいねえ」と言っていただき、最後まで勤めることができました。

バイトを体験して

工場は女性社会で上下関係が強固に構築されていると感じた反面、向き不向きはあるものの現場に順応できれば年単位で続けられるかも知れないと思います。

正直、ベテラン主婦さんは容赦なく罵声を浴びせてきますし、一見すると誰でもできそうな仕事=テキパキと迅速に処理する能力が求められるので、慣れない内は精神的にきついかも知れません。

周りからの声を聞き流すスキルを付けて、作業内容をある程度覚えてしまえば、逆に可愛がってくれることもありますので、働きやすい環境を作るために必要な条件や要素ははっきりしていると思います。

編集者のコメント:

工場のライン作業は単純であるため、人によっては辛いと感じることもあるそうですが、体験者さんは同じ作業を黙々とこなすのが性に合っていたようです。また、対人関係に難がある職場だったようですが、積極的にコミュニケーションをとることで難を逃れていたようです。このスキルは社会人になってからも役立ちそうですね。

この体験談が参考になった方はクリック!

体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

運営方針運営者情報

関連する体験談