仕事内容
4本ほどある製造ラインでそれぞれの担当場所で待機します。私は夏場に製造量が急増する、冷やし中華の製造ラインに入りました。
担当場所には大量の具材が置かれており、ベルトコンベアで流れてくる容器の決められた場所に、決められた量の具材を乗せていきます。
1つの商品が終わると、大急ぎで違う具材に入れ替え、見本を見て場所と量を確認し、再び延々と具材を乗せていきます。
具材がなくなりそうになると近くにいる社員に頼むか、自分で急いで補充をします。数百人分の量なので、非常に重いです。
応募のきっかけ
夏休みの1ヶ月間みっちり働けて、なおかつ夏の猛暑に晒されない屋内での仕事であり、具材をただ乗せるだけという簡単そうな仕事内容だったので、応募しました。
勤務時間が夜勤のため、時給が3割ほど高く設定されており、食堂も無料で利用できるのも大きかったです。
楽しかったこと
コツを掴んでしまえば後は単純作業の繰り返しなので、前後の人とお喋りをしていても特に問題なかったです。
また、数千食分の大量のゆで卵、コーン、油揚げなどは日常生活では決して見ることがないので、面白いです。
私は主に冷やし中華の製造ラインに入っていましたが、作りすぎた冷やし中華を休憩時間に貰えたことが数回ありました。
さっきまで自分たちが盛り付けていた冷やし中華をすぐ食べるという体験も貴重でしたね。
思い出に残っていること
製造現場は総勢100人以上の人が仕事をしていたのですが、半分近くは私と同じ短期派遣でした。その他は外国人実習生で、工場に直接雇用されている日本人従業員は少数でした。
その数少ない日本人従業員に話を聞くと「日本人は入ってきてもすぐ辞めちゃうんだよねえ」と言っていました。
たしかに作業自体は簡単ですが、その分忍耐力を必要としますし、夏場の冷やし中華などは5時間以上もぶっ続け、立ちっぱなしで製造するので足や腰も痛めてしまいます。
私は1ヶ月の短期なので何とか乗り切れましたが、何年も続けるとなると大変な仕事だなと感じました。
外国人実習生は主にベトナム人が多く、日本語も割と理解出来ていて驚きました。基本的に親切で真面目な人達が多く「彼らがいないと工場が回らない」と社員が話していました。
バイトを体験して
特に技術は身につきませんが、深夜割増ありで、対人関係のストレスなく稼ぐには良いバイトかなと思いました。
私が働いた夏場は最も製造量が多い時期らしく、特に冷やし中華は1万食以上になります。立ちっぱなしで足も痛いし根気のいる仕事でした。
編集者のコメント:
食品工場のラインだと単純作業の繰り返しで大変なイメージもありますが、体力的な辛さはあれど、環境はそうでもなかったようですね。たびたびニュースで外国人労働者の話題が出ますが、彼らがいないと日本の食品工場が回らないというお話も、現場ならではの感想ですね。