仕事内容
家電メーカーの製造工場で製造ラインに入って組み立て作業をしました。基本的には調理家電を中心とした家電製品を製造する工場になります。
他にも出荷前の倉庫で梱包を行ったり、出荷時の商品を移動させる作業もありました。
場合によってはラインから倉庫へ移動したり、倉庫から部品をラインに移動する仕事など、持ち場を変えながら作業をしていました。
朝9時から夕方17時までのバイトになり、正社員や契約社員、アルバイトなど多種多様な働き方の人々が集まっていました。
応募のきっかけ
自宅から近かったことが一番の理由ですが、前から興味がある会社で、どのような人たちが働いているのか気になったこともあり、応募しました。
これまで工場でのバイトをしたことがなかったので、製造業がどのような仕事なのか体験したかったと言う思いもありました。
学んだこと
製造業がどれだけ品質にこだわって事業を営んでいるのかを学ぶことができました。
正社員から派遣社員、アルバイトに至るまで一つ一つの作業にルールがあり、トラブルがあると直ちにラインを止めて、徹底的に調べます。
歩留まりが悪ければ夕方には全員で集まってどこに原因があるのかを調べたり、確認することもありました。
今後も自動化が進んで行ったとしても、このような人間の知恵がなければ製造業のレベルは上がらないことを身をもって学ぶことができました。
思い出に残っていること
工場の教育方針に関することが一番印象に残っています。
企業としての経営理念等はインターネットや新聞記事で聞いた事はありました。しかし、ただの理念ではなく製造現場においてもその考え方が浸透していました。
人材を大切にし、商品を自分たちの子供のように大事に扱うといった考え方です。
正社員やアルバイトなど雇用形態に限らず、すべての従業員に対して商品にまつわる考え方を浸透させるように教育していました。
私自身も仕事に臨む前に、商品に対して熱い思いを持ちながら取り組むようになりました。
たとえ単純作業であっても、商品に関わっている以上は大切にしてほしいと強く念押しされたことを今でも覚えています。
運搬の仕事においてもどれだけ衝撃が少なく、最短で倉庫まで運搬できるかを全員で検討するほどの力の入れようでした。
そんな人も商品も大切にする会社の考え方・教育方針が思い出に残りました。
バイトを体験して
就職活動の時にこの会社の面接を受けて、内定をいただくことができました。
会社に対して・モノづくりに対してどれだけの思いを持って作業を行ったかを熱く語り、企業の姿勢に感銘を受けたかを語ることで、内定をもらえたのだと思います。
このバイト体験は他のバイトに比べて一生思い出に残る経験になりました。
編集者のコメント:
バイト経験が高じて就活に繋がったという体験者さん。バイトをした企業の考え方に感銘を受けて、正社員としての面接を受け、見事採用されたというのはドラマチックですよね。それだけ仕事をしていて共感できる部分があったのでしょう。良いバイト・会社に恵まれてよかったですね。