仕事内容
地元にあるファーストフード店のモスバーガーでバイトをしました。
はじめたばかりの頃は、レジにおける注文の取り方・ドリンクの作り方など、いわゆる「前」の仕事をやっていました。
それに慣れてくると、今度はフライドポテトのドロップ(ポテトを加熱し始めること。計量してポテトを油に入れ、タイマーをセットする)を習います。
それ以後は徐々にハンバーガーの製造業務、いわゆる「後ろ」の仕事を習得していきます。
前の業務も後ろの業務も覚えると、時間帯責任者となり、お店全体を回す役割をしていました。
応募のきっかけ
ひとえに学費・生活費を稼ぐためです。お店が家から徒歩圏内にあり、大学からも通うことができ、学業への影響も少ないと考えました。
友人がすでに働いており、どのような雰囲気か事前に知ることができたのも、選んだ理由としては大きいです。
楽しかったこと
常に忙しいお店ではなかったので、一緒に働いている同年代のバイト仲間と接するのが一番楽しかったです。
高校生や違う大学の学生など、バイトをしなかったら接する機会もなかったであろう人たちとの出会いがありました。
彼ら・彼女らのバックグラウンドを聞くことができるのは、バイトの醍醐味の一つと思います。
また、時間帯の責任者となってからは、社員と交代する形で勤務していたので、社員の目がなく自由にすることができました。お店を回している充実感もありましたね。
思い出に残っていること
勤務中の思い出としては、時間別売上でいくら回せたのか、というのをゲーム感覚で同僚と競っていたことです。
客単価の低いファーストフード店なので忙しくても大した額ではないのですが、ある一定金額を超えるとそれを自慢するように語っていました。
勤務外の思い出としては、飲み会を頻繁に行っていました。
イベント終了時(クリスマスやお正月など)は社員がごちそうしてくれることもあり、バイトを続けるモチベーションにも繋がっていたと思います。
また、卒業のタイミングで退職する人がいると、閉店後の店内でミニ送別会を行っていました。
調理器具の使用許可が下りれば、鉄板で焼きそばを作るなど、非日常を味わえる良い催し物だったと思います。
バイトを体験して
仕事としては覚えることが多く、時給の割に合わないと感じていましたし、何度も辞めたいと思っていました。それでも仲間に恵まれたため続けることができました。
バイトでは何のスキルも身につかないと思われがちですが、お客さまと接していると素晴らしい方や反面教師となる方をいろいろ見ることができるので、人間的成長が得られます。
また、ファーストフード店の仕事はマルチタスクかつ、常に最短・効率化を求められます。この仕事の進め方は、まったく異なる業種に就職した今でも大いに役立っています。
編集者のコメント:
ゲーム感覚で同僚と売上を競っていた話は面白いですね。ビジネス用語で「ゲーミフィケーション」と言うのですが、店員同士が頑張って競い合うことで、お店にもお客さんにも良い相乗効果を生みます。その頑張りのお陰で責任者を任されるようになったのだと思います。