大学生になるとバイトをする人が増えますが、バイトをする気が起きないということはないでしょうか。
まだバイトしたくない
頭ではバイトしなければいけないと思うものの、なんとなく先延ばしにしてしまう気持ちわかります。
とはいえ、このままバイトしなくても大丈夫なのか?将来困らないか?と不安になりますよね。
実は、バイトしたくない・働きたくないという気持ちは、誰もが抱く感情です。
今バイトしている人も最初は同じように思っており、決しておかしいわけではありません。
そこで今回は「バイトしたくない人の深層心理と一歩踏み出すコツ」をご紹介します。
バイトしたいけどできないという人は、心の根源を探ってみてください。
バイトしたくない気持ちは誰にもある
「バイトしたくない・働きたくない」と感じる気持ちは、誰もが抱く感情です。
学生に限らず、社会人でも感じることはあるし、何歳になっても働きたくないと思う人もいます。
バイトしたくなければしなければ良いだけですが、それで済まないのが現実です。
親からもらえるお小遣いには限りがあるし、一人暮らしをしていたら生活費もかかります。
大学生になれば交友関係が広がるため、サークル活動や付き合いに使えるお金も必要になるでしょう。
自分だけお金がないから行けない・遊べないでは、友達を作ることはできません。
学生でなくても生きていくためにはお金が必要だし、無職だと周りの目が気になります。
そのため、バイトしたくなくてもやっている人がほとんどであり、バイトしたくないと思うことはおかしいわけではありません。
バイトしたくない人の深層心理
バイトをするとお金がもらえるし、スキルが身についたり、友達ができることもあります。
暇つぶしにもなるし、就活でもアピールすることができるでしょう。
バイトをするメリットはさまざまありますが、なかなか行動に移すことはできませんよね。
なぜ人はバイトしたくないと感じてしまうのでしょうか?
バイトしたくない人が心の中に抱く、深層心理をご紹介します。
仕事をするのが苦痛
バイトには楽しい仕事ばかりではなく、辛い仕事もあります。
重いものを持ったり、きつい作業をしなければいけないときもあります。
接客業ならお客さんと関わらなければいけませんが、人見知りだとコミュニケーションの取り方に苦労します。
苦痛なことを長時間続けるのは難しいため、バイトをする気が起きないのです。
行くのが面倒くさい
バイトに行くときは身だしなみを整えて、働きやすい服装をする必要があります。
女性ならメイクをしたり髪型を整えたりする場合もあるため、行くまでが大変です。
バイト先が遠いと通勤時間が長くなるし、電車やバスに乗って通勤するのは疲れます。
自転車や徒歩だと天候に左右されるため、雨の日や風が強い日は行くのが面倒くさくなるでしょう。
失敗したくない
はじめてのことは上手くできなくて当然ですが、失敗を恐れるあまり、行動できない場合もあります。
失敗すると他人に怒られたり、恥をかくこともあります。
ただ怒られるだけではなく、周りに迷惑をかけてしまったという状況から、自己嫌悪に陥り、自信がなくなってしまいます。
過去に失敗した経験がある人ほど失敗を恐れるようになり、失敗を避けるためにバイトをしたくなくなります。
時間がもったいない
バイトは自分の時間をお金に変える行為であるため、バイトをすると自由時間がなくなります。
1日に7時間も8時間も働いていると、プライベートの時間は短くなるし、疲れが溜まります。
学生なら勉強する時間が短くなるため、学校の成績に響くかもしれません。
バイトしている時間がもったいなく感じてしまうと、バイトをする意欲が湧いてこなくなります。
人と関わるのが苦手
バイトをすると多くの人と関わる機会があります。
店長やバイト仲間はもちろん、お客さんや出入り業者と接することもあります。
中には相性が悪い人もいるし、陰口を言ったりいじわるな人も存在します。
過去にいじめやハラスメント被害にあったことがある人ほど、人間関係に不安を感じ、バイトができなくなります。
他にやりたいことがある
バイト以外にやりたいことがある人は「バイトしたくない」と思います。
高校生なら部活があるし、大学生ならサークル活動をすることもあります。
趣味がある人は趣味に没頭したくなるので、働くことに興味が持てません。
バイトをしなければいけないとは思うものの、興味が別の対象にあることで、行動に移さなくなるのです。
何のためにするかわからない
お金を稼ぐことに興味がなく、何のためにバイトをするかわからないという人もいます。
親が金持ちであったり、実家暮らしだとお金に困ることは少ないため、労働意欲が湧きません。
「しんどい思いをしてまで働く必要はない」と考えるようになり、バイトに関心が持てなくなります。
お金以外の目的が見つからないと、バイトをしたいとは思えないでしょう。
バイトしたくない大学生の心理
大学生になるとバイトをする人が増えますが、「バイトしたくない」という大学生も多いです。
バイトをすると使えるお金が増えて、趣味やサークルに打ち込めるのに、しないのは不思議ですよね。
バイトしたくない大学生の心理には、いくつかの主要な要因が影響するからです。
たとえば、バイトをすると時間がなくなるため、学業に支障をきたします。
成績が下がったり、課題に向き合う時間がなくなり、留年してしまうかもしれません。
また、バイトをすることで心理的なストレスも伴います。
店長や先輩に厳しく指導されたり、お客さんからクレームを言われる可能性もあります。
バイト先で心理的な圧力を受ければ、働くのが怖くなってしまうかもしれません。
学業やメンタルの問題に対処する自信がないため、バイトしたくないという結論になるのです。
バイトしたくないのは周りの影響もある
あなたがバイトしたくないと思うのは、周りの影響もあります。
親が仕事で大変そうにしていたり、友達からバイトの愚痴を聞かされると、バイトに対するイメージが悪くなります。
「みんな辛いと言っているから、バイトするは止めよう」となってしまい、労働意欲はなくなります。
また、バイトの情報を調べようと思っても、インターネット上にはバイトに対する不平不満が数多く投稿されています。
ネガティブな体験談を見ることで、バイトをすることが怖くなってしまうでしょう。
一度「バイトは辛いもの」という先入観を持ってしまえば、それを払拭するのは並大抵のことではありません。
バイトだけでなく、働くことそのものが嫌になってしまいます。
バイトをするために一歩踏み出すコツ
バイトしたくなくても、お金がなくなってくると働かざるを得なくなります。
いつまでも親を頼るわけにはいかないし、貯金を取り崩しながら生活するのも無理があります。
バイトがしたくないという気持ちを払拭し、一歩踏み出すためにはどうすれば良いのでしょうか?
バイトをするための考え方・コツをご紹介します。
何も考えずに行動する
やる気が出たからやるのではなく、やっているうちにやる気が出るということが脳科学の研究でも明らかになっています。
悲しくても笑っていれば楽しくなってくるのと同様に、バイトもやり始めることによって気分が乗ってきます。
そのため、何も考えずに気になったバイト先に応募して、実際に始めて見るのも有効です。
やっているうちに労働意欲が高まり、自然と働けるようになるでしょう。
求人サイトに登録する
いきなりバイトに応募するのは難しいという人は、求人サイトに登録することから始めてください。
indeedやタウンワークなどの有名な求人サイトで会員登録をし、求人情報を調べてみましょう。
いくつか興味がある求人を見ていくことで、やる気がでて応募できるようになります。
たとえ応募しなかったとしても、お気に入りの求人を登録しておけば、次回へのきっかけになります。
新着求人メールを受信し、定期的に確認するのもおすすめです。
友達にバイトの話を聞く
バイトをしている友達に、バイトの話を聞いてみましょう。
どんな仕事をしているのか?楽しいことは何か?いくら稼げるのか?などを聞くことで、バイトする際の参考になります。
友達に話を聞く際は、できるだけポジティブな性格の人に相談してください。
ネガティブな人だとバイトの愚痴を聞かされ、かえって逆効果になります。
もし、周りにバイトしている人がいないのであれば、当サイトのようなバイト体験談を見て参考にしましょう。
お仕事漫画を読む
バイトに対して興味が持てないときは、お仕事漫画を読むようにしてください。
漫画で取り扱っている業界についての知識が得られるようになり、労働意欲が湧いてきます。
初めは失敗ばかりだった主人公の成長する姿を見ることで、自分も頑張ろうという気になるでしょう。
漫画は作品として楽しめるのはもちろん、バイトするためのきっかけ作りにもなります。
お仕事漫画を読んでテンションが上がれば、前向きな気持で働けるようになるでしょう。
ご褒美を用意する
バイトしたくないと思うのは、仕事の苦痛を想像するからです。
ネガティブなことばかり考えていると、モチベーションは高まらず、バイトをする気も起きません。
そこで、バイトをする自分に対してご褒美を与えるようにしてください。
たとえば、「バイトに行った後はコンビニで好きなものを買っても良い」というルールを設定しましょう。
飲み物やデザートを買うと空腹が満たされるだけでなく、ストレス発散にもなります。
毎日ご褒美を用意しておけばそれを楽しみに頑張れるようになるため、仕事の苦痛も和らぐでしょう。
貯金を全部使う
お金に余裕があると安心してしまうため、バイトする気が起きなくなります。
そこで強硬策として、今ある貯金を全部使って金欠状態にしてください。
一人暮らしだとお金がなくなれば生きていけなくなるため、働かざるを得なくなります。
とはいえ、ギャンブルや遊びで貯金を使い果たす必要はありません。無理に貯金を使っても後悔するだけです。
定期保険に加入したり、運転免許証を取る資金にするなど、有意義なことにお金を使いましょう。
プラベートを充実させる
バイトしたくないと思う人は、まずプライベートを充実させるようにしてください。
プライベートが充実してくると、お金が必要になることに気づきます。
旅行が趣味ならお金がないと出かけることはできないし、習い事を始めると月謝代が必要です。
せっかく恋人ができても、お金がないとオシャレができないし、行ける店も限られてしまうでしょう。
プライベートが充実すればするほどお金が必要になるため、バイトをしてお金を稼ぐ理由になります。
バイトしたくない人に向いてる仕事
誰でも向いてる仕事・向いてない仕事があります。
バイトしたくないと思っている人向けの仕事もあるため、そういう仕事を選べば苦労せずに続けられるのではないでしょうか。
そこで、バイトしたくないと思っている人向けの仕事をご紹介します。
人と関わらない仕事
工場の軽作業や清掃員、新聞配達やポスティングなどの仕事は、人と関わることが少ないです。
人間関係を気にする必要がないため、目の前の仕事に集中することができます。
話すのが苦手で口下手な人でも、無理にコミュニケーションを取らなくても良いため、ストレスの原因になりません。
誰とも会わないわけではありませんが、限られた相手のみの関わりであることから、マイペースに働けるようになるでしょう。
体力を使わない仕事
少し身体を動かしただけでも疲れるという人は、体力を使わないバイトをしてください。
たとえば、データ入力や受付の仕事は座ってできるため、体力の消耗は少ないです。
クリーニング受付やセルフのガソリンスタンドも、お客さんが殺到することは少ないため、疲れることはありません。
また、清掃員やティッシュ配りなど、短時間労働だと疲労は溜まりにくいです。
体力を使わないバイトをすることで、体力に自信がない人でも働けるようになるでしょう。
マイペースで働ける仕事
バイトを続けられるか不安だという人は、マイペースで働くことができる、単発・短期のバイトがおすすめです。
たとえば、試験監督やイベントスタッフなら、その日限りで終わることが多いため、次の日のことを考えなくても済みます。
また、短期バイトなら1週間~1ヶ月と期間は短いため、人間関係が嫌になっても辞めやすいです。
単発・短期のバイトなら自分の都合に合わせて働く日を決められるため、やる気が出たときだけバイトができます。
それ以外は好きなことをしても良いため、バイトに時間を取られることなく楽しめるでしょう。
友達と同じバイト
バイトをするのが心細いのであれば、友達と同じバイト先で働いてください。
友達と同じバイト先なら心強いし、何かあったときに助けてもらえます。
すでに友達が働いているなら、紹介してもらうことで受かりやすくなるでしょう。
たとえ仕事がつまらなくても、友達が一緒ならやる気も出てくるため、長続きしやすいです。
在宅でできるバイト
バイト以外にもやることがあるというのであれば、在宅でできるバイトがおすすめです。
コールセンター(テレフォンオペレーター)やデータ入力、Web関連の仕事は家に居てもできるため、出勤する必要がありません。
仕事の期限さえ守ればうるさく言われることもないため、マイペースに仕事をすることができるでしょう。
学校が終わった後や家事の合間にできるため、隙間時間を有効活用することができます。
人間関係の煩わしさもないため、コミュニケーションが苦手な人にも最適です。
バイトが嫌なら就職するのもあり
バイトという雇用形態に不満を感じるのであれば、思い切って就職するのもありです。
バイトは非正規雇用であるため、どうしても立場的には弱くなりますが、就職して正社員になれば安定します。
バイトよりも給料や待遇は良くなるし、努力次第で出世することができます。
学生ならバイトをしてもおかしく思われませんが、フリーターだと風当たりが強くなります。
特に20代後半になると「バイトをしろ」ではなく、「就職しろ」と言われるようになり、焦りが出てくるのではないでしょうか。
いきなり就職するのは不安だという人は、正社員登用制度がある会社で働くのがおすすめです。
最初はバイトで慣れてきたら就職できるため、将来の安定に繋がるでしょう。
まとめ
バイトしたくないという気持ちは、誰もが抱く感情です。
バイトに興味があるけどできないというのであれば、なぜバイトしたくないのかを考え、自分の心の声に耳を傾けるようにしてください。
よく考えてから行動しよう
人と関わるのが苦手だったり、失敗して怒られたくないという人は、バイトするのが怖くなります。
時間がもったいなく感じたり、他にやることがある人も、バイトをする意味が見いだせなくなるでしょう。
お金に余裕があればバイトをしなくても構いませんが、余裕がないのにバイトをしないのは死活問題になりかねません。
たとえバイトしたくなくても、何も考えずに行動していれば、労働意欲が湧いてくることもあります。
思い切って一歩踏み出すことができれば、前向きな気持でバイトをすることができるでしょう。